2013年2月25日月曜日

レバレッジシリーズ勉強法編


本田直之氏レバレッジシリーズの勉強法編
おおまかに勉強する意義を問う

⇒勉強というのは、自分資産をつくる最良の投資

勉強を投資と考え、なにを勉強するか
どうやれば効率的に勉強できるのか?

本全体に勉強=時間を投入する投資という考えかたで統一されている


そのために、まず最初に目標を設置する

目標や向けて効率よく、
目標達成に必要な勉強だけをする。

経営者になりたく、そのための勉強をしたかったら、
簿記や金融の基礎からやるのではなく、
実際のマネジメント資料の作り方からやる。

近い将来、どんな自分になりたいのか、
そのために今の自分の現状を把握することをしなくてはならない。

~なにを勉強したらよいのか漠然としてわからない場合~

なにを勉強したら良いのか?

1・どんな自分になりたいか?
2・自分の性格にあってるか?
3・継続的にリターンをとれるか?
4・知らないと損をするか?
5・希少性はあるか?
6・実情をしっているか?
7・時流にあってるか?

特に良いのは、語学、金融、IT
すぐにできる方法は家計簿、ローコストハイリターンの勉強
予算管理、目標達成、投資資金、ひと通りのことをすべて学べる最良の勉強法


すべては、俯瞰逆算して行動、お金管理を決めていく

この本に書いてはいなかったが、
勉強の仕組みづくりでは、サポタhttp://sapota.jp/が良いと思う。
勉強推進、習慣化させるためのサイト

単純なサイトだけれども、強力なツール

はじめに目標を決めて、(例えば毎日ランニング30分11時まで)
毎日のタイムリミットまでにやらなかったら
強制的にFacebookにさぼったーとポストされてしまう。
きちんとこなしたらがんばったーとお褒めの言葉が自動的につく。
ただそれだけのサイトなのに、このサイトのおかげで年初からの勉強の目標が
3月になろうとしている今でもずっと続けられている。

本のほうでは「型にはめる方法」
最初にスケジューリングをして、数値化目標をたてる。
そうなると、やるために頑張るぞという気合をいれなくてもやらざるえない気持ちになってくる。
時間についても、怠け者にはスケジューリングが効果的。小学校の時間割のようなものを作り、一日の行動の型を作ってしまう。
パターン化するのが楽にやれるための一番の方法
上記のsapotaは本に書かれているスケジュール化に加えて他人の目というのが最も強制的に自発性を生んでくれる。ただ、自分のpostがsapotaで埋もれてしまうのが難点


勉強する時間がなかったら朝型にせよ!
池田千恵さんも



この本で薦めていて、自分もやってみるが
早起きがどうやってもできない。
どんな風にやったらできるのだろう?


そして目標は体のメンテナンスのようにたまに見返してあげる


この簡単な本が言いたいことはただひとつ、勉強は最高の投資

どれだけ効率的にリターン(お金・満足)を得られるか追求したいと書かれたビジネス本

個人の経験で書かれているから汎用性はあるか微妙だが、
「勉強ばっかりして、仕事しない」という罪悪感を薄めてくれ、
なおかつ勉強を賛美してくれるから
読んでいてメンタルが気持ちよくなる本だった。


2013年2月24日日曜日

一冊のノートにぜんぶの情報を統合する方法論


情報は一冊のノートにまとめなさい 読了

一冊のノートに仕事、プライベートぜんぶの情報を統合する方法論

まずメモをバラバラにしておくと、どこに何を書いたかわからなくなる
検索は情報を時系列に保存しておくことで処理
情報を一括管理で、検索方法は時系列で書いていくことを推奨している。

だが、このノート術の問題点は、検索ができないこと、取り出せない情報は死物しているようなもの
それをこの本のやり方では飛び越せられなかった。
ただどこでも書ける、なんでも安い、シンプル。


数多くの情報管理術の本が言うのは、自分流の情報管理術をつくる!
自分なりの管理術が自分にとってオーダーメイドされたベストの方法という結論になってしまう。

パソコン、スマホを使わないでやるとしたら100円ノートを使うのは最適な方法論だと思う。

ノート術~全般の説明

ノートを書くのは、忘れるため
面倒なことはしない。シンプルに時系列でメモをしていく その際検索しやすいように日付を必ずいれておく。
大きな字で書く、速記できて、もったいないと思わないくらい安いノートを使う。
パソコンとの利便性の差は、書きやすい、すぐにかける、図形などの書き込みがすごく楽
情報を一元化する考え方、ここを調べれば絶対にあるという安心感はなきゃだめだ。
ノートになんでも貼る いいと思ったものは貼る

ただ、これをやると 大事な情報とどうでも良い情報が同じノートに載ってしまって大事な情報が埋もれてしまう)この疑問についての改善策は出されていなかった。

情報は断然保存しやすくなるが、ノートに貼ると大事な情報とどうでも良い情報がごちゃまぜになってしまうのだ。

そこはevernoteで ノートブック化していつでも参照できるようにしておいたほうがいいと思うんだ。
または、梅棹忠夫のようなカード化というのも手だ。

オススメで、まねしたいのは、スケジュール帳を自作するところ 

いまの コクヨのノート型は 悪くないのだが、一ヶ月欄では小さすぎる それをどうにかしたいなとおもっていた


そのためにどこでもいろんな方法や、解決法が生み出されてきた


美崎さんのノート術、奥野さんの100円ノート術 evernote本 知的生産の技術
読み込んで自ら築いたのは、

ノートはダブル式 A5 (A4が折り畳めて入る大きさ)

一方がコクヨのカレンダーノート に片一方が普通のノート 

スケジュールはすべてコクヨのノートに書き込む

EVERNOTE (無料版)に FASTEVERを使い、写真はJotnotPRO で取り込み

アーカイブ系はEVERNOTEに保存していく。

FACEBOOKのPOSTも ifttt http://gigazine.net/news/20130204-ifttt/ を 使って取っておく

WEBSITEははてなブックマークとEVERNOTEの連携でhttp://b.hatena.ne.jp/campaign/evernote


アクティブに動いているものは、知的生産の技術のようにファイリングシステムを使い、

PCから打ち出して、クリアファイルに入れて ファイル管理

ファイルは野口整理法方式に押し出し式でつかったものを手前に持って行き、どんどんと押し出していく

これがなんとか自分がいまやっている情報整理法 
データの漏れはないのだけれども、アイデアをまとめるような種を生み出せているかというとそうでもないという知的生産としての欠点がある。

情報整理法にこれぞという方法は確立はないが、それを自分なりに確立させていかなくてはならないということだな。そのハートこそが一番の大事な知的生産方法というのを梅棹忠夫先生の名著 知的生産の技術では一番に謳っている。




