2010年8月18日水曜日

スリー・ベルズ~聖夜に起こった3つの不思議な事件~ を観終えました

後藤ひろひと作の演劇 初観劇。ほとんどストレートプレイは観たことないんだ。
だから、ほとんど初めての演劇がこんなに面白いものを見せられたらはまってしまうだろうな。

いやー、面白かった。
演劇は殆ど観たことないなかで、
コンテンツは今読んでいる漫画やアニメは、
どちらかというとキャラクターのカッコよさや可愛さありきで勝負をしている作品ばかり
をみていたのでストーリーで笑わせて泣かせる演出、脚本に感激。




ネタバレチックなことを書くと、お客さんを巻き込んでいき、笑わせて最後に泣かせる。
すすり泣きと笑い声が一緒くたにある演劇でした。

タイムテーブルをみていたら、120分の時間で、18時半からスタートで、きちんと20分で登場人物の紹介をして
そして、展開して、話が進み、8時ごろ、残り30分で一番悲しい状態になり、
最後のシーンで笑わせて、泣かせて、感動させて終わらす。

殆ど初めて演劇をみたけれど、すごく時間通りに創られているんだなという感動。
こういった話の進め方の構造がしっかりとあることにこの演劇の歴史の長さを感じました。

また、小学生の子供の演技が素晴らしくて、それに本当に感激でした。

三者の物語がバラバラに進んでいきながら、ドンドンと3人の世界が近づいてきてくれて
最後のシーンで一緒になる。物語のなかに入り込んで一緒に進んでいけました

最初はムカつくキャラクターがのちに愛すべきキャラクターに変わっていくのね。
あめ女の同僚とか、ストリートミュージシャンとか。

最初の20分は飽きるかなあと思ったけれど、ラスト近辺は泣くのを我慢するので精一杯です。
時たま入る細かい笑いが面白くて、良かったです。

あとは、舞台俳優さんのカッコよさはハンパない。
舞台といえばバレエかミュージカルしか観たことなかったが、舞台も面白いんだな。


    2010年8月10日火曜日

    落ちこぼれ

    落ちこぼれ

    誕生日にプレゼントしてもらった詩集。
    詩集をプレゼントするっていうのは、なかなか嬉しいものだ。
    相手のことを理解していないとダメだし、それプラス その詩集の内容も知っていなくてはならない。

    戦争の詩 韓国の詩 

    もっと強く

    もっと強く願ってもいいのだ
    わたしたちは明石の鯛がたべたいと

    もっと強く願ってもいいのだ
    わたしたちは幾種類ものジャムが
    いつも食卓にあるようにと

    もっと強く願っていいのだ
    わたしたちは朝日の射すあかるい台所が
    ほしいと

    すりきれた靴はあっさりとすて
    キュッと鳴る新しい靴の感触を
    もっとしばしば味わいたいと

    秋 旅に出たひとがあれば
    ウィンクで送ってやればいいのだ

    なぜだろう
    萎縮することが生活なのだと
    おもいこんでしまった村と町
    家々のひさしは上目づかいのまぶた

    おーい 小さな時計屋さん
    猫背をのばし あなたは叫んでいいのだ
    今年もついに土用の鰻と会わなかったと

    おーい小さな釣道具さん
    あなたは叫んでいいのだ
    俺はまだ伊勢の海もみていないと

    女がほしければ奪うのもいいのだ
    男がほしければ奪うのもいいのだ

    ああ わたしたちが
    もっともっと貪婪にならないかぎり
    なにごとも始まりはしないのだ

    汲む Y.Yに

    感受性を鍛える必要はなかったのだなあ、
    頼りない生牡蠣のような感受性

    生牡蠣の表現がびびっと来た、あのドロドロ具合にヨワヨワしさ
    感受性を表現するのにこれほどぴったりなものはあるのだろうか


    すべてのいい仕事の核には
    震える弱いアンテナが隠されている きっと・・・


    自分の感受性くらい
    自分で守れ
    ばかものよ

    人生の意味を 読了

    50代くらいの方から薦められた本
    人生の意味 キャロル・アドリエンヌ
    スピリチュアルな本だ。
    書いてあることは、内面の直感を信じなさい。
    「すべてのことは実現可能である」がこの本の根本思想になる
    それに従った内容が書き出されていく。

    理論としては、稚拙なのかもしれない。でもこれくらいの単純明快さは人の心を奮い立たせてくれる
    そして、大事なひとから薦められたので、読まなくちゃならないという義務感もあった。
    自己啓発に近いので、読んでいて前に進もう、行動を起こそうとする燃料になる。

    自分に嘘をついて偽る必要なんてないんです
    だれにも生きたい生き方があって、それを踏み出すか踏み出さないかの違いなんです
    そして、シンクロシニティ 自分のまわりに起こることにはすべて意味がある
    自分がなにをしたいのか、なにをすべきなのか、そこに浮かび上がってくる事自体が正しいことで
    あり、それを追求することが、人生を生きることになるのだ と言う。
    直感をしんじろとずっと説いているのだ。
    物事の決断の仕方
    「この決断をしたら、胸が弾むようなきもちになる、それとも胸が締め付けられるような気持ちになる」

    このときもいまも自分は生きる目的に迷っていたなと思った。この本が説いているのは、好きなことをやっていればおのずと道は開いてくるということだ。
    自己批判する癖をやめなさい。
    心のなかの障害を取り除いていきなさい。
    批判的な考え方から目を逸らしなさい
    未来でも過去でもなく、現在に意識を集中しなさい
    本当の自分を発揮しなさい
    のようなことが書かれている。

    この人生の意味という本は、神から与えられた世界に自分の魂が選択して、この世の中のこの場所に降りてきた。そして生きるという選択を自ら魂が選んだ。それは、なにかをすべきことが魂のなかにあったのだ。それは自分自身が一番知っている。それを世間や考え方の間違いで阻害して見つけられなくなってしまっている場合がある。それをきちんと見付け出してあげよう。答えはすべて自分の心、本心、魂、思いが知っている。それを見つめること、表にだしてあげること。それこそが与えられた使命であり、やらなくてはならない事だったりするのだ。

    2010年8月8日日曜日

    トップアスリートの勝つコトバを読み終えた

    根本真吾さん の 本 トップアスリートの勝つコトバ を読み終えた
    スポーツ界には名言が転がっている。
    名言集でも、マイケル・ジョーダンやイチローだけでなく、アメリカの高校生のリザーブ選手のコトバなど
    いろんなところから、いろんなレベルのひとのコトバを集めてくれている。

    そして、それをまとめた根本さんも、MIZUNOのグローブを抱えて、アメリカ中を旅をして売り込みを
    していった経験を語ってくれる。
    自分にとっては、そこがとても魅力的だったのだ。

    個人的経験を書くということがどれほど付加価値をつけるか、その為の経験をどれだけ積めるか、
    その為にどれだけ動けるか、それがこの本で一番学んだことだった。

    2010年8月7日土曜日

    すぐやるひとの豊田さんの本を読み終えた

    とにかくすぐやる人の仕事の習慣

    著者の豊田圭一さんにはお会いしたことはないのだが、感動したところや、感想を
    メールでお送りしたらすぐに2時間あまりで返信が返ってきた。
    それは感動的でした。
    前作よりはラテン系のノリは下がったように思い、うまく行かなかった時代の話なども書かれていて
    共感もてました。スーパーな人でも、若い頃やミスをどうしたかということはとても参考になります。

    ビジネス書はひとつ実行することが大事と言われています。この本のなかで書かれていた読んだ本の
    要約をまとめることを進めていました。
    それを読んで、自分はこうやって要約をつくるようになりました。
    これがドンドンと他人に読ませる文章にして行くことがこれからの目標です。

    これは図書館で借りたのですが、予約多数、できるだけ早く返却希望の紙が挟んであり、
    そんな紙ははじめてみたので、それはけっこう驚きでした。人気があるんだ。すこしばかり嬉しくなります。

    浦和レッズ黄金期の本

    ビッグクラブ 浦和レッズモデルができるまで

    島崎英純氏の2001年から2006年までのレッズの歴史
    レッズはこの本のあと崩壊していったのです。
    栄華の絶頂期にチームの要、犬飼社長や森GMが喧嘩をして
    どんどんと崩壊していきました。
    それまで長期的プランがなかったクラブがきちんと目標を立てて
    それにむけた準備をしていった時代でした。
    この本を読むとすべてが懐かしくなります。
    トォットがいたのはこんなに昔だったのか。永井も息の長いプレイヤーになったな。
    田中、長谷部、鈴木啓太が若手から中心になっていく時代。

    いまのレッズ2010年は土台作りということで全然勝てず、中位に沈んでいるのですが
    それでも、この時代をみるとどれだけ土台を作ることが大事だったか
    2004年セカンドステージのショートカウンター時代が最高に強かったことを思い出しました。

    エメルソンがレッズを離れて5年も経っているのかhttp://netafull.net/urawa-reds/035298.html
    いまはエメルソン ワシントンの コンビでフルミネンセでやっているのか
    願わくば、レッズで見たかった。

    内モンゴル自治区の乗馬の旅

     

    先週、内モンゴル自治区から帰国しました。 
    最高に素晴らしい旅でした。 

    ギャロップの一歩手前くらいかなあ 
    時速100キロでる馬を60キロまで抑えてギャロップ 

    ここまで来るのに三回落馬です 
    一回目は馬乗り始めて2日目 

    自動車の通る土道で上り坂を馬がはやく走りすぎてコントロールできなくなり落馬。 
    右腰を打ち身 
    2回目は3日目 砂地があるところでギャロップ。全速力で走らせる命令を馬に出して 
    牛の群れのなかを駆け抜けたところ、牛を避けきれず、正面衝突。 
    頭から放り投げ出されて一回転したせいで、受身をきちんとれたので、左肘の打ち身 
    ですみました。が、自信をめっちゃ失いました 

    三回目は3日目の昼食後、馬を使って、稜線の砂丘というか山を登っては下ってはをしている最中に 
    馬がコントロールできず(自分が高いところにびびっちゃった)右腰から落馬 

    激痛が走りました。腰とともに精神的に。馬は気品たかいけれど、ナメられてしまった。 
    もうコントロール効かないくらいに関係が悪化 

    4日間で三回落馬したひとは初めてだったらしいです。今回もう一人も3回の落馬経験 

    で、4日目も言う事聞かなくて現地スタッフの牧民の少年ナンディにヘルプしてもらって。 
    それで、最後は馬のチェンジをしてと言われた。 
    乗り心地が馬によって違うもんだと感じました。感性が合わない。乗りこなせない。逆に怖かった。 
    ので、乗換をやめさせてもらって、舐められてる馬に再度乗った。 
    そして、雷雨が発生。ギャロップで逃げなくちゃ行けなかったので、 
    走らせたが、ビビってるからコントロール出来ないことで、また落馬しかけたら 
    牧民スタッフのナンディが助けてくれた。 
    全速力で雷から逃げる。 
    前方で3回目の落馬した別の参加者がいて、彼女を落馬させたことで牧民スタッフ同士でメンチの切りあい。 
    あの激昂、13世紀、世界最強の戦闘部族モンゴル族の血の濃さを感じた 

    そして、落馬の女性は頭を軽く打ったので、リタイア。 
    凄まじく重苦しい雰囲気のなか、、 
    最後、広い草原があるから、みんなで走れる人だけ走ることになった。 
    モンゴルでは3回て意味ある数字なんですよ。 
    自分はその女性の落馬をみて絶対に落馬しない。落馬したら、もう乗るのを辞めると覚悟をした 
    その心構えが最も足りなかったものだったらしい。馬でもなく、実力でもなく、心で乗る動物だと 
    いうことを教えてくれた 

    ここで、初めて自分自身ギャロップに成功。厳密にはギャロップじゃない。全速力じゃない。まだムチを使ってないし 
    引き綱だし、  
    でも時速40キロが一番体が上下してしまい、 
    50キロを超える辺りから逆に安定してきて、60キロまではだせることができました 
    あれはやばい 
    風を切り裂いていって、人馬一体の意味を初めて理解できた。 
    左手の片手走法なのでバランスは難しいです。 

