2010年5月29日土曜日

宿輪先生の映画と経済学本

http://www.shukuwa.jp/ 宿輪先生のシネマ経済学入門 ローマの休日とユーロの謎

月に二回、宿輪純一さんは、宿輪ゼミというボランティアのような講演を開催している。
殆ど持ち出しばっかりで、マイナスになっているそうだが、いろんな事を学べる。

この本も、映画については、本当は定年後に書こうと思っていたが、
いつまで生きられるかわからない、やりたい事ができなくなるかもしれない事もある
だったら、定年まで待たずにすぐにやろうと考えて、書き始めた映画評論コラム集だそうだ。

ローマの休日に込められた意味(人の犠牲の上で成り立つ楽しみ)
アン王女は苦しい日常を送っているのだというメッセージが込められている。

1953年に公開された映画。それまでバラバラで戦争をしてしまったヨーロッパが復興の為
欧州石炭鉄鋼共同体(ECSC)の設立時期だったのだ。
そこにローマというヨーロッパの中心、を舞台にした映画を作られた意味があったと教えてくれる。

こういった具合に、映画の作られた時代背景とこの映画の伝えたいメッセージはいったい全体
なんなのかと言う事を事細かく説明してくれる。

もともと、「シネマ」と「ムービー」は違う。「ムービー」とは移民の国アメリカで、言葉ではなく動きで意味を伝えられる為にムービーとなったと言う事を教えてくれた人だから。

アラビアの話しやダイ・ハードと規制緩和をつなげて話すのは凄いよ。

そして、この本を読んでお母様がファッションデザイナーだと知った。
その人にちょっとネクタイが長すぎておかしいかもって言ってしまった自分て。。。。

宿輪さんが映画年間250本観ているのと、宿輪ゼミを開催しているのは、根本は愛情と情熱だよな
あ。

1 件のコメント:

  1. 宿輪(本人)です。事務局サンのアカウントから書いてます。こんなに良く書いていただいて大変嬉しく思います。また宿輪ゼミにも来てくださいね!http://bit.ly/bfXIKM http://bit.ly/9X9VrT

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