2013年2月15日金曜日

石丸電気閉店と都市開発失敗

石丸電気無くなる。秋葉原に勤めていたものとしては悲しい。秋葉原はビジネス街と電気街だったが、多分秋葉原は石原都知事の進めた都市開発の失敗例として将来語られると思う。秋葉原オリジナル、ここにしか無いものがどんどんと潰れて、どこにでもあるチェーン店に埋めくされたどこにでもある街になっていってる。


いったことないけどニューヨークのハーレムが黒人街、貧民街からアーティストが集まり、面白い地域になり、人が集まり、お店がたくさんでき、街並みが綺麗になったせいで、アーティストが住めなくなり、別の場所に移住、街は小綺麗に、でもアート、イノベーションを生む活力はない消費の街に早変わり。飽きた住人が去って、どこにでもある街になる。

秋葉原にどんとでかいビルが立ってからの秋葉原は嫌いだ。まだ青果市場が駐車場からバスケット場だった頃が一番の街のピークだったな。

趣都の誕生の最終章が、再開発の荒波を秋葉原は超えることができるか?で閉めていたが、乗り越えられなかったか。

自分の仕事を好きになる。命をかける。仕事は公事。



松下幸之助 社員心得帖読了



自分の仕事を好きになる。

好きなものを仕事にするのではなく、やっていることを好きになれば、道は開けていく。

命を賭して仕事に当たる。

仕事に対して命をかけるくらいに真剣に行えばより成果が挙げられる

会社・仕事は公器 公事である

仕事をすることで、社会全体が一段でも向上していき、社会全体を良くしていく義務を仕事を通して実行している。

この3つが松下幸之助の信念だった。

仕事で悩んで落ち込んだ時、この3つの信念を心に刻んで頑張らなくては!モチベーションを上げる精神論がメインの本



以下
書き写し


今日一日自分ながら良くやったと自分で自分を褒められるほどに一生懸命仕事に取り組む日々を重ねてこそ、自分の実力が向上し仕事の成果も高まる

新入社員の心得

自分がこの会社に入ったのは、ひとつの運命だという覚悟をもつ

覚悟が決まれば、度胸が座り、強い信念も生まれてくる

信念があれば困難に対しても切り抜けていくことができる

会社を信頼する

新しい会社に入った時は、大きく予想に反しないことがない限り、これは安心だ、しっかりやろうと声にだし、両親家族に、伝え、彼らを安心させよう。

終始不満の状況からは建設的なものは決して生まれない

会社を褒める態度は、回り回って自分自身を褒めていることになる

礼儀作法は、潤滑油になる
性別ものの考え方、異なる人が集まる相寄って仕事をしていく

健康管理も仕事のうち

何年か取り掛かっているうちに仕事の味もわかり、自分の適性も見えてくる

まずは三年頑張って見る

働きは、ただ一生懸命やっていればよいものではなく、働きの結果、成果がでて会社に貢献し、社会に貢献している時初めて働きが価値を持ってくる

会社は公器である。仕事は公事である。

自分の一挙手一投足は会社を通じて社会と繋がっているという自覚と責任感を持つこと


中堅社員の心得

余暇を楽しむなどは、良いがそれよりも自分の興味をもって働けるということが一番よいこと

知識に因われず、まず思い切って実際の仕事にとりかかる

信頼されるには

きちんと報告をする そうすると相手が安心する

ちょっとしたことが周囲に安心感をあたえ信頼がすこしずつ高まる

自分を高めるのは自分のためだけではなく、広く社会が今よりも一歩でも前進することに繋がっている

仕事に生命をかけることこそ大きな喜びはない

スランプに陥ったら入社時の喜びを思い出しなさい

日々過ごしている会社を自分の実力を研鑽する場、修行する場として真剣に仕事にコツコツと取り組みなさい

幹部社員の心得

責任者とは、「私の責任です」と言い切れてこそ責任者である

仕事のプロとして「自信と実力」を幹部社員は培っていないとならない

ひとを育てる要諦は、自分自身で目標・方針をきっちりと定めてこそその達成を目指す努力に熱が入り力を伸ばしていくことができる

部下にきちんと目標を持たせて育てていくことができているかを日々見つめなおしていかなくてはならない

部下の邪魔をしない、言い換えれば、部下を信頼して任せる

大事に役立つひととは、いざというときには生命を賭す 事志に反すれば死をもってこれに当たる

物事は責任者ができないと思ったならばできるものでもなかなかできない。

どんな困難なことにもさらにいい方法があるんだ、という自覚・信念をもって何事もやればできるんだということを部下に訴えていく

その意味で責任者は決して悲観的・消極的であってはならない

自分の仕事を心底好きになる

2013年2月6日水曜日

人は全ての本を読めるわけにはいかない



読書の技法読了


人は全ての本を読めるわけにはいかない
くだらない本を読まないですむようにして、必要な本だけを読めるようになる為の技法が書かれている本

先行思想の成果を盛り込んでいないデタラメな本
専門知識が足りなく、誤読したり、読みきれない本は読まない方が時間の得。

すべての本は、自分の力量、興味、目的によって
超速読5分、30分、熟読本の三つのカテゴリーにわけられる
全ての本は読めないのだから、無駄な本を読まない
そこで「先人のあらまほしきものなり」が必要になってくる

特に未知の分野の勉強や本の選択にはよい水先案内人を見つけなければならない。
そのひとはだれか?どこにいるか?
その分野の専門家、読むべき人を知ることができたらその分野の勉強の半分は終了したとも言えるとどこかで読んだこともあったな。

オススメは紀伊国屋、淳久堂のようなでかい本屋の書店員、または専門家、企業の実務家
難しすぎず、役に立つ基本的な本を教えてくれる

その際、三冊、または五冊買うこと
見解が割れている時、多数決を取れば良いから

そして、基礎知識だけで満足すること
応用知識まで手を広げない。そうしないといつまでたっても終わらない。
知識を身に付けるのは、なにかに利用してこそ意味があるのだから。
そして、読書の為の読書に陥らず、学んだ知識を使って現実世界の出来事を説明できるようになる事

まさにサッカー界での言語技術の取得と一緒だな。実践的に知を使い、他人へ説明する技法を身に付けるという点が。サッカー界のエリート育成論


良い本か悪い本か見分けるためには、本の真ん中あたりを読むとわかる。
なぜなら一番最初と最後は、著者が最も言いたいことを書くので面白い、だが中盤は緊張が続かなくなり、ダレる。その時のレベルが本の水準を推し量れるので。