    走りさせることができてから、馬は俺のことを認めてくれたみたいで 
    お前、このくらいまでなら行ける?おー、ならこれくらいは?よーし、これくらいまでスピード上げてやろう。これが限界か。そうか。ならこのスピード維持してやるよ。と伝えてくれます。 

    相当にプライドが高い馬でした。泊まらせてもらったゲルのお父さんの馬だったので、 
    一番速くて、気性の強い、きちんと調教されている馬だったんですね。 

    100%ではないが、 
    最後はやりたい事やれてよかった。 

    心構えの問題。 
    最後はラム肉の振る舞い。 
    子羊を目の前で殺してくれて振舞ってくれました。 
    怯えてうんちを漏らし、逃げようとする子羊。それを、殺す。 
    一枚皮に綺麗に剥きました。 
    別の牧場から、羊のめーめーという鳴き声が聞こえます。 
    祈るしかなかったです。 
    可愛い子羊の皮まで剥いだ姿は生命の儚さでした。 

    仏教の地区です。自分のテントに仏教のペンダントと珠々が紛れ込んでいたので、返したところ 
    お礼のいわれようがハンパなかった。 

    砂漠の民が一神教になるのは、あの厳しさ、環境があまりにハード。 
    土の上にテントを立てて眠るのですが、それでも辛い。昼は暑く夜は寒い。 
    そして、集団をまとめなくてはならないこと。 
    馬のように集団で行動しなくてはなんにもできない。 

    モンゴルでの乗馬のメリットは、司馬遼太郎の明治時代の戦争の過酷さが理解できること 
    児玉源太郎がどのあたりを押さえれば勝てるか、地理をみてまわった理由はわかるし、 
    平原での騎馬決戦は数が決めるので、それをどううまく地形を利用するか、地形がはっきりと 
    わかるので、ここを押さえれば勝てるのか負けるのかがわかる気がする 
    秋山好治が日本軍の騎馬隊を育成したことの意味深さ 
    先人たちの戦った戦争の過酷さ。 
    自然の美しさと怖さと、なにより水の大切さ 
    そこでの瓜科の植物 とくに西瓜のありがたさ、ウマさははんぱないこと


    そんなことを感じた旅でした

    2010年7月15日木曜日

    はだか Ex-formation を読んで

    はだか Ex-formation  武蔵野美術大学の原研哉ゼミの作品集

    はだかにすると、なにか今まで見ていたものが違って見える。
    はだかにすると、本質の部分があぶり出される
    はだかにすると、なんでこんなに恥ずかしいのだろう

    はだかには、個人差、個体差がある。その部分に恥を覚えるのだ。

    服を着るほうがエロティックであったりする少女漫画
    たんなるフォークにパンツをはかせることでまるではだかのようにみえる。

    ひとによってアプローチが違う。こんなに違うとは、そして、情報informationの反対としてex-formationいかに知らないかを知らしめる

    しらないことをどれだけあらわにさせるか。そこに対するアプローチが多くのひとがチャレンジしているゼミ生の考え方にも勉強になった。切り取り方、アプローチの仕方によって伝わらないこともでてくる。

    見方をかえるというプロジェクトだから、成功するばかりではないのだ。ほとんどが失敗に終わる。そして、本当の一握りがセンセーショナルに取り上げられるまで、多くの作家が試みては失敗していくこともわかった。だからこそ美術家は食えないのだ。一握りしか。でも多くのひとが憧れ、挑戦したくなることも理解することができた。そんな本だった

    ディナモ・フットボール 宇都宮徹壱の本はすごい

    ディナモ・フットボール を読了 これでほとんどすべての宇都宮徹壱の本は読み終えた。
    良いジャーナリストだった。また本がでるまではコラムなんかを読んで楽しませてもらおう。

    この本は主に東欧諸国やロシアサッカー、旧ソ連諸国のサッカーを廻って旅をしている。
    ディナモ・モスクワによる1945年の英国遠征から始まる。
    そして、アーセナルとは名ばかりの英国代表との対決に4-3で勝利する。
    そして、46年に鉄の壁が引かれ、東欧のサッカーは壁の向こう側にはいってしまった

    ディナモの意味は内務省 つまりは国家権力という意味だ。

    ディナモという名前には冷戦崩壊で、いまとなっては負けた側の意味合いが強くなっている。
    そのディナモを探しにでかけた旅の本だ。

    フットボールとクラブの歴史を紐解き、その時代を表現し、そしていまの現状を伝える。
    これが彼の手法だ。
    DDR最強のクラブチーム、ディナモベルリンのように4部に沈んでいるクラブもある。
    クロアチアザグレブから、ディナモザグレブに戻したクラブもある。

    そして、ソ連リーグで最強で、シェフチェンコを生んだディナモ・キエフ
    戦争で負けて、同化政策でアイデンティティを失ったウクライナ
    そこに残るディナモ・キエフ 
    やはりサッカーチーム。スポーツチームというのは、人々の心のよりどころになるのか。
    とくになにもないところだと、それが強くなる。埼玉における浦和レッズのように。

    次の旅路はロシアだ。本田が所属しているリーグ。2000年前後はまだ牧歌的な感覚がある。
    その後、政府系のオイルマネーが入り込み、金満リーグになるとは想像だにしえない。
    でも、サポーターがあまり入らないというのは変わらないみたいだが。。。

    その後、グルジアへ。ディナモ・トビリシ
    ほとんどのクラブがディナモの名前を捨てて、そしてもどっていった。没落した名門クラブにとって
    その名前が栄光の残滓を感じさせるものだったのかもしれない。

    さいごに、なぜ日本人はロシアをこわがるのでしょう。
    ソ連の印象でしょうか。
    ソ連は十年も前になくなりました

    本田がCSKAに移籍するときも、なぜロシアに?と不思議がられた
    遠い国だったが、みんなの共通理解としてサッカーがあるのだと感じた。
    サッカーはひとつだ。これはよく使われるが、
    宇都宮さんの本はそれが本質的に正しいんじゃないかと信じさせてくれるのだ。

    これで宇都宮本をほとんどすべて読み終えた。とても素晴らしい読書の旅だった。

    2010年7月14日水曜日

    岩波明の狂気の偽装 精神科医の臨床報告

    狂気の偽装 を読了 狂気という隣人の続編に当たる。

    岩波先生の大立ち回り PTSDとは、本当に死の恐怖を味わったひとにしか罹ることはない。
    軽く言っているのはほとんどが嘘をついている。マスコミによって汚されて意味を取り違えられた精神科の用語だ。

    そして、フロイトのいうようにそもそも幼児期の問題が思春期にでるのか、なぜそんなにタイムラグが発生する。
    アダルトチルドレンも意味が履き違えて使われている。アルコール依存症の親をもつ子供のことをさしていたのに、機能不全に陥った家族の子供たちに使われるようになった。カウンセラーはいまの原因をいまの状況に求めないで過去に求めがちなので、ちょっとでもひっかるところがあると、それを拡大解釈してしまって、罪のない親を罪に追い込んでしまう。トラウマもそんな系統の言葉だ。ADHDもそうだ。病気の問題というのは、基本的に過去に原因があるよりも今現在に問題があるのだ。それを過去をひっくり返して考えるというのは間違っている。このスタンスはずっと変わらない。

    そして、岩波さんは自身の臨床で得た経験を書く。それは決してうまくいったものではなく、失敗したものをわざと集めて書いているかのように、失敗談が続く。患者に自殺されてしまったり、つらい目にもあっている。

    そして、農薬自殺や風邪薬自殺は、一瞬で死ねるわけではなく、体が吸収してしまったら手の施しようもなく数日死をまつのだ。それはどんなに悔いても戻らない。その時間はとても残酷だ。
    死ぬのがわかっていながら、手の施しようもなく、そして、患者は数日だけ命を取り留める。
    後悔しても取り戻せない命。

    自殺について 孤立感が関与していると引用している。社会からはじき出されてしまった。もしくは社会からでてしまった人々 空虚が心を支配していると述べている。ここにこの岩波さんの優しさを感じた。巻末の紹介文に甘えている若者論が出ているが、そちらには、現場のリアリティさがないように感じた。どうしようもないけれども、本質的に空虚な社会である日本。そこに飲み込まれたひとがいるということを精神科医が認識し、自分だけでは変えられないけれども、少しでもその穴埋めとして患者から精神科医が使われているのは仕方ないと考えている。

    最後に病気がどれだけ厳しいものなのか、急性期の統合失調症や、依存症の人々の壮絶さを書いていた。病気というものの重さをすごく考えているひとなのだ。

    そして、近年心療内科が乱立しているのは、厚生省が医療費削減のために行った政策のせいだと書かれていた。日本の入院ベッド数の3分の1が精神科でしめられていて、それを外来でまかなうことで、医療費削減をもくろんだ。
    しかし、結果は軽症うつなどの新規需要の開拓と、大学病院に医者が残らなくなってしまい、開業医ばかりふえて、大病院には医者を派遣できなくなる医療崩壊をもたらしたと。
    行政の失敗でもあったのだ。そういうことを切れ味するどくかいてくれる岩波さんの本はとても魅力的だと思う。

    枕は大事だよね 睡眠の基本かも

    枕革命 ひと晩で体が変わる 読了
    こういった本には半分怪しげな空気が漂っている。腰の痛さなんかは本当に治らないし、
    それをこれを使えば治ります。だったら保険適用して医療費削減につながるだろうと思うんだが、、、
    この本は丁寧に整形外科ができる分野はここまで、こういう症状がでたら脳外科、精神科、でも睡眠に関しては整形外科で対応していきます。というスタンス
    このスタンスはすばらしいと思う。それでhttp://www.makura.co.jp/  で枕を注文しようとしたら、1年待ち、ちょっと驚いた。そしてマスコミにたくさん取り上げられているんですね。

    この本を読んで学んだことは、睡眠は体の疲れをとる大事なもの
    そして、できる限り寝返りを打てるような枕を用意すること。寝返りが体の疲れをいちばんとる。
    レム睡眠(脳の休息)はひとと大差ない。ノンレム睡眠は大差あることがたまにある

    自分も不眠症で悩まされているから、枕を買おうと思っている。
    自分の狭い部屋で寝ているときには体の疲れは全然とれない。
    客間で布団を敷いて寝ると本当に熟睡できる。
    ストレスは変わっていないのに、寝る布団と場所がかわっただけで全然違うのだ。
    だから睡眠にはこだわりたい。
    でも、どこで選んでいいかわからないというのが悩みだ。
    この本で酷評されていた立ったままで首の曲がり具合をはかり、お好みがベストですよという接客を 寝具専門店で経験したあとだと、本当に良い寝具に出会えるのか悩んでしまう。

    枕選び絶対条件
    体格にジャストフィットすること
    横向き 上向き 両方ともに
    浮き沈みのしないフラット構造
    平で四角いまくらがベスト 
    一生ものではなく適時調整を
    体重変化やもろもろで変わる

    本当、寝具選びは一生付きまとうことだなと思います。良い医者にめぐり合うことが大事だともいえる分野ですね。 この本を読んでためしに山田先生のところに申し込みをしてみようと思いました

    数字は語る 3分で読み解く決算書入門

    数字は語る 3分で読み解く決算書入門 を読了 

    すごくわかりやすかった。わかりやすさで言えば、12歳でもわかる決算書の読み方 よりもカンタン
    あちらは最後のほうに分析手法や、減価償却などが入ってきたので、難しい面があった
    こちらのほうは実際の会社の決算書を使って説明してくれる。それも身近なココ壱や吉野家などを使って説明してくれる。
    そのぶん、イメージをわかせやすい。

    決算書をビジネスターゲットに絞るために使う営業マンて考え方は、恥ずかしながらなかった。
    有価証券報告書はすごく有益な情報ばかりがのっているではないか。目からうろこだったな

    その会社の有利子負債の平均利子率を推定する方法は豆知識だ。過去二年間の有利子負債の平均残高に当期の支払利息で割るとでてくる。だいたいの信用力をみることができる。

    キャッシュフローの営業CF 投資CF 財務CF どの形が健全かどうかも示してくれる。成長期は+-+になり安定期は+--になる。ともかくもわかりやすい。

    ROEが高ければ高いほど良いという訳ではない。とひとつの見方だけをすることにも釘をさす。
    利益が上がればあがるほど自己資本比率はあがるので、ROEは下降する可能性があるのだ。
    そして、利益追求だけをしていると、本当に少しの値下げで利益なんてすぐに変わることが起こる
    たった5%の値下げで利益は85%下がった例が載っていた。

