2010年7月15日木曜日

はだか Ex-formation を読んで

はだか Ex-formation  武蔵野美術大学の原研哉ゼミの作品集

はだかにすると、なにか今まで見ていたものが違って見える。
はだかにすると、本質の部分があぶり出される
はだかにすると、なんでこんなに恥ずかしいのだろう

はだかには、個人差、個体差がある。その部分に恥を覚えるのだ。

服を着るほうがエロティックであったりする少女漫画
たんなるフォークにパンツをはかせることでまるではだかのようにみえる。

ひとによってアプローチが違う。こんなに違うとは、そして、情報informationの反対としてex-formationいかに知らないかを知らしめる

しらないことをどれだけあらわにさせるか。そこに対するアプローチが多くのひとがチャレンジしているゼミ生の考え方にも勉強になった。切り取り方、アプローチの仕方によって伝わらないこともでてくる。

見方をかえるというプロジェクトだから、成功するばかりではないのだ。ほとんどが失敗に終わる。そして、本当の一握りがセンセーショナルに取り上げられるまで、多くの作家が試みては失敗していくこともわかった。だからこそ美術家は食えないのだ。一握りしか。でも多くのひとが憧れ、挑戦したくなることも理解することができた。そんな本だった

ディナモ・フットボール 宇都宮徹壱の本はすごい

ディナモ・フットボール を読了 これでほとんどすべての宇都宮徹壱の本は読み終えた。
良いジャーナリストだった。また本がでるまではコラムなんかを読んで楽しませてもらおう。

この本は主に東欧諸国やロシアサッカー、旧ソ連諸国のサッカーを廻って旅をしている。
ディナモ・モスクワによる1945年の英国遠征から始まる。
そして、アーセナルとは名ばかりの英国代表との対決に4-3で勝利する。
そして、46年に鉄の壁が引かれ、東欧のサッカーは壁の向こう側にはいってしまった

ディナモの意味は内務省 つまりは国家権力という意味だ。

ディナモという名前には冷戦崩壊で、いまとなっては負けた側の意味合いが強くなっている。
そのディナモを探しにでかけた旅の本だ。

フットボールとクラブの歴史を紐解き、その時代を表現し、そしていまの現状を伝える。
これが彼の手法だ。
DDR最強のクラブチーム、ディナモベルリンのように4部に沈んでいるクラブもある。
クロアチアザグレブから、ディナモザグレブに戻したクラブもある。

そして、ソ連リーグで最強で、シェフチェンコを生んだディナモ・キエフ
戦争で負けて、同化政策でアイデンティティを失ったウクライナ
そこに残るディナモ・キエフ 
やはりサッカーチーム。スポーツチームというのは、人々の心のよりどころになるのか。
とくになにもないところだと、それが強くなる。埼玉における浦和レッズのように。

次の旅路はロシアだ。本田が所属しているリーグ。2000年前後はまだ牧歌的な感覚がある。
その後、政府系のオイルマネーが入り込み、金満リーグになるとは想像だにしえない。
でも、サポーターがあまり入らないというのは変わらないみたいだが。。。

その後、グルジアへ。ディナモ・トビリシ
ほとんどのクラブがディナモの名前を捨てて、そしてもどっていった。没落した名門クラブにとって
その名前が栄光の残滓を感じさせるものだったのかもしれない。

さいごに、なぜ日本人はロシアをこわがるのでしょう。
ソ連の印象でしょうか。
ソ連は十年も前になくなりました

本田がCSKAに移籍するときも、なぜロシアに?と不思議がられた
遠い国だったが、みんなの共通理解としてサッカーがあるのだと感じた。
サッカーはひとつだ。これはよく使われるが、
宇都宮さんの本はそれが本質的に正しいんじゃないかと信じさせてくれるのだ。

これで宇都宮本をほとんどすべて読み終えた。とても素晴らしい読書の旅だった。

2010年7月14日水曜日

岩波明の狂気の偽装 精神科医の臨床報告

狂気の偽装 を読了 狂気という隣人の続編に当たる。

岩波先生の大立ち回り PTSDとは、本当に死の恐怖を味わったひとにしか罹ることはない。
軽く言っているのはほとんどが嘘をついている。マスコミによって汚されて意味を取り違えられた精神科の用語だ。