大事な基本書が見つかったらそれを熟読しなくてはならない

熟読の仕方
3回読むことが大事 基本書は3冊または5冊用意しておく

一読目
シャーペンで線を引く

二読目
読書メモ、ノート作成
重要部分の文章に囲みをつける
書き抜き

三読目
目次の構成を頭に入れ、結論部を中心に再度通読

こちらの熟読読書方法では約1ヶ月かける。

知っている内容が多く含まれている分野の本は速読で対応する

速読の仕方

5分速読バージョン
目次と最初のページとゴシック体になっているところを読むのではなく眺める
気に入った部分が多かったら、30分速読、または熟読に昇格

昇格した本は30分速読をする

30分速読バージョン
30分読み、30分読書ノートを作る
心づもりとして完璧に本の内容を理解することを諦める
速読の目的は熟読する本を精査するためにある(ひとはすべての本を読むことはできない)
気に入ったら熟読すれば良い。なにより時間は有限なのだから。
1ページ15秒、大雑把に理解する
重要箇所には線を引く
大雑把に読んで、どこにどの内容が書かれていたかというインデックスを作るような気持ちで読む
基本的には新聞の読み方と同じやり方を本にも応用する

読み終わった際の読書ノートの付け方

すべてを記憶していけるわけでもなく、インデックスを作るように読んだので
本のデータをノートをめくって取り出せるように作っていくことが大事
重要箇所を書き抜きする
書き抜きに対しての意見、コメントを書いておく


読書の目的は、「知のちから」を自らのものにして世界・社会を生き延びていくためにある。

勉強不足などで知識の欠損に対応するには


中学、高校の教科書を読む
とくに高校レベルの知識があれば基礎知識は問題ないとする

ただ、歴史小説は、創作も多数あるのでこれで歴史は絶対に勉強してはいけない

学習参考書と教科書の併用がよい

教科書を読むのが良いと言っていたのは司馬遼太郎もだったな
わからない分野は中学高校の教科書を買って読んでいたと。

オススメは
世界史は「世界史B」、日本史は「日本史B」
近現代史は「日本史A」
国語 「出口現代文講義の実況中継」
政治は「理解しやすい政治.経済」

数学・外国語は特別で体育と同じく体に覚えこませる必要が多分にある
「もう一度高校数学」
「新体系高校数学の教科書」

で復習すると良い


2013年2月4日月曜日

サッカー界のエリート育成論



言語技術が日本サッカーを変える 読了


サッカーを通じたエリート育成論

親、教師、コーチが求めている答をいうのではなく「自分の考え」を自分なりに考えてきちんと「論理的」に「言語化」して話せるようになること

それがJFAの田嶋副会長の目指している育成

いままで、この田嶋さんがなぜJFA副会長という地位にいるのか?2011年にはFIFAの理事選挙で負けるという失態を犯しているのに

そのまま偉い地位のままにいるのか不思議だったが、こんな理屈だって日本サッカー界の育成にメスをいれてきた人間だったとは。



サッカーを通じた自らが考えて自らが判断する「自己決定力」 これを備えていなければ、世界一流のサッカー選手として戦えない。

自分の考えをきちんと相手に伝えるためには、表現力・言語化の力がないと相手にうまく伝えることができないだろう。

そして、論理がきちんとしていないと相手に意味が伝わらないし、自分も意味がわからなくなってきちんとした判断もできない。

サッカーがうまくなるには、身体能力・技術も大事だけれど 「知的な力」というものがどれだけ必要かを繰り返し繰り返し説いていく。


その頂点にたつJFA直属のサッカー界のエリート=それは技術・体力だけではなく立ち振舞い・姿勢・行動すべてが選ばれた人間の責任として一流のものでなくてはならない。

そのために2001年に福島のJビレッジ(現在は原発事故で閉鎖)に寄宿舎を開校しエリート教育を推進した。

技術はどこでも教えられるが、特色は座学を重視・言語技術を教えることとしたのが面白い!

たしかに馬鹿だと一流のスポーツ選手にはなれないが、このエリート主義者は特化して論理的思考・他人に伝わる言語表現を教えこむ。

同程度のレベルのサッカー選手を選考するときは、賢いほうを採用する。職業体験・トレーニング・学問・寄宿舎生活で知的にもサッカー的にもエリートとして鍛えあげる。

そもそもサッカー界は野球界とちがって、大学に行くくらいしかプレーを続ける所がなかったので、教育・エリートとは親和性も高かったのだろう。


「言語技術」でサッカー界を変えるという考えは徹底していて、エリート育成年代だけではなく、指導者もライセンス取得のときに「ディベート講習」「プレゼンテーション」を受けなくてはならない。

U-6 U-8 U-10 U-12 の「言語技術」を鍛えるトレーニング方法まで設定している。 なにがなんでも「言語技術」こそがサッカー界を成功に導くのだという思いがほとばしっている。



サッカーで語られる「言語技術」とは難しいことではなく、なぜこの時シュートを打ったのか、パスをしたのか、クリアしたのか そのプレイプレイ事すべてに論理的な裏付けがあって、

きちんと他人にプレーの意図を説明できる。 その意図が正しいのか間違っているのかは問わないということだ。

逆に指導する側は「お前のプレーはここがこういう理由で正しかった」「間違っていた」「この指導はこういう意図がある」それを明確に説明してあげる事が求められる。



ここまでJFAの副会長が「論理」「言語技術」「自己判断力」それを津々浦々に広めることが日本サッカーを強くする方法だという強い信念をもっていたら

たしかにトップエリート層においては、女子柔道みたいな体罰問題からサッカー界では発生しないだろうと感心した。

サッカー界ももっともっと強くなっていくのだろうと期待も持てる。


もっと言えば日本の新しいイメージリーダー像を作れる可能性があるかもしれないなとも思った。

野球ボールを感覚で打ち返していた「長島茂雄」を超える日本スポーツ界の象徴をサッカー界が生みだすかもしれん。

2013年2月2日土曜日

ひとを責めない 自分も責めない



僕はこうして、苦しい働き方から抜けだした 読了

2012年の12月にお会いし 本にサインを頂いた時、書いてもらった言葉
この本のコンセプトはこれですよ!と言ってくれた。
見た目はラガーマンのようなガタイの良さと雰囲気がある経営者然とした方
その方がこんなに悩まれて過ごされてきたのかと実際にお会いしてイメージのギャップが凄かった。
生きている著者の方には出来る限りお会いできると、本の内容と実際の人間のイメージの違いが楽しめてより本が面白くなってくる。

小倉さんは、リクルートのサラリーマン時代、30歳で課長に昇格したが、
うまく部下がついてきてくれず、課長の責を自ら降りた経験がある。

その時は他人(部下)を責めて、総スカンを喰らい、次に自分を責めた。
うつ病になるくらい苦しんだが、それでもうまくいかなかった。
そんなサラリーマン生活で辛い時
自分を責めても他人を責めてもうまくいかない。
それではなくて未来だけを見て、今できることに100%全力投球する。

