2011年5月19日木曜日
チェーザレ・ボルジアことヴァレンティーノ公があまりに不憫すぎる
チェーザレ・ボルジア というルネサンス期のスペイン貴族の人生は波乱すぎる。
漫画のチェーザレ の主人公なんだが、
女司馬遼太郎 塩野七生の30歳の時の恋人だった人
(妄想乙だが、その妄想力が半端無く淡々と書き連ねていく魅力がある。ラストに萌え死ぬんだね)
塩野七生は文章に映像を駆り立てさせることが上手い。
「P159 じっとものうげに彼らの方を見ているチェーザレの姿と、そのかたわらにかしずく女。この情景は、二人の老獪な外交官に
いつもの冷静さを失わせた。彼らはそこに、完美と残忍という、官能の二つの鎖を感じ取ったのだ」
漫画版は
こんな貴公子おるのか!
16歳でありながら、父が教皇という最高権力者の一歩手前 当然大金持ちで、美男子。
無邪気で快活でリーダー気質もあり、反面怜悧な一面もある。
最高のかっこよさを全部載せしたラーメンみたいな人間です。
上の画も相当カッコイイのだが漫画版のほうが、ミゲルやその他の敵味方の絡みが想像しやすい。
なので、チェーザレという漫画をイッキ読みしたあと、そのキャラクター映像で
塩野七生が描くルネサンス1500年辺りを読むと、半端無く面白くなる。
漫画の利点は馴染みのないイタリアのルネサンスの人たちの顔を思い浮かべながら読めるから、親近感が湧くのだ。
彼くらい日本人に馴染みがあれば、ワザワザ漫画で読む必要はないんだ。
イタリア歴史漫画を描いてくださったおかげで、めちゃめちゃおもしろく読める。塩野七生もマキャベリも
漫画自体が画の書き込みが半端ないのもある。
チェーザレ・ボルジア ヴァレンティーノ公
全てを持って、計画を立て、時勢にも乗り、腹心にも恵まれ、教皇アレクサンドル6世の子供であり、
軍隊がない状態から、フランス傭兵部隊を間借りして
ロマーニャ地方を席巻してロマーニャ公国をたった4年で作り上げた人。
チェゼーナで、片腕の公国内の内政担当 ラミーロ・デ・ロルカを惨殺 人心をまとめ上げる
公国を作りあげた途上で、父である教皇と共に病に倒れ 父の死後、幽閉される。27歳
以後人質生活を送り、脱出。義兄のところへ行き、スペインで戦死 31歳
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