2010年6月2日水曜日

浦和再生と 股旅フットボール 読了

松本山雅は4部チーム
レッズは1部 それも、代表を三人くらい抱えているビッグクラブ

2009年天皇杯二回戦でジャイアントキリング食らいました。

宇都宮撤壱さんの股旅フットボールを読了
4部から3部であるJFLに上がるのが相当に狭き門であること
全国9つの地域リーグ一位が集まってたった2から3チームしか上がれない。
80くらいのリーグのチャンピオンが集まって、この狭き門
天国と地獄がそこに転がっているのがわかる。
2005年から2007年地域リーグと決勝大会の模様が書かれている。
こんなところは誰も注目してすらいなかった。
でも、ここがJ全体の理念の柱である地域主権、百年構想の最前線だったというのはこの本で納得

2010年現在Jリーグを目指すチームがたくさんあり、
近いうちにJ2が22チームまで膨れ上がるまでは拡大路線
枠が19まで埋まって(verdy倒産すると18)
あと3から4枠しか余裕がないこと。

JFLから拡大路線で瞬時に動かないと、枠はそろそろ埋まる。
そして、J2に上がる際に無理をした借金が J3ができたとき(JFLとの降格ができたとき)
どの程度破綻するクラブができるか想像だにつかないこと。
それが怖い。

地域の誇りの結集として、川淵さんが持ち込んだ全国にサッカーチームを。J百年構想は
スポーツを使った新たなチャレンジを大きくもたらした。
ここに出てくるひと達は、皆地方にいて、その地方からの発信の勝負をしていた。 
ここで取り上げられたファジアーノ岡山や岐阜FCはJ2に、ほかにはJFLにあがったチームが
取り上げられている。その裏にアマチュアとしてやってきたチームとプロを目指すチームが混じった混在している。

島崎英純「浦和再生」のなかで、レッズの一試合であった天皇杯2回戦が
松本山雅FCにとって相当なまでのインパクトがあったと言う事が想像できた。




J自体が思ったよりも磐石ではないけれども、矛盾を抱えながら、税リーグと揶揄されながら
百年構想という理念は、多くのひとの心に火をつけて、Jの御旗となったのだったな。


2009年のチーム状況は殆ど見れなかったが、浦和再生でだいぶキャッチアップできた。
今期は結構見にいけている。
今の爺さんのチームは大好きだけれども、
面白いんだけれども、、、ツートップの一角がどうにか出てこないことには、
どう仕様も無いし、浦和も浦和でぎりぎり黒字に留まっていて
赤字になっても、三菱の補填はないという状況にはかわりない。
トゥーリオの造反。サンクスが去り、ポンテが絶不調。高原の不発。
若手偏重という言葉。ただ、チーム全体としてポジティブに捉えられていることを確認する

オフト時代に前後分裂サッカーをして、その勢いをもって2004年のセカンドステージ新潟戦で
山瀬が怪我をするまでは最高のゲームをしていた。そこから下降線を降り、建て直しの時期に
入ったのだ。2007年最終節で横浜FCにまけ、連覇が出来なかったとき、
ここまでの重症に陥るとは思ってもいなかった。
ただし、我慢というか、建て直しの時期をきちんと設けていて、それをこなしたからこその
03年からの07年までタイトルを取り続けたことが出来たともいえる。
チームとして、いまのチームを見守ることが俺らのチームを支えることだと思った。
百年構想のなかで戦っているチームを見ることで、
レッズは確かに恵まれた地域に発足したが、地道な活動の基に花開いた
チームだったという事を思い出させてくれた。

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