そして、フロイトのいうようにそもそも幼児期の問題が思春期にでるのか、なぜそんなにタイムラグが発生する。
アダルトチルドレンも意味が履き違えて使われている。アルコール依存症の親をもつ子供のことをさしていたのに、機能不全に陥った家族の子供たちに使われるようになった。カウンセラーはいまの原因をいまの状況に求めないで過去に求めがちなので、ちょっとでもひっかるところがあると、それを拡大解釈してしまって、罪のない親を罪に追い込んでしまう。トラウマもそんな系統の言葉だ。ADHDもそうだ。病気の問題というのは、基本的に過去に原因があるよりも今現在に問題があるのだ。それを過去をひっくり返して考えるというのは間違っている。このスタンスはずっと変わらない。

そして、岩波さんは自身の臨床で得た経験を書く。それは決してうまくいったものではなく、失敗したものをわざと集めて書いているかのように、失敗談が続く。患者に自殺されてしまったり、つらい目にもあっている。

そして、農薬自殺や風邪薬自殺は、一瞬で死ねるわけではなく、体が吸収してしまったら手の施しようもなく数日死をまつのだ。それはどんなに悔いても戻らない。その時間はとても残酷だ。
死ぬのがわかっていながら、手の施しようもなく、そして、患者は数日だけ命を取り留める。
後悔しても取り戻せない命。

自殺について 孤立感が関与していると引用している。社会からはじき出されてしまった。もしくは社会からでてしまった人々 空虚が心を支配していると述べている。ここにこの岩波さんの優しさを感じた。巻末の紹介文に甘えている若者論が出ているが、そちらには、現場のリアリティさがないように感じた。どうしようもないけれども、本質的に空虚な社会である日本。そこに飲み込まれたひとがいるということを精神科医が認識し、自分だけでは変えられないけれども、少しでもその穴埋めとして患者から精神科医が使われているのは仕方ないと考えている。

最後に病気がどれだけ厳しいものなのか、急性期の統合失調症や、依存症の人々の壮絶さを書いていた。病気というものの重さをすごく考えているひとなのだ。

そして、近年心療内科が乱立しているのは、厚生省が医療費削減のために行った政策のせいだと書かれていた。日本の入院ベッド数の3分の1が精神科でしめられていて、それを外来でまかなうことで、医療費削減をもくろんだ。
しかし、結果は軽症うつなどの新規需要の開拓と、大学病院に医者が残らなくなってしまい、開業医ばかりふえて、大病院には医者を派遣できなくなる医療崩壊をもたらしたと。
行政の失敗でもあったのだ。そういうことを切れ味するどくかいてくれる岩波さんの本はとても魅力的だと思う。

枕は大事だよね 睡眠の基本かも

枕革命 ひと晩で体が変わる 読了
こういった本には半分怪しげな空気が漂っている。腰の痛さなんかは本当に治らないし、
それをこれを使えば治ります。だったら保険適用して医療費削減につながるだろうと思うんだが、、、
この本は丁寧に整形外科ができる分野はここまで、こういう症状がでたら脳外科、精神科、でも睡眠に関しては整形外科で対応していきます。というスタンス
このスタンスはすばらしいと思う。それでhttp://www.makura.co.jp/  で枕を注文しようとしたら、1年待ち、ちょっと驚いた。そしてマスコミにたくさん取り上げられているんですね。

この本を読んで学んだことは、睡眠は体の疲れをとる大事なもの
そして、できる限り寝返りを打てるような枕を用意すること。寝返りが体の疲れをいちばんとる。
レム睡眠(脳の休息)はひとと大差ない。ノンレム睡眠は大差あることがたまにある

自分も不眠症で悩まされているから、枕を買おうと思っている。
自分の狭い部屋で寝ているときには体の疲れは全然とれない。
客間で布団を敷いて寝ると本当に熟睡できる。
ストレスは変わっていないのに、寝る布団と場所がかわっただけで全然違うのだ。
だから睡眠にはこだわりたい。
でも、どこで選んでいいかわからないというのが悩みだ。
この本で酷評されていた立ったままで首の曲がり具合をはかり、お好みがベストですよという接客を 寝具専門店で経験したあとだと、本当に良い寝具に出会えるのか悩んでしまう。

枕選び絶対条件
体格にジャストフィットすること
横向き 上向き 両方ともに
浮き沈みのしないフラット構造
平で四角いまくらがベスト 
一生ものではなく適時調整を
体重変化やもろもろで変わる

本当、寝具選びは一生付きまとうことだなと思います。良い医者にめぐり合うことが大事だともいえる分野ですね。 この本を読んでためしに山田先生のところに申し込みをしてみようと思いました

