2011年2月26日土曜日

なれる!SE2 今度は運用と構築の内部喧嘩



面白い!
ラストの後書きが心に染み入った。
苦労したんだなあ。
作家さんが、SEだった頃、トラブルで地方を回ったそうだが、

回った場所に行くごとに、SE時代の悪夢がフラッシュバックのように思い出すというのが、本当に微笑ましくもなっていい。戦いに疲れて引退した戦士だ。

漫画でも、ライトノベルでも、作っている世代がほぼ同世代か下くらいになったので、

創られている作品の人物に感情移入するよりも、製作者側のほうに近い思いを感じるようになってきたなあ。

桜坂工兵という新入社員が主人公だから、

だれでも経験した心情の部分で投影しやすくもあり、

サーバートラブルの問題解決シーンは熱血で、スピード感いっぱいなイメージで展開する。

天才上司と新人主人公ながら、二人が合わさって一人前になるというシナリオも、読んでいてワクワクする出来。

すごい娯楽作品で、頭を一切使わないけれど、ちょっとだけ心が前向きになるライトノベルでした。

放浪息子一巻購入




アニメ放浪息子が面白かったので、一巻買ってみた。

女の子になりたい男の子と男の子になりたい女の子のお話。アニメ版ではカットされた小学生時代。 まだ第二次性徴期は迎えていない子供たちの話なので、まだ深く傷つくことはない。

青い花もそうだったが、このひとの漫画は性別を行き来する。

今後おこりうる将来の辛さをどう耐えさせ、彼らの物語のなかで幸せをどう作っていってくれるのか、

それがこの漫画を読んでみたいところ。

志村貴子はどういう解決策を提案してくれるのだろうかと。

漫画とか物語て、他人の人生を追体験する娯楽の為でもあるけれども、

困難に向き合った物語の主人公達がどうやって解決していったかを

探すために読むものだとも思った。

幸せな生き方をしていって欲しいと空想の主人公達に感情移入しながら、読み始めよう。

2011年2月12日土曜日

パチンコの反対論者からの意見本。




韓国では2006年8月にパチンコが全廃された。
あまりの射幸心を煽り、南百万の貧しき人びとから富を吸いとり、ギャンブル依存症で社会不安要因になったからだそうだ。

韓国の取り組みは素早いな。

賭博は禁止されている刑法185条186条
違法だったはずのものが。。。街中にどーんとあると、法律を守る気持ちは無くなるな。
癒着と公権力の強さを見せつけられていると感じさせられたりもする。

反面、エンタテインメントで食べていこうと思っていた時、パチンコ筐体メーカーは金払いの良いお客なので、(そのお金がどうやって捻出されていようとも、)メディア側が目をつむりたくなる気持ちもわかる。

「パチンコ憎し」の私情が強すぎる本で、本当にこの本は正確に書かれているのかなと不安になったが、

その反面として、めちゃくちゃパチンコの害は理解することができた。

メディアもホールも筐体メーカーも、遊技者もみんな自分たちの利益を考えていることで、

賭博禁止という法律が守られなくなってしまった現状があるわけか。

ここまで大きな規制は、市場では不可能で、国家の、国民の問題なんだなと言う事がわかった。

2011年2月8日火曜日

20代の自分を取り戻す理想のカラダのつくり方 ダイエットの効率のよいやり方




面白かった!


