2011年8月16日火曜日

睡眠のための技術書 起床術


いい本だった。

睡眠をうまく取るためには、寝る時間にあるのではなく起床する時間を一定にすべし。

人によって寝る必要量も全然ちがう、歳を取ったら眠る時間は少なくていい。
ヘタに8時間睡眠にこだわる必要もないと。

眠れなかったり、起きれなかったりすることは多々あるので、この本は藁にすがる思いで読んだ。

ロングスリーパーやショートスリーパー。アルコール、カフェイン、夜のバカ食い、枕や布団、ストレス、パソコンテレビ、明かりと体内時計の関係など一般的な知識をひとまとめで読めて便利だった。

なにより

朝型の人間か夜型の人間かは、基本的に体内の温度で決まるので上手く付き合っていくしかないでしょう。

でも、社会的に朝型のほうが生きやすいので、起きれなくて困っていたら睡眠の質を上げて改善していきましょう。

ヘタに早起きすべしと煽らないで生活のことを実際に考えてくれる現実感覚がとても良かった。


起床に関しては、一足飛びには治らない。

社会生活、生活スタイルを身体に合わせられるのならそういう風にコントロールしたほうがいいかもとも言ってくれる。

そういう点がとても誠実だった。 これで治るとはこの本は謳わない。

前提に眠る時間は人それぞれ季節や年齢によって違うし、意識で変えられるものでもないと考えているので、 改善策は生活スタイルを睡眠時間の長さに合わせる方向になる。

眠るのに必要な時間は遺伝的に10時間必要な人間なら、

多くのことをやるのではなく、行動の一部を捨てることをしたほうがいいと薦めている。
テレビを10時以降みないとか仕事を変えるなど。

睡眠時間は肉体の活動なので、意識を調整するのでは変わらないと考えているのだ。

これはありがたい考えかただ。うまく起きれない人間は、起きれないことで人から責められる以上に

自分を責めたりする。

身体遺伝の話とすることで、うまくいかないことを責めるのを一旦止めることができる。

その間に肉体に合わせた生活スタイルを作って生きましょうと推奨してくれているのだ。



ねむりを誘発してくれる食べ物

レタス
玉ねぎ
いわし、牛乳、豆腐

眠るために身体を温めると、血行がよくなり熱が放射されやすくなり深部体温が下がり、眠れる。
http://www.terumo-taion.jp/health/interest/01.html
眠る時は深部体温を下げるため、

入眠儀式をする

朝着る服を枕元に用意する

ちょっとずつ睡眠について知識と実践ができて、気持ちが楽になった本だった。