数字は語る 3分で読み解く決算書入門

数字は語る 3分で読み解く決算書入門 を読了 

すごくわかりやすかった。わかりやすさで言えば、12歳でもわかる決算書の読み方 よりもカンタン
あちらは最後のほうに分析手法や、減価償却などが入ってきたので、難しい面があった
こちらのほうは実際の会社の決算書を使って説明してくれる。それも身近なココ壱や吉野家などを使って説明してくれる。
そのぶん、イメージをわかせやすい。

決算書をビジネスターゲットに絞るために使う営業マンて考え方は、恥ずかしながらなかった。
有価証券報告書はすごく有益な情報ばかりがのっているではないか。目からうろこだったな

その会社の有利子負債の平均利子率を推定する方法は豆知識だ。過去二年間の有利子負債の平均残高に当期の支払利息で割るとでてくる。だいたいの信用力をみることができる。

キャッシュフローの営業CF 投資CF 財務CF どの形が健全かどうかも示してくれる。成長期は+-+になり安定期は+--になる。ともかくもわかりやすい。

ROEが高ければ高いほど良いという訳ではない。とひとつの見方だけをすることにも釘をさす。
利益が上がればあがるほど自己資本比率はあがるので、ROEは下降する可能性があるのだ。
そして、利益追求だけをしていると、本当に少しの値下げで利益なんてすぐに変わることが起こる
たった5%の値下げで利益は85%下がった例が載っていた。

この本を読むと会計が楽しくなる。それくらいいい本だった。
会計をしりたければ、これを入門にして、次につなげていけばいいと思う。

ユーゴスラビア解体とサッカーの関係について書かれた本

宇都宮徹壱の幻のサッカー王国 スタジアムから見た解体国家ユーゴスラビア を読了

まず、1998年の本。ここに出てくる人はオシムや、通訳だった千田善さんの名前が出てくる
オシムが日本代表になる前から、このユーゴ、バルカン半島にかかわりをもっていた人たちが
出てくる。それは少し感慨深いし、ちょっとした発見をした気分になる。
ウィキペディアでユーゴの歴史を調べてみた。

1915年ユーゴスラビア王国の青年がオーストリア皇太子を殺害。
露土戦争で、トルコから独立し、オーストリーハンガリー帝国の承認をもらいできた王国
その後関係が悪化。

汎スラブ主義者の暗殺だった。そこから第一次世界大戦勃発。
40年ぶりの大規模戦争でヨーロッパ人はわくわくしていたらしい。
が、近代兵器の投入で長引いたし、疲弊し、アメリカの台頭をもたらした

20世紀初頭は、経済学者クルーグマン先生の本で、世界はひとつに統一され、
南米アルゼンチンが今世紀もっとも先進国になるだろうと思われていたらしい。



戦争になり、ユーゴ王国はオーストリアハンガリー帝国に勝利。
独立を認められた。セルビア人主体で政府が運営された

一次大戦の戦後は、クロアチアの独立機運が高まる。それを自治州というかたちで抑える
1941年には、ナチスよりの政権が生まれる。が、崩壊。

その後中立を表明するが、中立を表明するということは、すべての国の敵となる可能性を秘めているわけで、ドイツに占領される。

クロアチアが独立。ナチス傀儡政権誕生
クロアチア人によるセルビア人虐殺がはじまる。それを1990年代後半セルビア人のクロアチア人虐殺につながるらしい。

その後、ティトー率いるパルチザンが共産党を率いて戦い、独立を確保。

スラブ民族が集まってのユーゴスラビア連邦設立。
東からも西からも独立を保った。

驚いたのは、戦後落ち着いたあと、クロアチア独立には弾圧をするティトー
だが、自治権を各共和国へ与えることになる。
1980年に死去する。
後継者を残さないままに。
で、1989年以降のソ連崩壊 東欧革命で民族主義が台頭。

独立が進む。スロベニア、クロアチアの独立。認めないミロシェビッチユーゴ大統領が戦時介入。内乱状態へhttp://mudainodqnment.blog35.fc2.com/blog-entry-1351.html

に貼られていたユーゴ紛争の事態が起こる。この文章の作者はこれは経験談を聞いて書いた創作だとあとで表明した。自分は経験していなかったが、友人の経験談をまとめたのだとコメントしていた。でも、、どこからどこまでがうそでまことかわからないものだ。

