2013年6月3日月曜日

本当に人生観が変わる本 箱の法則

2日で人生が変わる「箱」の法則 読了

前作も読んだけれど、自分的には続編であるコチラのほうが気に入った。
サラディンがエルサレム奪還のとき、虐殺を行わず、相手が約束を反故にしても
かれはそれに対して憤りもせずに敵に対してさえ温情を見せた。
サラディンの成功の理由はこの本では「心が平和だったから」と言っている。

心の状態が敵対的か平和的であるかが最も重要と説く。
それを決めるのは心のあり方だという。
他人のことを自分と同じ人と見るか、それとも物と見るかを選びとっている。
物と見れば敵対的になり、人と見れば平和的になるだろう。

ここの文章だけで、自分は精神的に人生観がすごく変わった。
イライラするとき、自分に問いかけてみる。相手は同じ人間か、それとも物として見ていないか?それをするだけで心がものすごく平穏になる。
たった一行の他人を人と見るか、物と見るかだけでこんなにも心の感じ方が変わるとは思っても見なかった。
振る舞い(行動)が重要と説く本はたくさんあれど、行動ではなく、心のあり方が大事だと説いている本はあまり接したことがない。行動を変えるのは並大抵の努力ではできない。でも見方を変えるのは一瞬の心掛けだけでできる。その単純さが自分の性に合った本だった。

それと相手が間違っているかもしれない場合、それでもなお自分がもしかしたら間違っているのではないだろうかと内省することを求めている。どちらも自分たちの正義を掲げて生きているので、それに真っ向から対抗しても対立しかうまない。だからといって折れろと勧めているわけではないというのがこの本の面白いところでもあった。

前作の自己正当化というところにもここで話がつながってくる。
自分自身の心の正直な感情に従わなかった時起こることは、自己正当化。不安定な自我に耐えられず、自分自身を裏切ったことへ直視しないために自分は間違っていなかったと自分を正当化して考える。自分自身に背くことは闘争へ向かうということ。なぜなら、自分が自分に背いた時、他人の過ちが自分の中で急速に膨れ上がる。それを実際よりも悪いものにし始める。それが自己正当化が敵対を生み、心の平穏を失わせ、他人を物としてみるようになってしまう。

人からさげずまれるのは苦痛だが、人に対するさげずみの心のほうがはるかに自分自身を消耗させる。
自己正当化には4つの形がある。
優越の箱 他人を自分より劣ったものとして偏見を持ってみること
当然の箱 自分は被害者であり、権利があり恵まれないでいると考えること
体裁の箱 助けになることや正しいことでも好ましく思われる事を気にするため相手が好まないときそれをしないでおく事 寛大さのなかには、自己正当化によって生み出されているものもある。
劣等感の箱 障害、劣等部分が自分が周囲とうまくやれない言い訳に利用している。自分のこころに嘘をつくとき、ひねくれた時に自己正当化するために劣等部分を使う事

ただ、人間とは一生自分を裏切り、正当化しつづける生物でもある。一生箱という自己正当化をしようとし続ける。でも、そういう事を知っていれば、自分自身で気をつけて自己正当化を取り消すこともできる。自分自身の心が平和に成らなければ、他人に平和をもたらすことはできない。

人を無理やり変えることはできないが、変わろうという気にさせることはできる。

箱の外側にでるためには、 
普段自分が箱の外側にでて接しられる相手は誰かを考える
なにもかもが順調だったことを思い出させてくれる場所や行動を考えてみる
他人について自問することで、自己正当化と非難から解放される
重要なのは何をすべきかという気持ちだけではなく、それをしたいという願望
そうした願望は心のなかから生まれてくる。それに従って行動をすることによって
こころの平和を保つことができる。
外面的な闘争は避けられないにしても、心は平和な状態で闘うことができる。



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