    この本を読むと会計が楽しくなる。それくらいいい本だった。
    会計をしりたければ、これを入門にして、次につなげていけばいいと思う。

    ユーゴスラビア解体とサッカーの関係について書かれた本

    宇都宮徹壱の幻のサッカー王国 スタジアムから見た解体国家ユーゴスラビア を読了

    まず、1998年の本。ここに出てくる人はオシムや、通訳だった千田善さんの名前が出てくる
    オシムが日本代表になる前から、このユーゴ、バルカン半島にかかわりをもっていた人たちが
    出てくる。それは少し感慨深いし、ちょっとした発見をした気分になる。
    ウィキペディアでユーゴの歴史を調べてみた。

    1915年ユーゴスラビア王国の青年がオーストリア皇太子を殺害。
    露土戦争で、トルコから独立し、オーストリーハンガリー帝国の承認をもらいできた王国
    その後関係が悪化。

    汎スラブ主義者の暗殺だった。そこから第一次世界大戦勃発。
    40年ぶりの大規模戦争でヨーロッパ人はわくわくしていたらしい。
    が、近代兵器の投入で長引いたし、疲弊し、アメリカの台頭をもたらした

    20世紀初頭は、経済学者クルーグマン先生の本で、世界はひとつに統一され、
    南米アルゼンチンが今世紀もっとも先進国になるだろうと思われていたらしい。



    戦争になり、ユーゴ王国はオーストリアハンガリー帝国に勝利。
    独立を認められた。セルビア人主体で政府が運営された

    一次大戦の戦後は、クロアチアの独立機運が高まる。それを自治州というかたちで抑える
    1941年には、ナチスよりの政権が生まれる。が、崩壊。

    その後中立を表明するが、中立を表明するということは、すべての国の敵となる可能性を秘めているわけで、ドイツに占領される。

    クロアチアが独立。ナチス傀儡政権誕生
    クロアチア人によるセルビア人虐殺がはじまる。それを1990年代後半セルビア人のクロアチア人虐殺につながるらしい。

    その後、ティトー率いるパルチザンが共産党を率いて戦い、独立を確保。

    スラブ民族が集まってのユーゴスラビア連邦設立。
    東からも西からも独立を保った。

    驚いたのは、戦後落ち着いたあと、クロアチア独立には弾圧をするティトー
    だが、自治権を各共和国へ与えることになる。
    1980年に死去する。
    後継者を残さないままに。
    で、1989年以降のソ連崩壊 東欧革命で民族主義が台頭。

    独立が進む。スロベニア、クロアチアの独立。認めないミロシェビッチユーゴ大統領が戦時介入。内乱状態へhttp://mudainodqnment.blog35.fc2.com/blog-entry-1351.html

    に貼られていたユーゴ紛争の事態が起こる。この文章の作者はこれは経験談を聞いて書いた創作だとあとで表明した。自分は経験していなかったが、友人の経験談をまとめたのだとコメントしていた。でも、、どこからどこまでがうそでまことかわからないものだ。

    クロアチアもセルビアも殺し合い、でも隣人同士で殺し合う意味すらわからず。
    反対していた人間も多かったが、止まらなくなっていった。



    1990年ユーゴはワールドカップベスト8  オシムが指揮をしていた。
    連邦がバラバラで、各共和国が自分の国のヒーローを使うように要求してきたので

    全部ヒーローだけを参加させて初戦を落としたユーゴ。そこからマスコミをだまらせて、10番をストイコビッチに絞った戦いをスタートした。

    1992年はユーロ参加10日前に出場権利削除

    かわりに予選二位だったラウドルップのデンマークが優勝。

    1994年はユーゴ出場停止。

    このあたりでピクシーが名古屋に移籍。

    華麗なプレーをしてくれた。レッズ好きでも、ピクシーは巧すぎたので、惚れてしまった
    (監督としてはくそだったので2010名古屋は見事な敗戦を期待できてとても頼もしい)

    日本のJでユニフォームの下にユーゴ空爆反対を掲げた映像はあたまに残っている。
    で、各共和国は内乱をへてどうにか独立。

    オシムはグラーツを率いて旋風を。
    1998年ユーゴが復帰。クロアチア3位。ここにもし、あの伝説のユーゴ代表があれば
    チリでの1987年ワールドユース(U-20ワールドカップ)優勝メンバーが勢ぞろいしていたら
    もしくは優勝するのでは、という可能性のことを思い出させる。

    レッズからはペトロビッチがユーゴ代表として参戦。


    で、1997年30歳で仕事をやめてあてもなくフリーのフォトジャーナリストになった宇都宮さん。ネオナチに囲まれたり、ベオグラードで学生運動に参加したり、検問でつかまりそうになったり。ほとんど死の隣り合わせの場所にいくか、マニアックな場所(日本の4部リーグや東欧サッカー、マルタなどの欧州弱小国)をまわるひととして名を挙げた

    それまでは後藤健生が各国の国民性などの分析と国民性に合わせたサッカーについて書いていたが、現地に足を運ぶジャーナリストはやはり面白い。

    プラス、2010年ワールドカップは日本国中犯罪の恐怖心プラス期待できない代表をみたくないといっていたなかで、まあ、そこそこ安全だから大丈夫だよ、来ても大丈夫だよと言い放っていたことは、こんな理由があったのか。

    危険地帯でも数人集まっていれば。そして夜行かなければ大丈夫。本当に危険なところは鼻を聞かせて近付かない


    行くべき時に行く場所へ行ったことで人生がかわったと本で述べている。
    それが宇都宮さんにとってのユーゴ歴訪の旅だったのか。
    昨今は、グローバリズムの画一化で、どの町もつまらないと述べている。

    ツエーゲン金沢の取材をしたり(これは昨日、石川県知事を訪問した本田が石川のサッカー発展のためにはツエーゲンの強化が必要ですと訴えた)とにもかくにもマニアックな場所にいくひとだ。Jクラブはいまは18プラス19だから37チームある。準昇格を狙っているチームも10は超えるレベルにあるから、のちのちの整備で40から50チームJリーグが誕生する(公共財であることをアピールすることで自治体から金を引き出し税リーグといわれることもある)

    ただし、地域活性化の核となるひとつのモデルをしめしたJリーグでもある。
    2003年、オシムが千葉に来てから、サッカーが変わった。そして、2010年のスカパーで解説というか小言をのべる爺さんになっている。爺さんといえば、

    浦和レッズのフィンケ監督 彼らのグループが入ったブンデスリーガ再生計画が巧く行き、若手の伸びが顕著になった。最悪期は2000年のユーロ予選リーグ敗退あたりか

    そこからの復活ドイツを印象付けた。
    フィンケのいうようにボールオリエンテッドなサッカーが優勝候補に残った。

    レッズの試合も面白い。ボールは回るが、クロスバーにはじかれてゴール決まらず。。

    若手復活の機運がある。そして、イニエスタのような山田直輝が本調子になれば、

    ボールはうまくまわるだろう。ただ、得点力のあるエスクデロ、もしくは原口、どちらかで良いから才能を開花させてほしい。

    レッズの試合みたいよお。
    オシムは旧ユーゴのスロベニア、セルビア、 クロアチアに関しては、ワールドカップの予選敗退の痛手をきちんといま見直しているべきだと述べている。

    バルカンの国すべてに対して、愛着のあるコメントをのこしている。

    ボスニア生まれというセルビア正教、ムスリム、カソリック、民族が人種がほとんど関係なく生きていた町で生まれ育ち、東欧諸国を率いてきた。ここにサッカーへの愛を感じる


    ユーゴ分裂は民族国家の誕生でさまざまな損得はあったのかもしれないが、この地域に暮らす全てのサッカーファン、プレイヤーにとってダメージにしかならなかった。車椅子でピッチを眺める元選手。その写真には、苛立ちと絶望を感じた。

    そして、いまは若手が伸びてくる時期になっている。戦争から20年たった。民族の傷は癒えていないだろうし、どこで再発するかわからない。

    でも、サッカーは全世界で開催されていて、ワールドカップは全世界がみている。

    アフリカは選手を発掘しきった。つぎはヨーロッパビッグクラブは東欧を狙っている。スターダムに上り詰める機会があるのだ。

    そして、著者の宇都宮さんが30歳のときとった、旅は本当にすばらしい人生を変えるものだったのだとわかった。とてもあこがれる存在になった。そして数々のなかなかみられない写真を載せてくれていることに感謝したい。
    ピクシーがいてオシムがいてユーゴが気になっても、中まではわからなかった。
    彼らの生きた道が凄く過酷なものにしてしまった戦争だったことを内側からレポートしてくれた。
    それがありがたい。
    不寛容こそが戦争を生んでしまった。かれの結論はこうだった。
    サッカー選手にはその不寛容をピッチ上では持ち合わせていないで欲しい。それが自分の希望だ。

    そして、ひとには行くべきところがある。自分の行くべきところとはどこだろうか?それを考えさせられた

    12歳でもわかる!決算書は本当にわかりやすい

    http://www.tez.com/blog/archives/001581.html

    http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/51406508.html

    12歳でもわかる!決算書の読み方

    決算書が読めることは、会社の状況がわかり、会社の改善策が見える。そして、決算書は会社の行動によって動くものだ。と語られる。これは通信簿というよりも、健康診断書みたいなものなのかもしれない。どういったものを食べたら、コレステロールがあがり、運動はどれくらいしたか、それがきっちりと数字に現れてでてくるのだ。

    自分が知らなかったことは、大企業の決算書は動きにくいということ
    固定比率=固定資産÷資本 100パーセントきるほうが、固定資産を資本で補っているから良いとわかる。
    当座比率=当座資産(すぐに現金化)÷流動負債 100パーセントが目安

    損益計算書において、時系列、同業他社で比較しないと意味がないが
    原価率をどう安定しているか、それが大事だと書かれている。
    規模の異なる場合は収益性の指標が有効になるROE、ROAなど
    一概にひとつの指標だけでみるのは危険。アステラスと武田薬品の利益の違いには
    武田が子会社買収にキャッシュを使ったせいで発生した。その行動が正しいかどうかは
    業界の人間しかわからないところがある。
    減価償却費がキャッシュフローにプラスの要因になることが図によってきちんと示されている。
    この図で一発で理解できた。
    EBITDA=税引き前当期純利益プラス支払い利息プラス減価償却費 で簡便的に営業CFがわかる
    あとは、自分の勉強してた時期のあとにでてきた国際会計への変更。

    わかりやすい。決算書を図解して示す能力は半端なくわかりやすかった
    あとは、手を動かして、実際に決算書を作ってみるともっと理解できるようになるだろうな。

    利益第二主義 を読んで

    http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/51303129.html を読み、利益第二主義 を読んだ。

    利益とはそもそも株主のために再分配するために作られた会計の言葉なので、その利益を二番目にして、一番目はその地域のお客様を全体に考えているということがとても魅力的だ。

    小売業の本質を考えさせられた。あまり乗り気でなかった小売業を天職と考え、今までとは違った、過疎地への超大規模店舗、それを24時間営業するという前代未聞のことをした会社だ。

    しょうゆでも何十種類、生活必需品、顧客が望んだものを置くという方式。どんなに洪水のときでも
    いつでも、「日々の生活のお手伝い」という理念を貫き通している会社

    バイヤーがいなくて、売り場担当者が仕入れを受けもつという権限委譲がすばらしいと思う。自分も小売業なのだが、まったく許されず、トップダウンで決められる。どっちが利益を上げられるかはわからない。でも楽しいのは、自分で裁量権があるほうだ。
    自分たちでレジの動きも決められる。自分のいた会社はレジに入れる人間が決まっており、
    お客様よりも自分たちのルーチンを優先せざるえない。
    売り場にたつひとは、お客様立場でやりたいけれども、リミテッドサービスを提供すると線引きを
    することは社員も会社も守るために必要なことなのだ。
    でも、それを飛び越して、全部買う立場でやってしまうという実験精神にあふれた会社にすごく魅力を感じた