「今」を懸命に頑張ることで、未来に対して「責任」を取る続けることが
辛い働き方をどうにかぬけだした秘訣だったとのこと。


ただ、小倉さんも僧侶でも菩薩でもなんでもないから、
会社経営という現実世界を生きているうちに、
どんどん間違っていき、
うまくいかない現実にぶつかっては考えかたを改めていった模様が
ちょっとした小話みたいにこの本には実例が何個も書つらねられている。
 

P148からの両親が注いでくれた無条件の愛情 の項で
老人介護ホームに入所した老母が、食事時、自分も好きなハンバーグなのに息子が来たからといってそのハンバーグを息子に食べさすために残して、「兄ちゃん、食べな」というところ小倉さんの母親が特別じゃなく、 多分どの母親でもそうするだろうけれど
その普通さが、母親という存在の偉大さ、愛情の深さを感じさせてくれた。
小倉さんは、その愛情に泣き崩れたそうだが、自分も両親のことを想像してちょっとうるっときた項だった。



現実に向きあうとき、「志」を基準にどう行動するかを決めているのだが、そこまではよくある話だ。志、夢、希望がない人間なんてそんなにはいない。
どうやって自分の志を見つけて行ったか



10年前、会社で創業メンバーの大量集団辞職があった。
小倉さんの一番最初の挫折、リクルートで課長職になりながら部下のマネジメントができず逃げてしまったことそれが跳ね返って、より大きな問題として、会社経営というステージで集団辞職という形で起こってきたと痛感した。

神様が最初にリクルート時代に与えた試練を解かなかったので、より大きな試練問題として再度ぶつけてきた。

この集団辞職を解決していくにあたって、自己内省も繰り返し、生きていく上で「個人個人特有の試練にぶつかる」その試練の内容こそが、人生で解かなくちゃならない問題でありその内容こそが「自分の志」だったと気が付かれる。

志というのは、個人個人生きている上で無意識にあるはずだが、それを無意識下から可視化させるこの考えかたは使えると思った。


読み終わって、小倉広さんに書いてもらった「ひとを責めない、じぶんも責めない」  とくに自分を責めないことは大事な心の有り様だと思う。

2013年1月31日木曜日

踊る人間よりも踊る仕組みを作る人間になりたい



 会社が放り出したい人 一億積んでもほしい人 堀紘一


2004年当時から見た今後20年間のサラリーマン像を書いた本
 
この当時は1億円プレーヤーと500万で留まる人の両極端に収斂していくという
現在から考えるとちょっと甘い見通しで書かれている。

それにしても未来を知りたければ、過去の歴史を知らねばならぬ。

戦前には北里柴三郎がテルモの発起人だったり、
福沢諭吉が稚内に酪農に投資していたり、
渋沢栄一は官民の両方に足を突っ込みながら、
会社を次々と設立して行っていた。
戦前は業界を横断した奔流があったわかりやすい資本主義だった。

戦後、戦争に負けてアメリカきら民主主義が本格的に持ち込まれたが、
血の革命ではなかったので、そんなに大事にする土壌が生まれなかった。

またアメリカに対して反発した人々は反米としての共産主義者へなっていった。

結果として共産主義と民主主義は対立するものではなく、融合して資本主義社会を作る、

日本独自の社会主義的な社会ができた。

戦後日本では大企業という組織限定だが
個人の人生を丸抱えして、共産主義のように平等だった。

戦後の日本ではこうだったらしいという与太話的な本だが、空気感は伝わる。

戦後サラリーマンの出世ゲームはゲームが途中で変わるので相当に難しかった。
部長になるまで、仕事をバリバリこなさなくてならない。そこから一転ゲームが変わり、どれだけ他人批判されないで過ごすかで社長への出世のコースが決まる。
なぜなら大企業で役員になる為には、取締役全員の賛成が必要な為、やっかみをもたれないよう大仕事はしてはならない。また大きなミスをしてはならない。

でも取締役になる為に部長にならなくてはならないので、部長になるまで大きな仕事をしなくてはならない。
役員は取締役会で何も決めてはならない。意見を述べてはならない。

なので、実際の大企業の運営は課長クラスが現場単位で物事を決めていた。

ほんとうかなというくらい牧歌的でこの状況で発展できたのだろうか。。

真ん中あたりから具体的な話

リクルート出身は成功しやすいが、そのなかでも、営業よりも企画部隊出身が成功すると!

営業が仕事をしやすいように、人事制度を企画したり、戦略をたてたりする踊るひとではなく、社員を踊らせるひとが成功しやすい。

営業だと踊る立場だと仕組みを作ったことがないので、会社を経営する能力が未知数

ここは気に入ったところだった。実行部隊に留まるのではなく、企画部門へ行かなくては!という気持ちにさせられる。

踊るよりも、踊る舞台、装置を作る側に回ることは相当に難しいのだけれども、

会社の規模や事業内容はどれだけ小さくても踊る舞台装置を作る側に立つことが大事なんだ。
そうありたいものだな。


SONYが廃れたのは、学歴不問にしたら面接で優秀な人材とは、頭は優秀であり、努力家でありつつ一番の大学ではない若干の劣等感をもっている早慶出身ばかりになってしまって、逆に多様な人材を逆に取れなくなってしまったという合成の誤謬になっているという分析が面白い。

東大は挫折知らず、旧帝大は地域ナンバーワンの為傲慢になりやすく面接では落とされやすい。
なので、優秀でありつつも劣等感も適度にあり、人当たりも良い早慶ばかりになってしまった。

人を取る事の難しさ 先着順で採用していく企業にも多様性の確保という一理があったのだね。

昔みたいなキャリアは歩めないので今後は新しいキャリアの立て方をしていかなくてはならない。(2004年では転職は稀だった?)

