面白かった。
1q84の三部26章
テレスクリーンとリトルピープル
ようやく1984と繋がったよ!!!
それを理解するまで長かった
ここからの展開が怖い。
結論をどちらにもっていくか
1984側か、それ以外側か
1984が失敗で終わったので、1Q84はどちらで終わらせるかわからなくて怖かった。
イスラエルでの話しがこの本に引用されていて、同時代を生きている事を再認識
ユングの塔の話しが出てくる。タマルが話してくれる。
河合隼雄を思い出してしまう。
京大の数学科をでて、心理学に転向して、
ユング心理学というマイナーなものを日本に立ち上げたひと。
業績はしらんが、熱狂的ファンがいる。
仕事的には、成功したのかわからない。
殆ど意味を成さなかったのかもしれない。
社会的には成功したが。
ただ、人間性には、みんな魅了されたよなあ。
あの穏やかな雰囲気と、内省的な知性と、優しさに。
仕事の成果と、人間性は別物なんだと感じさせてくれた。
17章339ページ
ここでいくつかの「もし」が我々の頭に浮かぶ。もし、タマルが・・・・・
ここの我々て読者の事だろう。村上春樹の小説のなかに、司馬遼太郎のような作者視点が書かれていたのは初めて読んだ気がする。
431ページ21章
死者に自然な敬意を払う。死ぬという個人的な偉業を成し遂げたばかりなのだ。
この言葉は心に残る。31章588ページ
ここは見世物の世界
何から何までつくりもの
でも私を信じてくれたなら
すべてが本物になる
無事に1Q84から帰ってきた。
深くは潜れなかったというか、知らない間に入り込んでしまったなか、抜け出す物語だった。
穴に入った自覚はなかったのに、それを知覚して、抜け出すという展開はスリリングでした。
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