    いなかにとって、大きな小売店は憩いの場所。心のよりどころ。自分の近くの大きな小売店がつぶれたときは 本当にショックだった。そういった意味で最後まで小売業は逃げ出さない宣言は理想主義だが、小売業のこころの機微を知っていると感じる。

    もちろんこれは、プロモーションなので、内実はわからないが、こういう会社があることはとても嬉しいと思う。

    2010年6月23日水曜日

    FC東京対京都サンガ ナビスコを観ての雑感 2010.66 ナビスコグループリーグA六節

    今更ながら発掘したサッカーの感想がみつかったので、ここに残しておく


    京都のファイブバック、スリートップ作戦に驚いた 
    あんだけ守りを固めるチームは初めてみた。 
    5-2-3で、ディエゴや柳沢やドゥトラが中盤に下がってくる。そこからたて本一発で勝負仕掛けるスタイル。 
    これも、DFの強さがないから、DFを多めにしておいたんだろうか 

    対する東京は、4-4-2。赤嶺をポストマンで勝負仕掛けるスタイル。 
    それに加えて石川が、鈴木が走り回る。 
    殆どのチャンスは石川経由で生まれる 
    梶山10は手を広げて中盤の底でパスを要求するが、プレスがかかるとバックパス。 
    底が捌けるのは羨ましいが、あんなに棒立ちだと使いづらい。はしらなくても抜けるなら良いのだが、 
    徳永は適性ポジションではないので、どうしようもない。 
    前半は殆どこれといった動きなし。 
    羽生と、石川のポジションチェンジ 
    羽生が走り回るがボールは来ない。 
    京都は、ディエゴと、ポジションが被っている日本人選手がいたりと、三人だけで崩す意識しかない。ただ、サイドが高めなので、サイドチェンジなどは試みていた 

    後半。東京のサイドのポジションが上がる。ラインを高めに設定し始めた。サイドの攻防に見応えでてくる。なんにしても石川の斬り込みは、素晴らしい。 
    松下対京都17番。ワザと東京は17番をはなしていたのかな。あそこでは一対一が生まれてた。 

    バックスからたてパスで、フォワードが競り合って東京にファール。 
    ジャスティス岡田審判の判定に苛つき始めるファンたち 
    左25メートルくらいから、かべの下を通したライナーFKが決まり東京リード。韓国人の五輪代表候補らしい。 
    プロ初ゴール。 
    ようやく、京都が動く。ただ、体力の問題、暑かったので、70分以降は梶山がようやく前を向いてプレーでき始める。バックラインは、高めに、ディフェンスに入らずイケイケで攻める東京。京都の反撃は、中盤にどっしり構えるディエゴ二人三人は、もろともしないドリブル。 
    体力なくて、ノープレッシャーの打ち合いになる。 
    京都がようやくサイドを使い始めて突入するが、中の弱さはどうしてもダメで崩されずに京都敗戦。前後分断サッカーには、ボランチにスーパーがいないとどうしても、単発になる。レッズには、長谷部がいて、ワシントンがいて、ポンテがいて、個人の才能があったことがわかる。 
    ひきこもりは個人の才能が必要だと。 
    体力は、あの暑さは大変だったろう。 

    2010年6月22日火曜日

    リクルートはずっとあこがれの企業であって欲しい

    リクルートのDNA読了
    江副浩正氏のリクルート立ち上げの半生を描かれた本
    ベンチャーを立ち上げる苦しさや、面白さ、時代の目を見るすばやさ
    そして、リクルート事件、リクルートコスモスで多額の借金を抱えた会社

    そして、それを見事完済してみせたリクルート現在の社員たち

    アイディアが思いもよらないところから飛んでくる。
    発想がとても自由だった森ビルの屋根裏部屋の会社運営

    自社ビルを購入すると
    会社は傾くというパーキンソンの法則そのままに傾いてしまったリクルート

    自分は何度もリクルートを受けたような気がする。
    そもそもR-CAPではじかれるし、面接もあまり得意ではなく、おっとりナチュラルな感じでいると
    何度も見られたりした。
    成長できるをキーワードに社員を集めてきて、それに自分たちの世代は熱狂したのだ。
    社会のはじっこにいたから、メインストリームに登れなければ、地力をつけるしかない。

    そんなふうにあこがれの企業だったな。そんな思いでと、自分には合わないものを
    向こう側が見ぬいてくれていた事に感謝だ。
    いつまでも輝かしい企業であってほしい。そんな思いを持ちながら読んでいた。

    山口組に関してのまとめて概略がわかる本

    山口組の弾子飼の書評を読み
    山口組概論 最強組織はなぜ成立したのかを読了


    いま、相撲協会がやくざとの癒着ですごくもめている。ただ、これを読む限りにおいて
    それは数十年培ってきた関係性だともいえる

    港湾労働者としてスタートし、その後、二代目が興行の世界で身を立てる

    そして、第二次世界大戦での政府による活用
    敗戦後の混乱期において、市民を守る側
    1995年には阪神大震災での活躍

    23歳の田岡一雄を戦後すぐに抜擢するその能力そして、美空ひばりの後見人となる。
    まるで、日本の組織ではない行動の大胆さ
    それは、日本ではアウトローとして生きてきたからかもしれない。

    そして、そのかわりに身内で戦争ごっこを始めたり、それによって民間人を巻き込んだり
    賭博を生業にする暴力団との癒着で、相撲の権威はしぬほど失墜したりさせている。

    どちらもひとつの組織が行っているのだ。本当によくわからない。

    アウトローとして生きていくには、自分の性格や能力は足りなかったが、
    こういったところにはみ出してくる人をどうにか吸収する場所は必要なのだという言説には納得。

    悪いことだから、見なかったことにしましょう というのが最悪の行動パターンだ。

    問題は貧困、格差、病気、いつの時代もどこの国でもある問題だ。
    そして、一番のつらさは孤独 孤立することなのだ。

    孤独のきつさは、ドロップアウトして、行き場がない時は本当に苦しい。
    そこに山口組やらの暴力団が入っていく
    社会不適合者をどう扱っていくのか、精神病患者に対する扱いを取り上げた
    狂気という隣人にも書かれていたが、
    これを無視するという方向でなかったことにしようとする圧力が社会には凄いのではないだろうか。

    その山口組も暴対法の影響でリストラのあらしだそうだ。
    そこからも滑り落ちた人たちはどうなるのだろうか。

    社会の裏側から見た本
    山口組に好意的に書かれている本 今度は反対側からの意見や本を読みたくなる。
    総会屋問題や、取り立てなど、そういったところに携わったひとの話には
    暴力沙汰というのは絶えないと聞くのだ。そして、暴力という最大の武器を持っている。
    それは、近代国家として、政府と警察しか持たないと決めたものなんだ。

    野崎弘樹著 の働き方

    働き方革命 あなたが今日から日本を変える方法

    バリバリ働くのではなく、すべてのこと、人生を楽しんで、仕事中毒にならないで
    きちんと、家族、恋人、いろんな人と幸せに暮らしていけるように、仕事のあり方を変えよう
    と提案している本

    2009年の11月に日経アソシエのセミナーでお話を伺った。その時はバリバリのビジネスマンとして
    登場。NPOの運営は基本的にはビジネスの方法と変わらないんだという主張がはっきりとわかった

    終わったあと、徒労感というか、充実した疲れが感じられた。

    本を読んでみると、あの熱い野崎さんの姿を照らし合わせながら読めるので良い
    本を読むときは、東京にいるならば、確実に著者さんの講演会は聞きにいったほうが良い。
    それで、想起できるイメージ量が半端ない。

    この人の本は体験を時系列につづっていってくれる。だから読みやすい。ビジョンの選定や、
    それに対するあやしさなんかも書かれている。追体験できるのだ。一緒に野崎氏の人生を経験できるのだ。この本の最高の魅力の部分だ

    ビジョンを紙に落とし込み、それを眺めることで、それに対する目標と行動指針を立てていく

    本の読者と著者を分けている部分は、この行動なんだろう。

    この人はとりあえず無理やりでも実行してみる。そしてその枠のなかでアイディアを出していく
    在宅勤務や、マニュアル化、メールのフォーマット作成

    楽しい仕事とは、小さくとも自分に裁量権を持てる仕事だ。使われているのは正直いってつらいのだ。
    面白さは、本当に壱ミリもない。
    最期に、どこに向かっていたかわからず、がむしゃらに仕事をしていて、
    それで進んだは良いが、どこに進んだのかわからず、不安に駆られていた
    いまは、どんなおんぼろ車でも、目標は定まっているから、ある程度の気は楽になる。

    ビジョンを大事にするという話だった。これを自分は大上段でとらえたり、望んだりしたら、勝手に
    体が動いてくれて、実現できるとは思わない(ずっと思っていてプランを立てても、少しの挫折で計画全体が駄目になってしまうのだ)
    だから、いまは身近なこと、やりたいこと、やらないこと、長期的にも短期的にもすべて書き出すという行為をしている。それをやっただけで凄く心地よくなったのは間違えない

    このひとの働き方9時から6時まで。それを無理やり導入するわけにはいかないんだが
    それでもこの働き方は、とても魅力だ。ひとつの参考事例として、今後お会いしたい人間だ。

    自分もそういった面白く、傍を楽にすることをしていこうと思う。

    具体例が書かれているので、最初に生協に申し込んだら、値段が高くて、商品の選択も少なくて
    辞めたということが実家であった。
    つぎは自分の住んでいる市にコミットメントすることもしていきたいと思う。
    うちの町には、定年過ぎのおじいさんと、結婚した若者と、子供と、働き盛りがまだきちんと揃って
    いる関東の小さな町なのだ。だからこそ、いろいろとできるかもしれない

    こういう風にモチベーションを高めてくれる野崎さん。この本を読んで良かった

    2010年6月20日日曜日

    28歳貯金ゼロから考えるお金のこと

    28歳貯金ゼロから考えるお金のこと をきちんと再読
    田口智隆さんは、埼玉出身ということでシンパシーを覚える。

    とてもわかりやすく説明してくれる。
    きちんとお金のことを考えましょう。
    28歳の現在 38歳のときどういう生活を送りたいですか?

    本気で現実をみてください。真剣に考えてください


    では、これくらいのお金が必要になりますね。
    そのために、どうしたらいいでしょうか。
    貯金をしましょう。 支出をきちんと管理して、無駄を省きましょう。
    資産形成=(収入-支出)+(資産×±利回り)

    肝としては、利回りについて、ここでプラスにもっていけるのが本当に難しい。
    それができる人は時流にのるカンのあるひとか、能力のあるひとだ。それか
    きちんとしたブレーンを得ているか。

    この人から保険を見直してもらいたいと思った次第だった。
    実際に依頼してみようかな。

    モテ本案内51 モテ本世界への水先案内人

    モテ本案内51 水野俊哉氏 のまとめ本を読了

    この本を読んで、恋愛マトリックス ぐっとうぃる博士 を読んだ。
    本を読んだだけでは相変わらずモテルということは当たり前だけれどもありません。

    そこには意思と実行力と決断力、が必要になります。
    こういった本は気持ちを盛り上げる助け舟にしかなりません。

    ただし恋愛マトリックスという本は、身も蓋もないことを書かれていて、
    とてもすきでした。

    こうやってインデックス本をまとめてくれるひとがいるから、アクセスできた本でもあった。
    この本は入り口にすぎませんが、そこから広げていって、実践と検証。そして、モテ本を読んで
    勇気をもらってまた、現実の実践に挑むことができるのでしょう。

    そういったモテ本のもつギブスや松葉づえの力は実感しています。
    そして、インデックス本だっけあって、きちんと次の本につなげてくれたので、この本は読んで
    正解だったと思います。

    2010年6月19日土曜日

    内海正人さんの部下に仕事を任せる術

    内海正人さんには、一度だけお会いしたことがある。
    とてもアクティブな方で、運動をすることがとても好きな方だった。
    経営者はパワーが溢れかえっているから、どこまでも自分の限界に挑戦する生き物なんだと
    語っていらっしゃった。

    内海さんの仕事は部下にまかせようを読了
    どうしても、忙しかったころ、なにもできなかったころは、積んどくしていたのをどんどんと読み進めている。

    仕事、組織、特に労務の専門家なので、会社内で辞める、辞めないなど感情にかかる部分がすごく大きいことに気がつかれて、良い組織はコミュニケーションが円滑に進んでいる企業だと感じられたそうな。
    部下をもつこと、その部下に仕事を任せること、そうすると、自分の時間が持てて、仕事がよりはかどりやすくなることについて書かれた本。

