2011年10月1日土曜日
人たらしのブラック交渉術 利の為にはけっして感情的にならない。
カジュアル心理学本
交渉術について。
自己啓発とも違うし、教科書とも違う、ちょっとしたコネタがたくさん詰まっている心理学の雑学本。
テーマは交渉術について。
そもそも交渉術てなんだ?自分の希望する状況にどうやってお互いに満足いく形で持っていけるかの合意形成をはかる術のことだ。
そのためにどういった計算ずくの行動があるのだろうか、その裏技を公開している本。
自分の意見を通すためには事前調整の根回しがどれだけ必要か?計算ずくの行動はできているか?相手が求めているものを知り、自分が欲しているものは相手に悟られず、有利な条件を提示できるか。
相手を満足させてこその人たらし交渉術だ。
そのためには先読みし、元気な挨拶、相手のイメージに合わせた商品を提示する。
イメージを想起させるためには、比喩をどれだけ使えているかで決まってくる!
相手の知っているものに例えて具体的に説明ができるか
そうすれば、スポンジに水が染みこむように、人々の心に染み渡っていく。
つまらない比喩でもないよりマシという言葉はありがたい。比喩はたくさん使っていこう。そのうちうまくなる。
交渉術は、よりマキャベリ的に動くことを勧めている。
感情的にならず、利を求めて行動する。へりくだったときがよければへりくだるし、子供のおもちゃ売り場の前のように泣き崩れたほうがよければ、泣き崩れる。 こちらが褒めても否定し、そんなことないですよ。とでも言ったら、その謙虚さが素晴らしいと 再度褒め直す 図太さ.や機転を利かせて、他人を手のひらで転がすように行動する。接待はぜったいに効果的なので、できるかぎり使う。
喧嘩を吹っ掛けられたら、絶対に見くびられないように行動せよ。見くびられたら足元をみられてしまう。
要求を通すために様々なテクニックを知り、感情的にならず少しずつ練習していくことこそがプロへの近道なのだということを教えてくれる本だった。
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