まず、二十代で二回三回も転職しているようなら会社勤めは向かないから独立の道を探った方がよい
転職は希望の仕事と技を磨けるかどうかに絞った方がよい。
中途半端な技で何社も動き回ると負けが確定する

転職の際、採用側として欲しい人材


一 仮説が構築できるひと
いまの商品ではダメだ、こうした方がより売れるという仮説を立てられる人

二 その仮説を実際に検証して現場で実践できる人 営業を出来る人

三力を合わせて一生懸命力を合わせる事 

一から三までできることがベスト

普通は三ができて二、一が出来るようになってくる

☆逆に経営者がいらないひと

マイナス思考のひと
仕事は怖い、その恐怖感を克服しなくてはならないのにそれを煽るのはいない方がよい

デマを飛ばすひと

やる気のないひと

☆どうしても必要な為人材

決して嘘をつかない真実を話せるひと


目標として一億円プレーヤーになることをあげていて、その際に必要な条件を上げている

1・何か一芸に秀でている
得意技術があること

2・強烈な目的意識があること
どういきたいか、三十年計画、長期目標は立てるべきだ
そして五カ年に落とし込む

3・常に自分が原因論で生きている
他人のせいにして前に進めなくなら、全部自分のせいにしてほしい
障害の前で立ち止まっても撤退はしないでほしい

4・絶対に諦めない

5・表現力が見についている
  企画力、発想力、提案力

6・信用がある
  守るべき約束はお金と時間に集約される、この二つだけは絶対に守ること、それが信  用の基本

  そのためには、できない事はできないと気持ちを堪えて言わなくてはならない

7.真の仲間がいる
  志を同じくするモノたち


リーダーになる人に心がけてほしい事

大きな夢と中長期の夢を両方掲げて整合性をとる
夢こそ多様性の存在をつなぎ合わせる糊になる

部下はリーダーの言葉は聞かないがリーダーの行動はみている
リーダーが遊べばそれを真似する

ひとが集まることが商売繁盛の秘訣

そのためには、徳があること  人間的魅力
得があること そこに行けば何かしら得をして帰って来れる

そのふたつのトクを身についていれば人は集まってくる。


前半は、戦後日本会社組織での出世話 後半から自己啓発書へ変わっていった
今更読んで面白いかといえば微妙だが、自己啓発書特有の前向き感は得ることができる

2013年1月23日水曜日

松下幸之助 経営心得帖 読了






松下幸之助の本を読んで、このヒトは、近江商人の三方よし と 人生塞翁が馬 か。


松下電器がアメリカから乾電池の技術導入することになった時、完成品につき、2%支払われる予定だった技術料が乾電池本体だけではなく、乾電池を使った懐中電灯まで相手先が要求してきた。松下幸之助は受け入れるつもりだったが、部下が反対して、自社技術でより良いモノを作ってしまった。その反骨精神、塞翁が馬、経営の機微とは損得だけでは測れないと納得する。人間が絡む事なので、想像よりもすごいモノが出来上がったりする事もある。

1964年の新潟地震に被災して、商品はだいぶ被害はでた。しかしそのせいで過剰在庫の存在に気がつけて、全体として利益をあげることができた。

人生を振り返って、11歳で奉公にでざるえなかった。もっと勉強したかったが、奉公人として実地で商売をやれたので、商売のコツがわかりいまはとても役立ってる。勉強したいという希望は叶わなかったが、自分の視野というのは狭くなりがちなので、希望とは逆の道に幸福があることもある。



三方よしという言葉があるが、仕入先に値下げをお願いするときは、技術改善、工場の改善を相手と一緒になって考えてあげる。
自分だけの儲けだけではなく、相手の儲けも考えてあげる。

自分の携わっている仕事は人々に喜ばれる良い仕事なのだ、相手にとっても良いことだけではなく、世間にとって有益なのだ!その信念で仕事をしてきた。

他人のことだけを考えるのではない。適正な利益をもらう事は義務であり責任である。
当然、より良いサービスを作る為にも必要だ。それで自己完結するのではなく、
世間の人々にも、自分たちが儲け過ぎではなく、適正な利益を貰っていると認めてもらわなければならない。

松下幸之助の活動すべての視点に世間、自分、相手というのがある。






根本として商売とは、人々の生活を物心を豊かにしていく為にある。

物質だけではなく、精神も豊かにすることができる。そのために正しい商習慣、商道徳を持たなくてはならない。それを運用していく事も、世間の精神を豊かにする事につながっている。

仕事をしていく上では、経営者にはしっかりした社会観、事業観、人生観が打ち立てられていないと使命感が出てこない。(しっかりしたというのは、不意に質問されてもすぐに持論を述べられるくらいに血肉に化した考え)

使命感がなければ真剣にはならない。

真剣でなければ、不測の事態が続く経営というモノを運営していくことはできない。

経営が全うできなければ、社会を豊かにするために貢献できない。

なので経営者には信念が求められる!

それも根拠のないものではなく、謙虚な心持ちの上にうまれてくるものでなければならない。
人から間違いを指摘されたら、きちんと直せる位の柔軟さが大事になる。

その謙虚さがあると、全ての人が師匠となり、部下も偉く見えるようになる。

そんな敬意をもって接するから、人使いがうまいと言われる。

すべての人は偉いが、そのなかでもリーダーは求め難い。

「一人出家すれば九族天に通ずる」 くらい一人が適所に立たせることができたら、

会社全体が繁栄する。


経営者の心得として

熱心さは、どの従業員よりも社長が一番なくてはならない。

熱心に打ち込む事、余暇を使ってアマチュアとしてではなく、

仕事として本業としてやっている以上、プロである。

しかし、全身全霊打ち込んでも力が足りない事もあるかもしれない。

それでもその一心に打ち込む姿が立派なものである。

そして、強い決意をもってやり抜く事、命をかける気概をもつこと

その姿勢こそが経営者なのだ。

自分なりにこの本を読んで感じたことをまとめてみました。

2013年1月22日火曜日

大丈夫がんばってるんだから 人生はどんなに生まれの条件が悪くても作り上げることができるっていう半生


いまさらながら読了

大丈夫。がんばっているんだから

http://hinatabokko2006.main.jp/

日向ぼっこも、2013年1月時点では、しっかりと活動している。

無くなっているか、活動ペースも落ちていたらショックだったが盛況に活躍されているのが嬉しかった。

人生は壮絶。壮絶な母親の元に暮らしながら、、、児童養護施設を転々と暮らす。

生まれた環境というのは人間は選べないけれど、自分の人生を作っていっていた(いっている)。

華々しい大成功を収め、成功者の視点から屈辱の半生をこう見返してやった!

だから人生なんでもできる!というメッセージをもつような本ではなく、

普通のむしろ劣っていた人間でも、一生懸命がんばってきたらこれだけの人に囲まれて

支えを作っていきてこれて今は幸せですといえる本。

母を最後まで許せていない、今後はそういう人間なのだと自分自身から切り離してみる姿や

日向ぼっこというNPOを設立して結婚していて一番大変なときにプレッシャーに負けて自殺未遂を

犯す人間的な弱さ。 その幸せと不幸が隣り合わせで、一瞬にして人生なんて変わってしまう

感じが、リアルすぎる。生きていく上でこういう人もいるんだという勇気をちょっと貰える本




2012年11月25日日曜日

早起きは三文の得





時間は有限なものだから、一番効率が良い朝、締切りも決まっている朝に仕事をしたら
人生が成功しているという経験談が書かれている本。

本自体は理論が書かれているわけではなく、経験をまとめた本なので、
汎用性はどこまであるか不明

それでも、人生がよくなっていたときは早起きしていたなという思い出が自分のなかにあるので、
早起きがんばろう!!というモチベーション向上には繋がる本。

自己啓発本から貰えるのは、読んでいる時ちょっとドーピング的に気持ちが盛り上がる
くらいだけれど、それでもこの高揚感が好きで同じような本を何度も読んでしまいます。


朝4時起きを習慣にする

すると、どんな良いことがあるのか。

あさ四時に起きる⇒考える時間が増える⇒締切りがあることで段取り力がつく
⇒仕事がスムーズに進む⇒残業せずに定時で帰れる⇒趣味の時間が増える
⇒家族の関係がよくなる⇒早く寝る習慣がつく⇒あさ四時に起きる

正のスパイラルが生まれる!