    本だけでは伝わりきれない。このひとの人の温かさは。とても柔和で、お会いしていて気持ちいい感覚になる。そんな方に対して失礼にも内海さんが出場するフルマラソンの撮影をする予定だったのだが、体調をその当時最悪までに崩していたので、前日のドタキャンという最悪の行動をしてしまったのだ、自分が。。。だから、すごく負い目を感じている。本当ごめんなさい。

    労務関係は理論ではなく、ほとんどが感情のもつれから生まれてきたものだと感じているらしい。
    仕事を任すということは、管理職にとって大事な仕事だけれど、いままでのスキルとは違う
    コミュニケーションと観察眼が要求されることを説いている

    本の半ばはそのためのテクニック論。すこしの変化、日報の行間や態度、やる気にさせつつ、成果を上げさせるにはどうすればいいのか。

    自分たち、部下の立場からの意見は、権限がなにもない状態でこれをやれと言われたことをやることほどつまらないものはない、その時点で不安感にさらされるのだ。
    楽ちんだが、命令されているロボットで頭はいらないよ、君を鍛える必要ないよと言われているみたいでさ。。。

    自分が自発的に動けないたが、それが推奨される環境ではなく、(途中で意見が止まってしまい)やる気メーターはどんどんと下がっていった。「やりがい」て困難を自分たちが当事者で乗り越えたときに一番得られるだろう。自分は仕事やっていて本当に楽しい!!!て思ったことが本当にないんだよな。それが得たい。

    本書のまとめでは、
    労使間の対立の一番の原因は、対話の欠如
    仕事はひとと人との「感情のやりとり」

    このひとは、本よりも実際に話を聞いたり見たりするほうが、楽しい方だと思う。

    本のことは言うがやすし、行うは難し
    だからこそ、実践に落とし込むことのむずかしさを感じる。

    そして、読者ターゲットは会社が10人以上に膨れたときの会社の社長さんや人事・総務。彼らに対する売り込みツールとしてとても良い本だと感じた。

    なにより「対話」 仕事はこれに尽きる。それを改めて認識させられた本だった。

    マネーヘッタチャン のヘッテルとフエーテル 再読

    ヘッテルとフエーテル読了しました。

    著者さんには、お会いしたことはないが、マイミクあべちゃん@101挑戦力の友人だそうな。
    彼はいったい何者?

    面白かった。FXの危険性や、カツマーは勝間さん一人勝ち
    銀行のあくどい商売。ホワイトバンド。お金を巻き上げるひとを揶揄して、わかりやすく童話で解説

    で、ヘッテルさんが勝間さんに直撃したら、でもあなたの本、私の本より売れていないでしょ!
    嘘かネタか聞き間違いか、確かにそれを言われたら負けちまう。。。

    地道にコツコツですね。そんな当たり前の感想と、世間の怖さをこんんなにもわかりやすく
    説明されたら、ファンになってしまうね。

    狂気という隣人

    狂気という隣人読了
    精神科医の現場報告

    岩波明氏というのは都立松沢病院という精神科の病院の勤務を経ている。
    おもにこの病院で行われている治療方法や、急性精神病の本当に重いバージョンを受け持ってきた
    ひとの話だ。
    都立松沢病院。おもに統合失調症(精神分裂病)患者に対する精神科単科病院。

    みえざる精神科医の戦いを記してくれている。
    そこには、ほんもののサイコキラーがいて、そして、どうやっても止められなかったうつでの自殺の衝撃

    ほかの病気と違って姿がきちんととらえることができないことから
    医師間同士でも、正確な判定がくだせない分野。
    そして、精神不安定な患者はどこにも引き取られることなく、病院に押し込まれる現状。

    司法が精神鑑定を行った場合、そこで病状が発見されたら、その時点で無罪放免になってしまう不備
    それを引き受けるのが、精神病院。それも私立では手間がかかるから公立に押しつけられる。

    一精神科医が、殺人者が本当に精神を病んでいたか、それの分析をしろと。
    病んでいたら、その殺人はなかったことになり、病院で治療するわけだ。

    その判断の重みは本当は医師ひとりに任せてるのはおかしい。どうにかしてくれと言っている。

    悲痛な叫び声だ。

    この本は明るい未来なんか示してくれていない。

    本当のレポートだった。

    最後に、日本には、希望というものがみえなくなったのかもしれない。
    そうまとめていた。それは、最新作ビジネスマンの精神科にも書かれていた。

    希望か。とても難しい課題に挑んできた人だったんだな。
    心から尊敬でき、そして、この著者の本をどんどんと読み進めることに決めた
    本を読んで、成功か失敗かは、その続きの本を読みたくなるかどうかだと聞いた。
    そういった意味で当たりを引いた。

    今年にはいって読み進めたいと感じたひとは宇都宮徹壱、小田嶋隆、に続いて岩波明だ。
    小田嶋本に限っては、基本的に読み終えた。 宇都宮本もあと弐冊 岩波明はまだまだ読める
    良い本に巡り合えるとこういう嬉しさがある。

    山田暢久の自伝

    火の玉ボーイ2008年3月発売

    2010年引退もしていなくて、34歳でバリバリレッズの主力を務めているタリーこと山田暢久
    センターバック起用で、また今期も活躍中、
    浦和にとってのマルディーニ、プジョルのようなもんだ。

    彼の小学生からの自伝。浦和ファンにしか読まれないし、出てきた小学生の時のライバルは
    ほっとっきぱなしで自伝が語られる.
    本当にその辺のインタビューをつなぎ合わせたようなものだったが、ファンブックだからこれでいいんだろう。

    たぶん、Jリーグで一番長くプレーしているのではないか?
    94年入団 プロ17年目 か。
    怪我にはめっぽう強かった。まだ35歳?もう35歳?

    一試合に一回はポカを犯すが、身体能力はまだ健在。スピラノビッチとの相性も良い

    代表には縁遠かったけれども順風満帆なサッカー人生
    そのなかでも苦悩はあったんだということが当たり前だけれどもあったわけだ。
    97年ケッペル体制のとき、そんなに嫌だったのか

    もう一度、優勝してーなあ。レッズ。
    この選手の引退試合は想像できないが、数年のうちにあるわけだ。
    暢久がいるうちに、もう一度だけ黄金期を作って、04年から06年の勝者のイメージをうまく
    引き継いでほしい

    永遠に現役をやっていそうなイメージなのだが
    大怪我でもしてしまえば、背番号6とのお別れもあるんだなあ。

    2010年のワールドカップのセンターラインは阿部、トゥーリオ、長谷部 といった形で
    本当に守備の堅かったころのレッズのイメージがあるんじゃないかと勝手に思ったりしている。


    タリーの引退までにもう一度勝利を見たい。


    それも暢久が現役でバリバリでているうちに。

    2010年6月16日水曜日

    あってはならないことがあってしまった という事は事実から目を背けている

    戦争する脳 計見一雄著
    この本の書かれている事は、一人の精神科医が現場で経験した事を元にして、それに戦争時の脳のあり方がこうだったのではないかと論じている本。本人がいうように、床屋談義なのかもしれない。

    基本的なメッセージは、スタンドアローンの脳みそで、一人で考えた本や思想に対して信じ込むな。むしろ肉体性を大事にしろというスタンスで望んでいる。
    答えは肉体がよく知っているという事だ。

    基本的に脳は、欲望と攻撃で、できている。
    それを交通整理するのが、前頭葉「ここは、否定する脳。」だから、脳みそに優劣はなく、肉体の
    優劣もないと評する。(これが本当かどうかは知らない)

    衝撃は、ポジティブシンキングは、そのまま現状把握を拒む。
    こうありたいが為に自分にとって不利な情報を否認してしまう危険性がある。






    ポジティブシンキングについて、願い続ければかなう、その弱点をきちんと書いている点に凄く好感を持った。

    戦争屋が、ポジティブシンキングすると、破滅する。
    経営者や政治家は、軽い躁状態だといいかもしれないが。

    イラク戦争時のラムズフェルドを例にだし、否定的情報を一切無視してやっていたことを例にだす

    精神科医らしく?観念を信じない。肉体が伴っていない考え方には否定的な意見
    スタンドアローンの脳みそはマトモなことを考えないと切り捨てる姿は心地いい。

    よくいわれる自由意思はあるかないか、脳が考える前に体は動きだす。脳が出せるのは、それを拒否する、動くのを止めること。その間は0.3秒。だから、脳の役割は、ネガティブコントロール。ダメージコントロール。をしている。生物が持っている攻撃欲求と、愛着欲求を、どうコントロールするか。やるという判断は出来ないが、これはやらないという判断を下すことは可能なのだ。

    CEOとは、もともと軍艦の副艦長をさしていたらしいのだ。なかでの、ロジスティクスや、武器の用意、ご飯の用意、諸々の役割をやる地味な仕事だった。それが何時の間にやら、起業トップを表す言葉に変わった。

    父君が海軍士官だったこともあり、軍事関係のネタが多い。
    強い軍隊は、まず始めに便所の確保からはいる。そして食事。
    殆ど肉体の事ばかりだ。

    もともと、著者は、緊急精神科医。
    そこから、海兵隊のイラク戦争時のPTSDについて書く。
    戦場とは、精神が疲弊する場所。ここでは、疲弊した戦士を送り返すのではなく、現場近くで、7日間の睡眠と休養を与える。
    現場に近くで、やらないと兵士が仲間を裏切った自責の念で、逆に傷付き、難治化する。
    緊急介入と、数日間の肉体疲労の除去これでだいたいが現場に戻れるらしい。

    中隊が、前線で、闘える日数は90日が目処。肉体的損傷、精神的疲弊でこれ以上は、不可能
    精神的疲弊のみならば、210日が目処

    睡眠は、48時間以上寝ていなければ、ほぼ脳が機能しなくなり、72時間でアウト

    脳の本ながら、精神よりも、肉体やフィジカルを重視する。
    日本の本で、よくありがちだ。でも、上手く実行できない。さすが現場の人間が書いた本だ。
    あと、この人が素晴らしいのは一人の人間の考え方それだけ一つを正しいと思うなよ。
    と言い切っている所だ。

    そして、現在のシームレスな日常という戦場。そこにどれだけのストレスがため込んでいるのか
    そんなことを少しだけ匂わしながらこの新書は終わった。

    いい本だった。肉体の重要性を説く精神科医はとても健全だと思う。
    そして、軍事への造詣のある精神科医というのも少ないだろう。

    この人の本は続けて読んでいきたい。こうやって良い作家にめぐり逢えたら、著作を殆どすべて
    読んで、自分の血肉にする事が大事なんだ。

    98年の本を2010年に読んだ。

    サポーター新世紀 ナショナリズムと帰属意識 宇都宮徹壱さんの1998年の各国から集まるサポーターの姿を写真に収めた作品
    98年の事を思い出した。2002年のホスト国として、どれだけ振る舞えるか、この異質なワールドカップをどう迎えることができるか、それがこの作品のテーマとして流れていた。
    結局は、2002年は、本当に大きな暴動も起こったわけでもなく、のんびりした空気のなか
    日本のグループリーグ突破でノルマを果たしたし、とりたてて問題なく進んだ大会だったと思う。

    2010年ワールドカップ。ナショナリズムについて、ちょっとばかり変わってきたように思う。
    このフランス大会の本を読んでいて、
    いま思えばナイーブだったなあと。
    2002の、誤審を起こしたテムジュンは許し難い存在だが、、、
    2010年の韓国代表は、心の底から応援してる。
    アジアの枠を確保のために、どのチームでもいいから、ひとつはベスト16にあげなくてはならないという気運がある。
    期待していたオーストラリアが、ドイツに虐殺、
    死のグループG、北朝鮮、
    敗退するであろう日本代表 (カメルーンに勝ってしまったが)

    韓国に頑張って欲しいと、うまれてはじめてそんな気持をもった大会だ。
    多分ね、Jリーグにアジア人枠ができて韓国人を戦力にし始めた。
    北朝鮮のエース、チョンテセだって、生まれは日本、国籍は韓国、代表は北朝鮮というわけのわからない経歴。
    身内(クラブ)のなかに選手がいたら、確かに批判する気にならないな。
    ナショナリズムの枠が、ワールドカップになると、大陸の応援するまでに広い連帯をもてる。
    ACLで、アジア各国と戦うことも増えたのもあるな。
    ACLは、アジア意識というものをサッカーファンに植え込んでくれたイベントだった。
    でも、FC東京は嫌いだ。 なぜだろうか。

    でも、野球ファンに対峙すれば、サッカーファンとしての連帯意識を持つ。

    スポーツの予算を減らそうとしたら、野球ファンともスポーツという枠で連帯する。

    そんなふうにフランス大会のサッカーファンは、どんどんと成熟していった。

    それこそが魅力だ。ワールドカップは守備的だし、同じ様な眠たい試合が続くが
    それでも、いろんな国が集まって開催される地球のお祭りなんだなというのは、
    この98フランスでも、2010南アフリカでも変わらないというのは、ある。
    そして、やっぱりクラブチームよりも、個性的なチームが多い。移籍で補充するという
    技が使えないから、レヴェルの問題ではなく、カラーがにじみ出ている。そこがやはり面白い。

    2010年6月5日土曜日

    勉強会への入門書

    会社って楽しい?