目標ダイエットのペースは月に1kg 年間で12kg落とせたらOK というスタンスで書かれている。

真っ当すぎてどうしようもない。

もっと早く痩せたいと思って多くのひとが運動、食事、諸々で無理をして限界が来て諦めちゃう 

ダイエットの成功は無理しないことなのに

そんな当たり前のことを教えてくれた本だった。



ここ一年で急増した体重をなんとかしたいと思っていた所に、本が発売されたので読んでみた。

ビジネス書と同じ作り方だった。

1章 まず、自分の姿勢や体重、筋力を調べることからスタートだ。

インボディ を使うと体重と筋力がわかる。血圧、心拍数を計る

今の自分を知ることから始める。


次のステップ 

2章

そしてどうなりたいのかゴールを設定する。 

本でのゴール地点は、自分の現役時代部活でバリバリやっていた高校時代を設定している。


運動するとき、多くの人がどうやってもハマる罠がある。

自分の脳内では、こう考えているはずだ。 

部活の現役時代の自分から衰えているとはいっても

子供のころみた運動会のお父さんほどには衰えてはないと自負しているだろう。

でも、自分のカラダは想像以上に運動会のお父さんに近くなっている。

自分が年を取って、衰えたことを正確に認識できる人なんているわけがない。

だから、客観的に見える数値で出来る限り置き換えてあげるんですと。



そんな衰えた肉体を部活時代へ復活させるというゴールに到達するためには、

日々どれだけやれるか、それも無意識にやれる習慣にできるかに勝負がかかってくるわけだ。

そこで日々の行動に着目させていく。

ビリオダイゼーションという理論を紹介し同じトレーニングをやり続けないで方法を変えていく意義

毎日記録をとること 体重 血圧 心拍数 

ウォーターローディング  30ml×自分の体重の水を飲むこと  

仮に体重80kgとしたら 80×30ml=2400ml

2.4リットルの水を飲むことを推奨している。

ドローインでお腹まわりをスッキリさせる。

ダイエットには運動より日々のカラダを動かす習慣が大事。

マフェトン理論 

などが紹介されていく。

以降

3章 運動の仕方から

4章 食事の仕方

5章 休養、調整の仕方

6章 メンタル面の維持

と続いていく。

総花的になりやすいが、

本のスタンスが基本的に、記録すること と 体型の認識と

計画と ゴール 

そして、絶対に 絶対に 無理をしないこと を念頭に置いている。

ありがたい。ダイエットは、続けられず自己嫌悪に陥って止めることを良く知って

いてくれて本当にありがたい。


多分この本を書いた著者は 

運動にたいして

楽しみをできるかぎり持って欲しいんだと感じた。

ダイエットにたいして過剰な恐怖心と入れ込まないで欲しいと思っているとも。

あんなに大変だった「部活」とは、決して違うんだから。

目指すカラダが部活のカラダだとしても。

2011年2月1日火曜日

人生がときめく片付けの魔法 片付けとは祭り




ガラクタを捨てれば自分が見える カレン・キングストン著 は部屋を綺麗にすることで、気の流れがよくなり、自分の精神がよくなるという論法

「人生がときめく片付けの魔法」は  もっと単純に、

手に取ったとき心がときめく物のみを選ぶことで、自分にとって大事なものが見えてくる。 

そして、捨てるという精神的に大変な決断を繰り返すことで、自分自身の判断力を養っていくという話。

捨てるという決断は、本当に心苦しいけれども、自分自身にとって大事なものを選び取ることができたら、そちらのほうが幸せじゃないか


この本で納得できないのは、積ん読本を処分せよ という所。 積ん読本は 「内田樹 の本棚は未読のものも含めて自分の脳味噌を他者、あるいは無意識の自己に開示している。読んでいない本は、将来こういう本を読めるようになりたいという他人、無意識の自己へのアピールでもある。 」ということの方が納得できたから、本の処分については参考にしないでおきたい。


洋服に関しては心の底から賛成だ。着なかった服を捨てるのは本当に難しい。ちょっとばかり値が張っていたりしたらもう悩みまくる。もう自分の趣味から外れているのはわかっているんだ。タンスの肥やしになっているだけ。
勇気をもって処分してすっきりさせてあげると、本当に不思議なほど新しい着合わせができたり、埋れていて発見できなかった洋服に袖を通そうという気分にさせてくれる。
片付けをすることで、本当に洋服は蘇るんだ。
自分はスーツの整理から始めたが、一回も袖を通していないスーツや、穴が開いているスーツ。夏用がないと思っていたのに、片付けると出てくるわ、もう貯蔵していることで服を逆に殺していた。

流行りが過ぎてしまったものがあったり、変色していたりして溜め込みすぎていて本当に服にゴメンなさいという気持ちになった。新しい旅立ちの為にゴミ袋に入れさせてもらった

この本が書いているように、清浄なるもので、頭がしっかりしている朝に片付けはやったほうがいい。
また、片付けの順番は決まっていて、短期に一気に片付ける。だらだら少しずつするのはご法度

選ぶ基準は手に触ったときときめく物かどうか

順番は、衣類→書籍→書類→小物類→思い出品

捨てる判断が簡単なものから難しいものへ。


こうやって自分の判断力を上昇させながら、自分の気持ちに正直に向きあう神聖な祭りなんですね。

片付けというのは 本当に大事だ

自分の場合、捨てるやり方で片付けたあと、精神的疲労がでて、少し寝込んだので、体調を整えてやった方がいいと思います。

ものすごく疲れる方法です。これは。身を切られる思いがあるけれど、その効果は絶大。

前田建設ファンタジー営業部 予算72億 工期6年5ヶ月 マジンガーZ地下格納庫



前田建設ファンタジー営業部 

マジンガーZ地下格納庫一式工事請け負ったら、どうやって実現させるか。

本物の大手ゼネコンが、その技術を用いて、幾らでどのくらいの工期で出来るのか。

そもそも作ることが、可能なのかどうかを検証していきながら、

様々な部署の協力を得ながら完成させていくお話。

アニメの世界にあるマジンガーZ地下格納庫を実際に造って欲しいと依頼が来たらどうなるのか

この本は自分にとっては、もう目からウロコが出てくるようなお話ばかり。


地下水の水圧や、穴をどう掘るかにも様々な工法があり、どうやって選択していくのか

実際に東京湾アクアラインを作った人間のアドバイスを貰っているから半端ない。

無理を無理と笑わないで、実際にやり遂げる形まで持って行ってしまうゼネコンマンの強さに感激した。


それとともに、日本には、でかい規模の仕事は無くなったんだなあ、昭和の開発で培った技術は

使いどころが無くなって、ファンタジー世界でしか使い道がないという日本のもの寂しさも感じてし

まったが。



でも、本当に参考になる本。アイディアに溢れている。

次々と発生する問題に対して

真摯な気持ちで謙虚にまわりの知っている人に聞くというテクニックは、マジに参考にしたい。