クロアチアもセルビアも殺し合い、でも隣人同士で殺し合う意味すらわからず。
反対していた人間も多かったが、止まらなくなっていった。



1990年ユーゴはワールドカップベスト8  オシムが指揮をしていた。
連邦がバラバラで、各共和国が自分の国のヒーローを使うように要求してきたので

全部ヒーローだけを参加させて初戦を落としたユーゴ。そこからマスコミをだまらせて、10番をストイコビッチに絞った戦いをスタートした。

1992年はユーロ参加10日前に出場権利削除

かわりに予選二位だったラウドルップのデンマークが優勝。

1994年はユーゴ出場停止。

このあたりでピクシーが名古屋に移籍。

華麗なプレーをしてくれた。レッズ好きでも、ピクシーは巧すぎたので、惚れてしまった
(監督としてはくそだったので2010名古屋は見事な敗戦を期待できてとても頼もしい)

日本のJでユニフォームの下にユーゴ空爆反対を掲げた映像はあたまに残っている。
で、各共和国は内乱をへてどうにか独立。

オシムはグラーツを率いて旋風を。
1998年ユーゴが復帰。クロアチア3位。ここにもし、あの伝説のユーゴ代表があれば
チリでの1987年ワールドユース(U-20ワールドカップ)優勝メンバーが勢ぞろいしていたら
もしくは優勝するのでは、という可能性のことを思い出させる。

レッズからはペトロビッチがユーゴ代表として参戦。


で、1997年30歳で仕事をやめてあてもなくフリーのフォトジャーナリストになった宇都宮さん。ネオナチに囲まれたり、ベオグラードで学生運動に参加したり、検問でつかまりそうになったり。ほとんど死の隣り合わせの場所にいくか、マニアックな場所(日本の4部リーグや東欧サッカー、マルタなどの欧州弱小国)をまわるひととして名を挙げた

それまでは後藤健生が各国の国民性などの分析と国民性に合わせたサッカーについて書いていたが、現地に足を運ぶジャーナリストはやはり面白い。

プラス、2010年ワールドカップは日本国中犯罪の恐怖心プラス期待できない代表をみたくないといっていたなかで、まあ、そこそこ安全だから大丈夫だよ、来ても大丈夫だよと言い放っていたことは、こんな理由があったのか。

危険地帯でも数人集まっていれば。そして夜行かなければ大丈夫。本当に危険なところは鼻を聞かせて近付かない


行くべき時に行く場所へ行ったことで人生がかわったと本で述べている。
それが宇都宮さんにとってのユーゴ歴訪の旅だったのか。
昨今は、グローバリズムの画一化で、どの町もつまらないと述べている。

ツエーゲン金沢の取材をしたり(これは昨日、石川県知事を訪問した本田が石川のサッカー発展のためにはツエーゲンの強化が必要ですと訴えた)とにもかくにもマニアックな場所にいくひとだ。Jクラブはいまは18プラス19だから37チームある。準昇格を狙っているチームも10は超えるレベルにあるから、のちのちの整備で40から50チームJリーグが誕生する(公共財であることをアピールすることで自治体から金を引き出し税リーグといわれることもある)

ただし、地域活性化の核となるひとつのモデルをしめしたJリーグでもある。
2003年、オシムが千葉に来てから、サッカーが変わった。そして、2010年のスカパーで解説というか小言をのべる爺さんになっている。爺さんといえば、

浦和レッズのフィンケ監督 彼らのグループが入ったブンデスリーガ再生計画が巧く行き、若手の伸びが顕著になった。最悪期は2000年のユーロ予選リーグ敗退あたりか

そこからの復活ドイツを印象付けた。
フィンケのいうようにボールオリエンテッドなサッカーが優勝候補に残った。

レッズの試合も面白い。ボールは回るが、クロスバーにはじかれてゴール決まらず。。

若手復活の機運がある。そして、イニエスタのような山田直輝が本調子になれば、

ボールはうまくまわるだろう。ただ、得点力のあるエスクデロ、もしくは原口、どちらかで良いから才能を開花させてほしい。

レッズの試合みたいよお。
オシムは旧ユーゴのスロベニア、セルビア、 クロアチアに関しては、ワールドカップの予選敗退の痛手をきちんといま見直しているべきだと述べている。

バルカンの国すべてに対して、愛着のあるコメントをのこしている。

ボスニア生まれというセルビア正教、ムスリム、カソリック、民族が人種がほとんど関係なく生きていた町で生まれ育ち、東欧諸国を率いてきた。ここにサッカーへの愛を感じる


ユーゴ分裂は民族国家の誕生でさまざまな損得はあったのかもしれないが、この地域に暮らす全てのサッカーファン、プレイヤーにとってダメージにしかならなかった。車椅子でピッチを眺める元選手。その写真には、苛立ちと絶望を感じた。