    読了しました。小説風に出来ているので、読み易いが、小咄程度の長さなので、出てくる人物自体に
    親密感を得られるわけではない。

    ただ、これは、美崎栄一郎氏が出版するにあたって、色々と得た知見をすべてといっていいほど載せている本だった。基幹店のPOSデータの重要性等々。

    勉強会自体は、行きたいが。。。
    最初の取っ掛かり。ここって安全なの?の部分が一番のネックとなっている。
    その為に参加者の雰囲気や、安心かどうか、事前にメールを送る試みをためしてみなはれ
    と説いている。

    その中に入っていくと、人間関係ができるし、そして、うまいぐあいに回っていく。

    本には書かれてはいないが、その後、続かなくなる勉強会が出てきたり、なかで恋愛関係が発生したりしてサークルクラッシャーのような出来事が起きたり、
    集客に苦労して、やりたい事がなんなのか訳わかんなくなっていき、手仕舞いになる事も起こる。
    簡単なリスクのないプチ起業のようなものかもしれない。

    そういった面はあるけれども、勉強会で出会える人というのは、多くがあまり普段の仕事で出会えるタイプの人というわけではなく、雲の上の存在だったりするし、なにより沢山のひとに出会える。なにより友人ができるのだ。

    同業界の仲間に集まりを作り横の繋がりを持っておくというのは、勉強会ブームがある前から
    存在はしていたのだろうが、それがSNSやらの発展でカジュアルにできるようになったので
    勉強会への入門書といった要素が込められているのが此の本だったと思う。

    2010年6月3日木曜日

    ビジネスマンの精神科 読了

    http://blog.goo.ne.jp/jyoshige/e/c5d13956357e4c9c79eed6bd072fdc89

    このブログを読んで、
    ビジネスマンの精神科を読んだ。
    まず驚きは2009年の10月発売なのに、もうアマゾンでは在庫無しとなっていること。
    検索しても出てこなかったわけだ。これだけの本をあまりに無碍に扱うなあ。
    絶版に限り、電子本で出しまくって欲しい。紙の書籍には敵わないが、それでも良い。
    あとは、図書館がどれだけの本をきちんと貯蔵することができるかの勝負でもある。

    この本は、ビジネスマンとして、メンタルヘルスを守るための道しるべを示してくれている。
    そして、俗流心理学を排除し、精神医学の限界値を示してくれる
    人生の苦しさというものに対しては精神医学は太刀打ちできないのだ。
    わかるのは、外から見た疾患としての症状。それをどう手助けするか、
    その原因となるストレスの元には直接のアプローチはできない。


    有名な病気。。。気分変調症=抑うつ神経症 これとうつ病は別物扱いされてきた。前者は甘えだと言われ後者は病気だと言われていた。

    その定義がかわり、 
    うつ病は ゆううつさ 抑制(意欲の低下) 睡眠障害と食欲不振があるときに認定される 
    症状のことをうつ状態とされるようになった。あいまいさをさけ、表に出てくる症状を重視するようになった。

    うつ状態には、うつ病、気分変調症、適応障害 などと分けられるようになった。

    抑うつ神経症は元々の性格が原因と外部のストレスに対する反応ということになったが、
    思ったよりも薬の効果が効いたので、軽症のうつ病という判断をすることになった。
    出てくる症状だけを見て、判断していくという合理主義の方向に精神医学は走り出したと認識している。

    そして、精神科はいまどういう役割を果たしているかを問われている。症状だけを判断すると
    問題は投薬治療になる。対処療法だ。問題が生きる悩みということになると、それは精神科の
    範疇を越えてしまう。でも、周りにひとがいない人はどうすれば?
    そのとき、生きがいや家族や恋人に見つけられるひとは良いが、それが見つけられないひとも
    たくさんいる。生きがいを見つけるのが難しい混乱状態(アノミー)に社会が陥っていると述べる。

    希望が失われてしまった社会  joe'sblog でも書かれているように、30年間仕事の消化試合をしてくれといわれてやる気をもてるひとはいるのだろうか。
    色んなものは諦めてきた人生で、仕事を成し遂げたいという気持ちを諦めるという事ができるのだろうか。

    病気に逃げているという批判に対しては、それはそうだが、生きることへの悩みを真摯に傾けて聞いてくれる場所や人間はどこにいるのだろうか。
    そこが無ければこのうつ状態は継続するだろうと自分は考えている。


    その後、フロイト批判に入る。フロイトの言ったトラウマが引き起こすという言説は臨床的には見受けられず、むしろ直近の問題でうつ状態が引き起こされることが主だと述べる。
    むしろ、根掘り葉掘り聞く心理療法は傷をめくり返すようなものだと断罪する。
    ここで、マルクスとフロイトを並べる。どちらも熱烈な信奉者を抱え、そして、現在否定されている考え方であるということ。

    精神の病気(特に統合失調症)はキャリア形成において、望んでいたものを得ることが困難になってしまったことを明らかにする。それは病気なのだから仕方ない。が、残酷な宣告でもある。

    この本は至極真っ当な精神医学のことを書いていて、とても参考になった。
    そして、社会における雇用の硬直性が原因のひとつだと言っている。

    確かに働いて辛い。あの忙しさ、労働の単純さ、人件費を削り、利益だしを行なう。
    そして、体力の限界まで走り回る。糸がどこかで切れる。
    ふと、そんなことを考えさせられる本だった。

    2010年6月2日水曜日

    浦和再生と 股旅フットボール 読了

    松本山雅は4部チーム
    レッズは1部 それも、代表を三人くらい抱えているビッグクラブ

    2009年天皇杯二回戦でジャイアントキリング食らいました。

    宇都宮撤壱さんの股旅フットボールを読了
    4部から3部であるJFLに上がるのが相当に狭き門であること
    全国9つの地域リーグ一位が集まってたった2から3チームしか上がれない。
    80くらいのリーグのチャンピオンが集まって、この狭き門
    天国と地獄がそこに転がっているのがわかる。
    2005年から2007年地域リーグと決勝大会の模様が書かれている。
    こんなところは誰も注目してすらいなかった。
    でも、ここがJ全体の理念の柱である地域主権、百年構想の最前線だったというのはこの本で納得

    2010年現在Jリーグを目指すチームがたくさんあり、
    近いうちにJ2が22チームまで膨れ上がるまでは拡大路線
    枠が19まで埋まって(verdy倒産すると18)
    あと3から4枠しか余裕がないこと。

    JFLから拡大路線で瞬時に動かないと、枠はそろそろ埋まる。
    そして、J2に上がる際に無理をした借金が J3ができたとき(JFLとの降格ができたとき)
    どの程度破綻するクラブができるか想像だにつかないこと。
    それが怖い。

    地域の誇りの結集として、川淵さんが持ち込んだ全国にサッカーチームを。J百年構想は
    スポーツを使った新たなチャレンジを大きくもたらした。
    ここに出てくるひと達は、皆地方にいて、その地方からの発信の勝負をしていた。 
    ここで取り上げられたファジアーノ岡山や岐阜FCはJ2に、ほかにはJFLにあがったチームが
    取り上げられている。その裏にアマチュアとしてやってきたチームとプロを目指すチームが混じった混在している。

    島崎英純「浦和再生」のなかで、レッズの一試合であった天皇杯2回戦が
    松本山雅FCにとって相当なまでのインパクトがあったと言う事が想像できた。




    J自体が思ったよりも磐石ではないけれども、矛盾を抱えながら、税リーグと揶揄されながら
    百年構想という理念は、多くのひとの心に火をつけて、Jの御旗となったのだったな。


    2009年のチーム状況は殆ど見れなかったが、浦和再生でだいぶキャッチアップできた。
    今期は結構見にいけている。
    今の爺さんのチームは大好きだけれども、
    面白いんだけれども、、、ツートップの一角がどうにか出てこないことには、
    どう仕様も無いし、浦和も浦和でぎりぎり黒字に留まっていて
    赤字になっても、三菱の補填はないという状況にはかわりない。
    トゥーリオの造反。サンクスが去り、ポンテが絶不調。高原の不発。
    若手偏重という言葉。ただ、チーム全体としてポジティブに捉えられていることを確認する

    オフト時代に前後分裂サッカーをして、その勢いをもって2004年のセカンドステージ新潟戦で
    山瀬が怪我をするまでは最高のゲームをしていた。そこから下降線を降り、建て直しの時期に
    入ったのだ。2007年最終節で横浜FCにまけ、連覇が出来なかったとき、
    ここまでの重症に陥るとは思ってもいなかった。
    ただし、我慢というか、建て直しの時期をきちんと設けていて、それをこなしたからこその
    03年からの07年までタイトルを取り続けたことが出来たともいえる。
    チームとして、いまのチームを見守ることが俺らのチームを支えることだと思った。
    百年構想のなかで戦っているチームを見ることで、
    レッズは確かに恵まれた地域に発足したが、地道な活動の基に花開いた
    チームだったという事を思い出させてくれた。

    参考になったモテ本

    メイド喫茶元オーナーが書いた女の子の取扱い説明書

    http://smoothfoxxx.livedoor.biz/archives/51802984.html
    に紹介されていたので、購入。しようとしたがどこにも置いていない。
    アマゾンでもない。困った。もう諦めたとおもっていたのに、秋葉原ヨドバシカメラの本屋には
    びっしりと置いてある。あそこの本はこういった系統からマンガもツボを押さえ、本もきちんとした
    好きな本が置いてある、そんなに広くないが一番好きな本屋さんかもしれない。
    アマゾンでないからといって、その本が売り切れてしまっているわけではないんだな、という
    当たり前の事を始めて体感した本としても印象に残る本だ。

    女の子の取り説1
    人くくりに女の子て纏めないであげて。
    女の子の取り説2
    女の子にとって外見は男が思っている以上に大事。男にとって外見が最重要課題
    だったら女はそれに特化した。意識が向いているので男にもそれを求める。
    だから、外見を気にしろ。
    女の子の取り説3
    喧嘩しないで、絶対平和主義
    女の子の取り説4
    見た目と中身のギャップを作るな。 これは初耳。考えたことすらなかった論点。
    ギャップがある。。。不安ー懸念
    ギャップがない。。。安心ー納得  うん!これはこの本の白眉になる。
    女の子の取り説5
    優しい人が好き 女の子の話しを聞いてくれる人が好き
    異常に気を使われたり猫かわいがりされても、馬鹿にされた気分になる。心から信頼すべき
    女の子の取り説6
    女の子はコンプレックスの塊である
    女の子の取り説7
    女の子は華やかな場所が好きである


    納得の本。胸に突き刺さるけれども、男側からの著者の優しさというのがにじみ出ていて
    それがとても嬉しい。そんな本でした。

    文学少女と飢え渇く幽霊

    文学少女と飢え渇くゴースト
     文学少女の二巻を読み終えた。
    ライトノベルだから、キャラクターの魅力は満載。
    おなじみの理事長の孫や、お屋敷住まいや、家族に恵まれていない謎めいた主人公。
    そういった決まりきった約束事も面白いのだ。

    遠子先輩のツンデレ要素を味わうために、 みつ編みお下げでどじっこで、でも頭は明晰で、文章を食べることが食事になるという異常性。

    この巻は嵐が丘がモチーフになっているため、全く読んだことなかったイギリス文学を手に取った。
    嵐が丘を読み、
    飢え渇くゴーストを読み終えた







    嵐が丘の世界は相当に魅力的だ。ここまでの文章をエミリーブロンテが作り、その周辺文学の存在も知ることができた。

    遠子先輩に会いたければ、次はあれだ、武者小路実篤の友情を読まなくちゃいけない。

    遠子先輩は良いナビゲーターだ。武者小路実篤はこの機会が無ければ一生読まないだろう。
    白樺派というのがなんなのかすらよくわかっていない。
    お下げの三つ編みで、文学少女という萌えキャッチーさは、素晴らしいよ。
    その為には、過去の古典一冊読まなくちゃならないという負荷がある。
    それが調度良い負荷になっている感じ。

    小説というなかの物語はあまりに華麗だ。美しい。

    だから、今は読む本を吟味する。家に積読がたくさんあるのでそういう時ありがたい。

    2010年5月29日土曜日

    「結果を出す人」はノートに何を書いているのか ようやく通読し終えた。

    「結果を出す人」はノートに何を書いているのか
     飛ばし飛ばし読んでいたが、ようやく通読し終えた。
    美崎さんに2009年にお会いすることができた事が自分にとって凄く財産になっている。
    自分にとってのブースターとなる人間の一人だった。

    弾子飼さんのブログで紹介されていたときは鳥肌ものだった

    ノート術の本
    その根本概念は、ノートは忘れる為に取るものだ!