朝起きるのは辛い。二度寝しても眠いのは眠い!
辛さ、眠さに負けず反射的にガバっと起きちゃう。
朝の辛さを我慢すれば、一日のストレスも減ってくる。
一日の夜にやることリストを設定していて、朝起きる時にグダグダしなくて済むようにしておくと
起きる気力が湧いてくる。
早起きに失敗しても自分を責めない。でもけっしてめげない。

ダメダメな著者が大学受験に失敗して、早起きに挑戦して成功
その後、朝起きの習慣を忘れて、ワタミに就職するも、ダメダメな人生

そこで、就業時間の30分早くきて、段取りをすることをしたら成功するようになって
外資系コンサルに転職。

朝はネガティブになりようがない。夜に考えることは、総じてネガティブになってしまう。
どちらが良いか。朝考えることでしょう。

本は途中から自己啓発本の本領にはいる。こうしたら私は成功した。
こういう経験をつませてもらった。駄目だった自分がこうやって良くなった。

結果としてテーマの早起きからちょっとボヤケてしまった本になったのは残念。

この本を読んで、モチベーションが刺激されたくらいでは、辛い早起き習慣を身に付けることは
難しいそうですが、
早起きにたいしてここまでポジティブに考えている人がいると知れたのは良かったです。

2012年11月6日火曜日

流行はわからないけれど、それぞれの会社のターニングポイントの出来事はわかる



なぜ流行っているのだろう。
そんな根源的な疑問には答えてくれないけれど(そんな本はない)、、会社ドキュメンタリーの読み物としてけっこう楽しかった。


WBSやテレ東のガイアの夜明けやカンブリア宮殿を見ている時と同じ感覚

成功した企業が振り返って、どういう歩みをしているかを書いているから、ターニングポイントが
いつだったか、それが明確にわかるように書かれている。

ケーズデンキでは、二番手戦略だったりがんばらない経営が決め手だったりするというところは
自分の会社や事業には置き換えては読めない。それよりも、北関東での安売り合戦に勝ち残って
東北の(潰れかけていて助けを求めていた)よつば電機を買収をする件は、時代小説を読んでいるよう。胸が踊った。

金の蔵だって、2000年のドミナント戦略で、都心の好立地に複数店舗だしまくるという業界からは反対の戦略をとったところがこの話のクライマックス。そこの選択したこころの動きまでは書いていないが、そのギャンブルに勝ったことがいまの隆盛をもたらしている

JINSは、社長がフラフラと色んなことに手をだしては成功しつつも大成功までいかなかったのが、韓国のメガネと出会って、メガネが安く売れるのだと業態を変更するところが面白かった。

zoffのほうが、原宿http://www.zoff.co.jp/shop/3/ にショップを作って人気が高かったのに、
あっという間に抜き去っていく勢いの良さ ZOFF売上58億円 JINS122億円 (2012年度)

一番印象的なのが、ABCクッキングスタジオ 
ここは知らなかったが、面白い会社だ。女の子が料理している姿ほど、華やかなものはない!
たしかに。それ以上のものはない。そんな業態に落ち着くのも行き当たりばったりだったり、
料理教室のしごと自体も行き当たりで決まっていったのが、どういう経緯からこういう業態に
なっていったのかが一番読んでいてイメージできた。大宮ロフトに導入されたところがこの会社の
ターニングポイントだった。そこに導入されてからは、大きく成長していった。そこのポイントまで
苦労の連続だった。この章は一緒に社長と苦労した気分になった。

カーブスはアメリカからフランチャイズを導入するまでがひとつの物語。そこからは優秀な経営者が
うまく切り盛りしていった印象だ。

ABC-MARTは、会社が自主製造企画に乗り出しSPA化に動き出した所がターニングポイント
いまではSPAはどこにでもあるが、靴のSPAに踏み切ったところがルビコンの決断だった。
ファッション業界や小売業界に勤めているのでわかるが、ほんとうに売り場にでないと情報
というのは入ってこない。この会社は、社長以下すべての本社社員も売り場にたつという
稀有な会社。多くの会社で売り場に行け、売り場こそ正解があると言われるけれど、社長が
来てることは見たことがない。そんななか、販売員から社長まで上り詰めて、それでも
売り場に立つABCーMARTは、ベンチマークになるような会社だ。


六社の経営ドキュメンタリーが入った本。一時間もあったら読めるようなさらっとして読みやすい本だった


2012年10月22日月曜日

青年会議所の事業

今日は青年会議所の事業で 数十人の小学生の子供たちと触れ合ってきました。 

自分は子供時代あまり色んな事を経験することができなかったし、引っ込み思案でした。
それが大人になったいまではちょっと悔いになっていたりします。

なので、来てくれたできる限り多くの子供達に人と触れ合う経験をしてもらいたいなという思いで事業に望みました。 

うまくできたかなあ。

かまってしまう子どもとそうでない子供の差がでてしまったりしたし、黙々と片付けをしてくれる子供にお礼をきちんと言えたかな?きちんと見て上げられたかなという反省もありつつも面白かったから今回はこれでよかったなとしておこうとおもいます。


子供たちは、個人個人性格が違っていて、決してまっさらな石版に刻んでいくごとく教育を植えつけていくのではなく、生まれと育ちと両軸をうまく絡ませて伸ばしていくものだと感じました。

こんなに子供たちの性格は違うのに、社会にでていくということは社会性を身に付けることです。ある程度他者と合わせていくことを学ばなくちゃなりません。

いまは伸び伸びと自分の生まれ持った個性だけで生きていけるけれど、

思春期、青年期になり、生まれ変わるくらいものすごい経験をしていかなくちゃ大人になれないことを考えると

「ほんとう頑張れよ、子供たち」

と感じてしまいます。

ももいろクローバーZにハマった

ももいろクローバーZのどこに魅力を感じてるの?と聞かれるからまとめておこうと思います。
まずは女の子として可愛い。

その女の子達が大人達の悪ふざけに真剣に向き合ってくれた。
純粋ぽくて幼児性がやや強い美少女たちの一生懸命さが魅力。
舞台裏をWebTVやUstreamを使ってだいぶ公開している。コミュニケーションがすごく多い。
スタッフの人のようにアイドルグループが育って行くのをみる楽しみがある