そして、いまは若手が伸びてくる時期になっている。戦争から20年たった。民族の傷は癒えていないだろうし、どこで再発するかわからない。

でも、サッカーは全世界で開催されていて、ワールドカップは全世界がみている。

アフリカは選手を発掘しきった。つぎはヨーロッパビッグクラブは東欧を狙っている。スターダムに上り詰める機会があるのだ。

そして、著者の宇都宮さんが30歳のときとった、旅は本当にすばらしい人生を変えるものだったのだとわかった。とてもあこがれる存在になった。そして数々のなかなかみられない写真を載せてくれていることに感謝したい。
ピクシーがいてオシムがいてユーゴが気になっても、中まではわからなかった。
彼らの生きた道が凄く過酷なものにしてしまった戦争だったことを内側からレポートしてくれた。
それがありがたい。
不寛容こそが戦争を生んでしまった。かれの結論はこうだった。
サッカー選手にはその不寛容をピッチ上では持ち合わせていないで欲しい。それが自分の希望だ。

そして、ひとには行くべきところがある。自分の行くべきところとはどこだろうか?それを考えさせられた

12歳でもわかる!決算書は本当にわかりやすい

http://www.tez.com/blog/archives/001581.html

http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/51406508.html

12歳でもわかる!決算書の読み方

決算書が読めることは、会社の状況がわかり、会社の改善策が見える。そして、決算書は会社の行動によって動くものだ。と語られる。これは通信簿というよりも、健康診断書みたいなものなのかもしれない。どういったものを食べたら、コレステロールがあがり、運動はどれくらいしたか、それがきっちりと数字に現れてでてくるのだ。

自分が知らなかったことは、大企業の決算書は動きにくいということ
固定比率=固定資産÷資本 100パーセントきるほうが、固定資産を資本で補っているから良いとわかる。
当座比率=当座資産(すぐに現金化)÷流動負債 100パーセントが目安

損益計算書において、時系列、同業他社で比較しないと意味がないが
原価率をどう安定しているか、それが大事だと書かれている。
規模の異なる場合は収益性の指標が有効になるROE、ROAなど
一概にひとつの指標だけでみるのは危険。アステラスと武田薬品の利益の違いには
武田が子会社買収にキャッシュを使ったせいで発生した。その行動が正しいかどうかは
業界の人間しかわからないところがある。
減価償却費がキャッシュフローにプラスの要因になることが図によってきちんと示されている。
この図で一発で理解できた。
EBITDA=税引き前当期純利益プラス支払い利息プラス減価償却費 で簡便的に営業CFがわかる
あとは、自分の勉強してた時期のあとにでてきた国際会計への変更。

わかりやすい。決算書を図解して示す能力は半端なくわかりやすかった
あとは、手を動かして、実際に決算書を作ってみるともっと理解できるようになるだろうな。

利益第二主義 を読んで

http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/51303129.html を読み、利益第二主義 を読んだ。

利益とはそもそも株主のために再分配するために作られた会計の言葉なので、その利益を二番目にして、一番目はその地域のお客様を全体に考えているということがとても魅力的だ。

小売業の本質を考えさせられた。あまり乗り気でなかった小売業を天職と考え、今までとは違った、過疎地への超大規模店舗、それを24時間営業するという前代未聞のことをした会社だ。

しょうゆでも何十種類、生活必需品、顧客が望んだものを置くという方式。どんなに洪水のときでも
いつでも、「日々の生活のお手伝い」という理念を貫き通している会社

バイヤーがいなくて、売り場担当者が仕入れを受けもつという権限委譲がすばらしいと思う。自分も小売業なのだが、まったく許されず、トップダウンで決められる。どっちが利益を上げられるかはわからない。でも楽しいのは、自分で裁量権があるほうだ。
自分たちでレジの動きも決められる。自分のいた会社はレジに入れる人間が決まっており、
お客様よりも自分たちのルーチンを優先せざるえない。
売り場にたつひとは、お客様立場でやりたいけれども、リミテッドサービスを提供すると線引きを
することは社員も会社も守るために必要なことなのだ。
でも、それを飛び越して、全部買う立場でやってしまうという実験精神にあふれた会社にすごく魅力を感じた

いなかにとって、大きな小売店は憩いの場所。心のよりどころ。自分の近くの大きな小売店がつぶれたときは 本当にショックだった。そういった意味で最後まで小売業は逃げ出さない宣言は理想主義だが、小売業のこころの機微を知っていると感じる。

もちろんこれは、プロモーションなので、内実はわからないが、こういう会社があることはとても嬉しいと思う。

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