    母艦ノート
    メモノート
    スケジュールノート
    三冊のノートを使っている、仕事ができるひとのノートの取り方を公開している。

    メモノート、これは捨てがちだが、美崎さんは取っておき、母艦ノートに貼り付けるそうだ。
    そうすることで、状況などを思い出しやすくするとのこと。

    母艦ノートがメインノートになり、ここにすべての事柄を時系列的に貼りつけていくとのこと
    分野別に作ったとしたら何冊も持ち歩かなくてはならない。そして、思い出すとき、時系列的に
    貼っておくことで、大体の目安がつき、発見しやすいとのことだ。
    そして、一コンテンツ一見開きにするとのこと。何個も混ぜない。
    そして、付箋を使うことで、検索性を高め、すぐに懸案事項に戻れるように設定しておく。
    忘れがちな事が日付を入れると言う事だ。そうしないと検索ができなくなる。

    これらのアイテムを使って、(メモ、アイディア、)予想 実行 結果 を一枚のノートに残しておく。
    自分の仕事の成果がどうだったかをきちんと見えるようにしておく。わかるように色分けなどをしておくと便利だと書いてある。

    スケジュールノートはタスク管理と、どうスケジューリングして、どのくらいの成果で実行できて
    どのくらいできなかったかを見極める為に使うとのこと。 
    一番大事な肝の部分をこう管理している


    ビジネス書は実行してこそ意味があると書かれている。なので、まずは母艦ノートで予想と実行と結果を書くことをしてみようと思う
    一冊一つ身につければ十二分だ!!

    さあ、ひとつ読み終えたからには、実行をしてみよう。
    色々と振り返ると、それなりに2009年は人と会っていたなという事がわかってきた。

    宿輪先生の映画と経済学本

    http://www.shukuwa.jp/ 宿輪先生のシネマ経済学入門 ローマの休日とユーロの謎

    月に二回、宿輪純一さんは、宿輪ゼミというボランティアのような講演を開催している。
    殆ど持ち出しばっかりで、マイナスになっているそうだが、いろんな事を学べる。

    この本も、映画については、本当は定年後に書こうと思っていたが、
    いつまで生きられるかわからない、やりたい事ができなくなるかもしれない事もある
    だったら、定年まで待たずにすぐにやろうと考えて、書き始めた映画評論コラム集だそうだ。

    ローマの休日に込められた意味(人の犠牲の上で成り立つ楽しみ)
    アン王女は苦しい日常を送っているのだというメッセージが込められている。

    1953年に公開された映画。それまでバラバラで戦争をしてしまったヨーロッパが復興の為
    欧州石炭鉄鋼共同体(ECSC)の設立時期だったのだ。
    そこにローマというヨーロッパの中心、を舞台にした映画を作られた意味があったと教えてくれる。

    こういった具合に、映画の作られた時代背景とこの映画の伝えたいメッセージはいったい全体
    なんなのかと言う事を事細かく説明してくれる。

    もともと、「シネマ」と「ムービー」は違う。「ムービー」とは移民の国アメリカで、言葉ではなく動きで意味を伝えられる為にムービーとなったと言う事を教えてくれた人だから。

    アラビアの話しやダイ・ハードと規制緩和をつなげて話すのは凄いよ。

    そして、この本を読んでお母様がファッションデザイナーだと知った。
    その人にちょっとネクタイが長すぎておかしいかもって言ってしまった自分て。。。。

    宿輪さんが映画年間250本観ているのと、宿輪ゼミを開催しているのは、根本は愛情と情熱だよな
    あ。

    2010年5月28日金曜日

    ふしぎの国のアリス を 生まれて初めて読んだ

    ふしぎの国のアリス(角川つばさ版)

    子供の頃に読みそこなうと、一生読まないで終わった本だ。映画化ということで読んでみた。
    http://ascii.jp/elem/000/000/508/508324/の紹介文で角川つばさ版を選んだ。そして、面白さというものが、本当の意味で理解できないで終わってしまう気がする。

    アリスが自分のなかではそうだ。
    ぜんぜん内容のナンセンスさが面白さとしてはいってこない。
    味気ない。面白いんだろうと思うんだが、
    トランプでしょ!といった所で、ふしぎの国から、川べりのお姉さんの膝枕で昼寝している現実に
    戻るという所がぐっときた。
    そして、このアリスという少女が持つすてきな想像力や心がどう育っていくのか、それを思い浮かぶ
    お姉さんに親近感をもった。

    挿絵は可愛い。可愛すぎるので、イメージに引っ張られてしまったかもしれない。
    でも、読み易い本だった

    ようやく嵐が丘を読み終え、文学少女二巻を読める。

    嵐が丘(河島弘美訳)

    翻訳って難しい。良い訳に出会えなければ文章は死ぬし、、かといってこれで食っていくほどには
    稼ぐ事はできない。だから、作家が手間をかけてやってあげなければならない。

    ようやく嵐が丘を読み終えた。
    読み始めてから10ヶ月ほどかかった。
    ヨーロッパの恋愛小説というのは苦手だったのだけれども、
    ライトノベル文学少女シリーズは
    名作のネタを使いながら物語がすすんでいくので、どうしても読まないと気が済まなかった。

    キャサリンとヒースクリフと、二つのお屋敷
    嵐が丘と、スラッシュクロス
    アーンショー家と、リントン家、 二つの血筋と、
    苗字の無かった孤児である少年ヒースクリフの人生の物語

    エミリーブロンテ28歳の作品 そして二年後に30歳で死去。



    バイト先で一緒だった17歳の浅黒のアメリカ人の可愛い女の子が
    原書で読んでいて、 この本を見るとそんな個人的な思い出になる。
    あの子はいったいどこでなにをしているのか。

    そして、その子にではないけれども、フラレてしまった時期にちょうど読んでいた苦い思い出の本でもある。

    恋愛小説として、あまりに激しい話し。すべてをキャサリンの元に帰っていってしまった
    ヒースクリフ。どんなに卑劣な事をしても、それが死者になったキャサリンの亡霊に突き動かされて
    しまっていた苦しみが伝わってくる。
    そして、結末のハッピーエンドに、すべての人が感謝する終わり方。そして、ヒースクリフの人生。
    ああ、名作ってこういう事をいうんだなというのが理解できた本だった。

    2010年5月23日日曜日

    天地明察を勧められて読んだ

    天地明察
    お医者さんからこれは面白いと言われ、その日に買って、その日に読み終えた。
    そのお医者さんは頭はすごくいいのに、こんな天才に自分はなれないよと言っていたのが印象的

    渋川春海の日本独自の太陰暦を創る為の物語。
    一番最初の渋谷の金王八幡神社という所に掲げられる絵馬 、算額奉納、 
    この導入のおかげで、これが時代小説であり、自分たちの国の過去の物語であることが繋がった。

    雁鳴きて 菊の花咲く 秋はあれど
    春の海べに すみよしの浜

    雁が泣き、豊穣な秋はあるが、自分だけの春の海辺に住み吉たる浜辺が欲しい。
    己にしかなせない行いがあって初めて成り立つ人生の浜辺である
     秋を飽きとかける。

    これで、ぐっと掴まれてしまった。自分の心情とそっくりという気持ちに読者皆がさせられたと思う。

    解答さんという謎の和算の天才武士が関孝和という人間で、尚且つ同い年であるという。
    同い年というのは、本当に苦しい。部下が年上でも、上司が年下でも大丈夫だが、
    同い年の上司というのだけは、どうしても上手く接する事ができなかった。
    それだけ、本当に意識をしてしまうのだ。その天才との対決に、無術という問題を出し、腹を切るほどの苦しみをずっと胸に終いながら春海は進んでいく。

    そして、若者は幕命を受けて、天体観測の旅にでる。
    そして、そこには60に近い二人の上司がいる。彼らの天体に対する思いや、その旅路のなかで
    思いを伝播されていく。

    そして、江戸に帰り、今度は政治という舞台で翻弄されていく。

    それにこの春海はだいぶ翻弄され、そして六番勝負で負けてしまい、絶望の縁に追い込まれてしまう。

    その中で、天才関からの叱責を受け、最愛の妻えんを再婚相手に向かい入れて、再度暦の研究を勧めていく。そのなかで、間違っていないと思われた中国の授時暦自体が間違っていたという事を
    伝えられる。
    このくだりがこの話しの名場面だった。この怒鳴った関、権力に恵まれず、才能をフルに生かしきれなかった天才が、春海に託したシーンは怒涛の展開だった。

    その後、研究を勧め、再度改暦の儀までこぎつけて、その時に京都で様々な政治的活動をすることで大逆転勝利を収めるという結末だった。

    最初の旅と、敗北した改暦の儀から、立ち上がってきた。ここがこの小説の魅力だった。
    勧めてくれた医者も、その部分を伝えたかったのかもしれない。

    2010年5月20日木曜日

    1Q84book3

    1Q84book3
    面白かった。

    1q84の三部26章

    テレスクリーンとリトルピープル

    ようやく1984と繋がったよ!!!
    それを理解するまで長かった

    ここからの展開が怖い。

    結論をどちらにもっていくか
    1984側か、それ以外側か
    1984が失敗で終わったので、1Q84はどちらで終わらせるかわからなくて怖かった。

    イスラエルでの話しがこの本に引用されていて、同時代を生きている事を再認識

    ユングの塔の話しが出てくる。タマルが話してくれる。

    河合隼雄を思い出してしまう。

    京大の数学科をでて、心理学に転向して、
    ユング心理学というマイナーなものを日本に立ち上げたひと。
    業績はしらんが、熱狂的ファンがいる。
    仕事的には、成功したのかわからない。
    殆ど意味を成さなかったのかもしれない。
    社会的には成功したが。
    ただ、人間性には、みんな魅了されたよなあ。
    あの穏やかな雰囲気と、内省的な知性と、優しさに。

    仕事の成果と、人間性は別物なんだと感じさせてくれた。

    17章339ページ
    ここでいくつかの「もし」が我々の頭に浮かぶ。もし、タマルが・・・・・

    ここの我々て読者の事だろう。村上春樹の小説のなかに、司馬遼太郎のような作者視点が書かれていたのは初めて読んだ気がする。

    431ページ21章
    死者に自然な敬意を払う。死ぬという個人的な偉業を成し遂げたばかりなのだ。
    この言葉は心に残る。

    31章588ページ

    ここは見世物の世界
    何から何までつくりもの
    でも私を信じてくれたなら
    すべてが本物になる

    無事に1Q84から帰ってきた。
    深くは潜れなかったというか、知らない間に入り込んでしまったなか、抜け出す物語だった。
    穴に入った自覚はなかったのに、それを知覚して、抜け出すという展開はスリリングでした。