歌は前山田健一というニコニコ動画で売れた作曲家の歌がメイン。
音楽的に変わってあまり聴いた事が無くて本当に面白い音楽。

アイドルはファンが物語を共に経験するものだという。

女性アイドルグループのピークは年齢18歳。ピークに達してからだいたい三年間で下火になるという。
本当の青春時代て限られているし、アイドルグループなんて限られている期間しかできないのを、ももクロの五人はそこに青春時代を捧げてくれた。そんな感謝の気持ちがある。

すぐに終わりが来る、見えている限られた時間の中で一生懸命に輝いているのを見る喜び。
そして、女性アイドルグループの限界である三年間という壁を突破できて、SMAPのように長く続く国民的なアイドルグループに初めてなれるのでは無いだろうか?という希望も感じさせてくれる。


その物語を一緒に体験したいから応援している。

そして喪失の物語もある。サブリーダーだった早見あかりが、卒業〈これは解雇〉ではなく、自らの意思で脱退した。
その脱退をメンバーに伝えるシーンもビデオ撮影して後々公開している。感情むき出しのまんまをWebTVで流しているので、心揺さぶられてしまう。むき出しの感情はひとの興味はすごく引く。
精神的支柱でグループのMCを担当していて、ツッコミ役をやってたメンバーが自分の意思から脱退を宣言した事で、残りのメンバーが強制的に成熟させられた。
子供時代は長くは続けられないけど、終わりはこんなにも目に見える形で来る事もない。それをももクロを通じて追体験できるのだ。この懐かしさっていったら半端ない。


ももくろは立ち上げた時に五カ年計画を立てたらしい。何度も軌道修正しながらもそのゴールである紅白歌合戦に出場するという成功物語をファンみんなで体験したいのだ。

いまは昇り竜の如く人が集まってきて、ももクロチャン達のパフォーマンスもどんどんと上手くなっていってる。でもまだ代表曲は、デビューシングル行くぜ、怪盗少女のまんま。
どこかで大ヒットを待ち望んでいたりもする。

そんなアイドルグループにいまハマっております。

2012年8月17日金曜日

人たらしのブラック心理術 初対面で100%好印象えお持たせる方法




人たらしのブラック心理術

初対面で100%好感を持たせる方法

100%は無理にしても、 人たらしが出来れば人間関係は円滑になっていくし、他人から好かれる。

社会人として必須のスキルだ。

まずは、相手の立場に立って考えることが大前提にある。 人が喜ぶのは、相手の話をきちんと聞いてあげる事だったり、空腹時はイライラするから、お腹を満たしておく。または体調を整えておく。

人に好印象を与えるには、魅力的な顔が必要だったりする。でも顔は変えられない。

そこでできることは笑顔を作る それも口角をあげて、大声で笑って相手に楽しんでいることを伝える。

そうすれば、ひとは好印象を持ってくれる。

好印象を持たせる為のテクニックとしては、話はできるかぎり長く続くようにする。会話の量に比例して、相手に好印象を与えるからだ。 あとは相手の目を見て話す、太り過ぎないで標準体型をキープしつづけることも魅力的に見せるコツだ。

それでも人間関係はこじれることも起きてくる。そうしたらすぐに話し合いの場をもち、修復に動く。
待っていて直ることはないのだから。 
それでも一旦嫌われたらもうどうしようもないと諦めることも大事になってくる。
マイナスの評価をプラスに変えるのはなかなかできることではない。
とくに人間の印象や評価は、初回に会った時、多くて三回目までに固まるのでそれまでに魅力を伝え無くてはならない。

人たらしの武器とは会話力である。それを身につけるためには練習しかない。練習を行うときは
複数人数ではなくマンツーマンで行うのがよい。そうすれば話さざるえないし、相手のプライベートも
聞くことができてより親しくなることができる。

人たらしは他人と議論はしない。

議論になったらさっさと非を認めて謝ってしまう。相手には絶対に口答えしないほうがよい。

人たらしのテクニックは笑いを取ることだ。それも自分をネタに笑いを取ることが一番だ。

人からからかってもらえるキャラになる=愛されるキャラクターだ。

そのためには、からかわれても①感情的にならない②神経質にならない③相手のこともからかってあげる④どこかドジさをアピールしておく

人が集中して話を聴けるのは3分が限界だという。なので2分から3分に一回は笑いを取りたい。

1時間の話のなかで20回笑いをとるのが目安となっている。


人たらしとは、弱者の戦術だ。ひとに弱みを見せるのをためらわない。むしろ武器にして
相手へ親近感を覚えさせる武器にする。

繰り返しになるが、人たらしとは、相手に好印象を与える方法。

何度も手法を実験してみて、確かめて、再度行なって見ることが大事になってくる。


2作目 ひとたらしのブラック謝罪術

3作目  ひとたらしののブラック交渉術

と1から3作全部読んでしまった。

ものすごい面白いという本ではないのだが、雑学的な情報を得ることができて、

軽いタッチの文章なので、カジュアルにネタを仕入れることができた。

読んでいたら、自分にもうまくできそう。

そのなかで、たったひとつでも使ってみてうまくいったら御の字。

そういう本だった。

you money 知識、注目、評価を集める方法



帰省の飛行機のなかで読了できました。


以下読書メモ

今は様々なメディア(FACBOOK,ツイッター、youtube、Google)がフリーになっている。

フリーのメディアを使って、成功を勝ち取り、この時代を生きていくためには、

知識を集める、注目を集める、評価を集める

それを収益化すること が大事になってくる。

その為の前提として、広い視野を持ち、アイディアは組み合わせて新しいものを生み出し、 

すぐに行動することが大事になってくる。

まずはやりたいことをリスト化することを勧めている。

自分のやりたいことは

1.ディズニーランドへ行く
2.ペーパードライバーを脱して車の運転で小旅行をする
3.いろんなアクティビティを生みだす
4.英語の習得
5.ももいろクローバーZのライブに必ず行き、モノノフとしての練度を上げる
6.海外旅行に行く
7.月3万円の収入アップ
8.雑誌に載る
9.富士山登頂
10.自分の担当している仕事の収益化
11.親友を10人作る
12.仕事分野でイベントを開催する

