2010年7月15日木曜日

はだか Ex-formation を読んで

はだか Ex-formation  武蔵野美術大学の原研哉ゼミの作品集

はだかにすると、なにか今まで見ていたものが違って見える。
はだかにすると、本質の部分があぶり出される
はだかにすると、なんでこんなに恥ずかしいのだろう

はだかには、個人差、個体差がある。その部分に恥を覚えるのだ。

服を着るほうがエロティックであったりする少女漫画
たんなるフォークにパンツをはかせることでまるではだかのようにみえる。

ひとによってアプローチが違う。こんなに違うとは、そして、情報informationの反対としてex-formationいかに知らないかを知らしめる

しらないことをどれだけあらわにさせるか。そこに対するアプローチが多くのひとがチャレンジしているゼミ生の考え方にも勉強になった。切り取り方、アプローチの仕方によって伝わらないこともでてくる。

見方をかえるというプロジェクトだから、成功するばかりではないのだ。ほとんどが失敗に終わる。そして、本当の一握りがセンセーショナルに取り上げられるまで、多くの作家が試みては失敗していくこともわかった。だからこそ美術家は食えないのだ。一握りしか。でも多くのひとが憧れ、挑戦したくなることも理解することができた。そんな本だった

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