    解雇は転職のチャンス

    大事なのは今のあなたじゃない。この先、どのくらい上を目指そうと思っているかだ。

    改訂版じゃない旧版を読む。
    ちょうど、解雇されたときに読んだから、ものすごく思い入れはあった。
    そして、これを買ったときに抱いていた夢や野望みたいなものは、
    本当に守るのが大変だったということに。

    過ちを犯し続けたと言う事に好意的に捉え、夢を描かなくなったことに対することに
    批判をする。夢の大事さは、守るのは、並大抵のことではない、この5年間で読み直してわかったこと。

    だからこそ、夢をいだけと、皆いうのだということ、も理解した。

    お客様がやかましい

    お客様がやかましい

    小売業で働いているからものすごく理解できる。
    こういう傲慢なお客様もいるよね。

    確かに最初に書かれているように「私」を認めてくれるという存在はなかなかない。
    自分自身をそれなりに認めてもらえる、尊重してもらえる場所は少ない。
    だけど、買い物中は人として尊重してもらえる。それだから購入するひとがでる。
    お店も売れるからエスカレートしていく。そしてちょっとでもダメだとクレームになる。
    無理強いを強いてくる。
    カスタマーの無理強いは無理強いじゃない。ある程度怒っていてもいろんな人がいるもんだな
    と言う事で解決できる

    それよりも、会社から、お客様の意思を大事にしていこうと強要されるのは辛い
    ほとんどこういった方法でやりましょうとか決められてしまう。
    売れなくなってくると、現場でできる差別化はもう接客を強化するという方法しかないわけだ。
    情報源は本体が握っているので、下から上がってくる情報が生かされる事はないだろう。

    そうすると、飽きちゃうわけだ。マニュアルにしたがって行動していればいいわけで、
    心あらずになり、それがお客様を侮辱したようにとられてしまう。不満は排除されるかもしれないが
    こちら側、売り手側の不満は高まってしまう
    そして、すさんじゃうんだよね。

    お客様主義は確かに拝金主義の裏返しかもしれない。

    2010年5月19日水曜日

    雅子さま論争 日本の女性の歴史でもあったのか

    雅子さま論争
    もう20年になるのか。
    あっという間の20年だったように感じる。
    こんな風にこじれる問題だとは思わなかった。
    日本最大の家である天皇家で生じている女性について論じられている本

    皇室というものがここまで開かれるようになったのは、美智子皇后の新婚時代
    彼女がスーパーすぎた。60年代の革命で王室廃止の機運を裏手にとっての
    高度成長期の夢を実現する夫婦として生きてきた。

    雅子さまは多分無力感で満たされているというのが論調。
    あれだけ有能なひとが変えられなかったわけだ。
    有能の種類が違ったのかもしれない。
    能力だけの問題ではなく、国力の低下時期にやりたい事をできずにいて
    他のひとと同じように自信喪失と苦しみに巻き込まれてしまったのかもしれない。
    そして、期待はされるが、それは望んだものではなく、、、

    雇用機会均等法は夢を与えてくれた。そして、道を広げてくれたけれども
    先頭にたつものとしての、苦労はハンパなくあったのかもしれない。

    この雅子さまという有能な人材がスポイルされてしまった皇室の大きさというものと
    何かをするときには、流れがきているときに、迅速に行うこと。

    最初期だったら、雅子妃殿下が望んだ皇室外交だって人気があったらできたかもしれない。
    そんな夢をみてしまった本だった。

    日本の財閥の歴史入門

    日本の15財閥 現在企業のルーツをひもとく

    初め、期待して、そのあと、落胆し、後半になり、面白くなってくる。
    財閥というと三菱、三井、住友、安田、くらいしか知らなかった。

    だから、最初の部分では、三菱、三井、住友の話しばかりで、井上馨や
    官営工場の払い下げの話しやらで最初の財閥の話しは面白くない。

    だんだんとこの本はマニアックになっていき、戦前の財閥がどうやって戦後の6大グループ
    に変遷していったかの経緯まで説明してくれる。
    銀行が中心となったグループ編成に集約されていくなか、
    古河や渋沢や山口銀行、野村銀行、など今は無くなってしまい名前だけが残った企業が数多くある

    本当に、昔というのはこういう企業グループで一体化していたんだなというのがわかる。
    そこの中心に銀行があり、商社と重工業があった。

    各々スタンスは違ったりするが、昭和恐慌という波、敗戦とGHQの財閥解体の波、1997年の大不況の
    この三つのなかでどう生き残っていったか、生き残れなかったか、そういった歴史でもあった。

    まるで、武士の家計簿をみているかのように、入り組みながらも生き残りをかけていく姿をみるのは
    まるで時代小説を読んでいるみたいで面白かった。

    2010年5月12日水曜日

    はじめて9条に関する本を読んだ

    9条どうでしょう
    内田樹と小田嶋隆に惹かれて読んだが、面白かった。

    もう、確かにこれは本当に日本が敗戦したんだと言う事をことごとく思い出させてくれる本。
    アメリカの為に作られて、それで、それがうまい具合に日本の現実と合わせたので、

    で、日本はそれを見ないふりをしてきた。ようやく護憲派の言っている事が理解できた。
    日本は戦後、戦争責任なにもしていないじゃないか。
    国内で9条二項と自衛隊の矛盾を見ないようにしているのだから
    それは正論だったんだなあ。

    日本人はアメリカ人を怒らせることについては、極めて勤勉である。
    考えたことなかったが、名言じゃないか。

    古→←今 比べてわかるニッポン美術入門

    むかしといま 比べてわかるニッポン美術入門

    美術書なのに、ハードカバーでなくて、持ち歩きやすく、紙も良いが、軽い。 そういった細かいデザインがしっかりしている本だから、嬉しくなる。

    同時代性だけでなく、美術のもつその国固有の流れを古典と現代美術を並べて紹介してくれる。時間の流れ、その考え方を示してくれただけで見方のひとつができたので良かった。

    どうしても日本という国に暮らしていると、優秀なものは外から入ってきて、それを取り込んでうまくなるという歴史の繰り返しなので、中での評価が外からどう見えるかわからない。 ただ、こうやって本の形に残してくれて、それも英語出版もやる予定らしいので、そうすれば、図書館には残る。言葉が無くなったとしても、この2010年時点での考え方がきちんと残るということは素晴らしいことだと思う。

    美術の授業で、日本の絵画の歴史を流れに沿って紹介してくれたものって無かったな。だから、この画を見てわかるのは、綺麗かどうか、教科書で見たことあるかどうか、 見立てという考え方自体、きちんと成立していることを知らなかった。日本の美術史、全て断片的にしか知らなかったんだと言う事を考えさせられる。

    歴史の流れをきちんと紹介してくれる。上手いことその流れのなかに、作品群を当てはめる。

    そして、それが今のどういった事に影響を与えてきたか、絵画にはそんなに興味はないのだけれども、

    この日本史というか、そういったものに、大変興味をもてた本だった。 

    人はなぜ学歴にこだわるのか。 は読んでいて本当にきつくなる

    小田嶋隆の本を取り敢えず殆ど読み終えた。
    人はなぜ学歴にこだわるのか。 たぶん3回目位読んだ気がする。
    立ち読み二回、図書館1回、 買ったことない本の方がきちんと読むのだなあ。

    差別問題。日本人のなかでとてもメジャーな差別。加害者にも被害者にもなっている。

    隠されるものであること。
    嘲笑の対象になるもの。
    ランク付けされることにも繋がる。

    自分もこの病気に罹患してる。
    学歴ラベルによって、価値が決まり、それで判断してしまっています。
    そのなかに、自分がうまくラベリング出来なかった悔しさとかも滲んできてしまいます。
    治せないものだと言う事はわかりました。

    罹患しているのだから、放置していくわけにもいかず、上手いこと自分の目で見れる眼力を
    つけなくちゃいけないな、という全うな結論に達しました。
    病気にかかってしまったので、その伝染病の解決策は
    全くかかっていなかった人から生まれてきてくれる
    のを願うしかないのかもしれないです。

    2010年5月8日土曜日

    フットボールの犬 欧羅巴1999-2009

    フットボールの犬 久々に心から読んで面白くて止まらなかった。

    宇都宮徹壱さんが欧州のマイナーリーグ それもフェロー諸島やマルタ 旧DDR(東ドイツ) 
    此の人のライフワークのひとつであるバチカン諸国。

    テーマは「フットボールのある日常」

    かれがグローバル化によって、どんなにのっぺりした街並みになってしまったと言っても
    やはりサッカーには、そのクラブの特色、広くはその国のサッカー文化の特色が現れてしまうもの
    なんだという事を教えられる。

    サッカー協会の立ち上げには、様々な問題が絡んでいた。ソ連崩壊から始まる政治的独立や、国家消滅した為に代表チーム自体がなくなってしまうという自体が起こってきた。
    独立国家もだいぶ増えた。
    これが確かに1990年初頭だった。その後のサッカーは、グローバル化での均一化と
    テレビの発達していき、あまり差が激しくでないものになっていったのかもしれない。

    この本でいまでも嬉しいのは、どんなにスタジアムで罵り合っていても
    やはりそれはサッカー、フットボール好きという仲間意識というものがあるのだ。
    トルコの章で、ライバルである ベシクタシュのファンの車に、フェネルバフェチェのファンの車がクラクションを鳴らしたシーン、
    素晴らしい試合を共有したもの同士、この交流がフットボール観戦の原点だなと思ってずっと記憶に残った。
    グローバル化してしまったかもしれないけれど、
    実際に目の前で見れるのはJリーグだし、スタジアムでの熱狂や、自分のチームと言われたら
    バルサでもなく、浦和レッズなんだという事だ。どんなに糞サッカーだったとしても。

    目の前で展開される事よりもスタジアムに行ったりするこの高揚感。
    こちらを全世界で、マルタやフェロー諸島のひとたちも感じているのだろうな。

     この人の本は、本そのものの、未知のものだけれども、興味があることに対して
    真摯に取材してくれる。足をきちんと運んでくれるので、写真も生きた写真が載っかるし、
    文体も大好きなので、これからずっと過去の作品を読んでいこうと思ったジャーナリストだった

    こういったファンになれる人を見つけられるのは嬉しいことだ。

    本を読む楽しみ

    インヒズオウンサイト ネット巌窟王の電脳日記ワールド

    本をよむことがとても好きです。
    本は投資であり、それを実行してこそ意味がある。
    それはひとつの楽しみだと思います。
    娯楽であり、純粋に想像力の働くままに動いていく人々を読んでいくというのも、ひとつの楽しみ方。
    古典名著を読み、そこから叡智に触れるというのも楽しい。

    いま自分が一番楽しい読み方は、回顧すること。
    そろそろ90年代後半から2000年代半ばにかけての記憶が落ちかけていまして、
    その時に書かれたコラム集をいま2010年の視点で読むと、面白いです。

    ただただ、そこから何かを学ぼうというのではなく、

    昔の写真を見て懐かしかったり、郷愁にひたったりする。 
    そんな感じの本の楽しみ方をしています。

    これには、本と、自分の人生がマッチしなければ起きないのですが。

    新作の勢いはなく、古典ほどの重厚感はないのですが、
    同じ時代の同じ空気を吸ったひとならわかるよね。的な感覚がとても面白いです。

    此の本からは、その雰囲気を存分に味わいつくせた。

    tokyo異形を見て

    TOKYO異形を見た。写真集なのに、そんなに敷居が高いような感じもせず、
    値段も1800円と安い。
    東京新聞写真部という新聞社が発行しているからだろうか。
    美術書の高さには辟易していたからありがたい値段設定。

    東京で使っている電車や、通路や街の写真、でもそれを視点を高くしたり、ローアングルでとったり
    何百枚も撮ったりするなかで、至極の作品が生まれてくる。


    問題は、自分は東京で働いているが、生活していた時期は5年も無かったので
    ここに根づいている精神性までは分からない写真が多かった。
    凄いなあというのもあるけれど、やはり住んで、そこに人間関係が生まれて、
    地域の人間になっていたら、この写真の面白さはわかるんだろう。


    だから、東京新聞という新聞社が出したのも納得する作品。東京に住むひとの為の
    現代東京を切り取った写真集