2010年7月14日水曜日

数字は語る 3分で読み解く決算書入門

数字は語る 3分で読み解く決算書入門 を読了 

すごくわかりやすかった。わかりやすさで言えば、12歳でもわかる決算書の読み方 よりもカンタン
あちらは最後のほうに分析手法や、減価償却などが入ってきたので、難しい面があった
こちらのほうは実際の会社の決算書を使って説明してくれる。それも身近なココ壱や吉野家などを使って説明してくれる。
そのぶん、イメージをわかせやすい。

決算書をビジネスターゲットに絞るために使う営業マンて考え方は、恥ずかしながらなかった。
有価証券報告書はすごく有益な情報ばかりがのっているではないか。目からうろこだったな

その会社の有利子負債の平均利子率を推定する方法は豆知識だ。過去二年間の有利子負債の平均残高に当期の支払利息で割るとでてくる。だいたいの信用力をみることができる。

キャッシュフローの営業CF 投資CF 財務CF どの形が健全かどうかも示してくれる。成長期は+-+になり安定期は+--になる。ともかくもわかりやすい。

ROEが高ければ高いほど良いという訳ではない。とひとつの見方だけをすることにも釘をさす。
利益が上がればあがるほど自己資本比率はあがるので、ROEは下降する可能性があるのだ。
そして、利益追求だけをしていると、本当に少しの値下げで利益なんてすぐに変わることが起こる
たった5%の値下げで利益は85%下がった例が載っていた。

この本を読むと会計が楽しくなる。それくらいいい本だった。
会計をしりたければ、これを入門にして、次につなげていけばいいと思う。

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