こんな風に立ててみた。

著者は立てた目標は10個中9個まで叶えることができたという。

それをどう実際に叶えるために知識、注目、評価をどうやって集めていったのかの手法を細かく説明してくれる。

~~知識(情報)を集めるには~~

グーグルですぐに検索して、evernoteに突っ込む。

情報を集めるのは、色んな方法がある。

集めた情報をどう活用するかと部分が秀逸だった。

集めた情報を元に、自分はなんでもできると想定して、お金や能力の限界を考えず、

思いつくかぎり、取りうる限りの手段をリスト化していく。制約をもうけず、情報の幅を広げ

そして集めるだけ集めた情報と手段の一部だけを使う。


~~注目を集めるには~~ 


1.人と違うことをする
2.自分のいる場所とは別の場所に行く

「初」とつくことをやってみる。
ニッチな分野でプチナンバーワンになる。
情報の発信源を増やす
キャッチーなネーミングを考える
全部知っていることは出し惜しみせずに出す
情報発信を定期的に行い、習慣化する

そして、これらのことをPDCAサイクルできちんと検証していく


~~評価を集めるには~~

どれだけ質の高い面白くユニークな情報を出していけるかで決まる

質を高めるためには、まず量がある程度必要になってくる

量を生みだすために、
ツイッターで1000人フォロワーを集める
サイトのページランクを上げる
無料でもいいからメディアに出来るかぎり露出する

質を高めるために、
セミナー講師をやる
著名人と交流をする
身近な能力の高い人を目標にアプローチをして、自身の質を向上させる

著名人にあってもらえるコツは、相手へのメリットを考えつつもマインドは決して「自分なんか」とは思わないこと

評価されると指数関数的に仕事は増えていく。


~~収益化(お金を集める)ためには~~


本の出版
電子ファイルの販売
自分ブランディングからの間接的な収益
いまの自分のビジネスのブースター
広告化による収益
売却による収益



築地朝食会などで、一度だけお会いしたことがあるように思う。

本を購入してから2年余り寝かしていたが、ようやく自分のなかで読む時期が来たのか

すごくタメになった。本は読むべき時期が購入した時期とは限らないから

金はかかっても買っておかなくてはならないと、今回心から思いました。

2012年8月6日月曜日

ももクロライブ初参戦 8月5日西武ドーム

西武ドーム、ももクロライブ初参加。
人生初のアイドルのライブ。
雰囲気は浦和レッズのゴール裏が360度ある感じ。

驚きの元同僚と現地で出会う!

2chのドームの中は相当蒸すという情報を信じて水2L持って行ったが、騙された。
2ちゃんを信じたほうが負けだった。。。





アリーナ席はずいぶんと涼しかった。



初参戦で一番好きなdna狂詩曲が聴けて、走れ、オレンジノート、聴きたかったの殆ど聴けた大満足のセットリスト

ココナツのココナツサークルに混ざろうとしたら、警備員に止められてしまった。





ココナツサークルも止められてた。

労働讃歌の働こう働こう のところが 一体感すごかった。

途中途中MCで繋ぐのではなく、告知VTRで繋ぐのは若干興ざめするところはあったが。。





舞台で踊っているももクロをみると、あんなに頑張っている子達が世の中にいるのだから、夢を叶えている子達がいるのだから、自分も頑張らなくちゃ!











http://natalie.mu/music/news/74162 よりセットリスト


ももいろクローバーZ「ももクロ夏のバカ騒ぎSummer Dive 2012 Tour 〜最終戦〜 8.5 西武ドーム大会」セットリスト

オープニングゲスト:吉田兄弟
01. ワニとシャンプー
02. PUSH
03. Z女戦争
04. DNA狂詩曲
05. CONTRADICTION
06. D'の純情
07. キミノアト
08. ミライボウル
09. もリフだョ!全員集合 / もリフ
10. 天手力男
11. キミとセカイ
12. BIONIC CHERRY
13. ニッポン笑顔百景 / 桃黒亭一門
14. ピンキージョーンズ
15. 労働讃歌
16. Chai Maxx
17. サンタさん
18. 行くぜっ!怪盗少女
19. スターダストセレナーデ
20. ココ☆ナツ
21. ももクロのニッポン万歳!
22. コノウタ
<アンコール>
23. 走れ!
24. 猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」
25. オレンジノート
26. あの空へ向かって

2012年7月24日火曜日

一億人に伝えたい働き方 紹介会社HPリンク集



サトーカメラ
http://www.satocame.com/

非効率、でも真のお客様第一企業がわかる

角上魚類
http://www.kakujoe.com/

超絶新鮮な大型魚屋

コッコファーム
http://cocco-farm.co.jp/

産みたて卵の販売

前田工織
http://www.maedakosen.jp/

繊維から土木へ

ミヤジマ
http://www.miyajima-jp.com/

3代目社長の経営記録

ともえ精工
http://www.joho-nagasaki.or.jp/kigyou_db/kigyou.php?id=426

一点 ピストンのみ製造で世界一

齊藤金型製作所
http://www.saitomold.co.jp/

山形の物作り企業

ハードロック工業
http://www.hardlock.co.jp/index.php

ぜったいに緩まないボルト

望月製紙
http://www.habutae.net/

贈答品になるトイレットペーパーを作るメーカー

日本理化学工業
http://www.rikagaku.co.jp/

全従業員74名中 知的障害者が55名

菓匠 shimizu
http://www.kasho-shimizu.com/

夢ケーキの日

会社を形作るルールに書かれた本




転職したばかりだったので、、、仕事についてのやり方やルールを作る本かと思って買ってみた。

読んでみたら、employeeの自分に対してではなく

employer だった社長さん、会社を作る側へ向けて書かれた本だった。

社労士、行政書士の先生が書いているから当然か。

企業は、法律のルールだったり、 雇用契約だったり、就業規則だったり、 社内ルールだったり 定款だったり

様々なルールを持っている。

「ルール」とは、どう会社を進みたい方向に進ませるか!を決める道しるべ。

実際の企業にコンサルティングしているひとなので、実際の企業で起こった事柄の参考事例が多い。

どうルールを設定していって会社を導いていくのかを考えさせてくれる、

経営者ビギナーには参考になりそうな本だった。 

自分は転職したばっかりだったから、ちょっとまだ必要ないな。

将来はこんな本が必要になるような仕事をしてみたい!

2012年7月14日土曜日

ビジネスの最期は、自分自身との戦いになるってことを簡単な物語にまとめたビジネス書




3年前に参加した福島正伸の講演会では、講演会とは思えない光景を目の当たりに。

話が面白すぎてあまりの感動で会場のあちこちからすすり泣きが聞こえてくる。

まごうことなく、本物のエンターテナー。

「あきらめなければ夢は叶う」 

ポジティブ成功哲学のメンター

福島正伸さんの本は栄養ドリンク剤のようなもの。

一時的にすぎないかもしれないけれど、ものすごく自分自身を前向きにしてくれた。

わかりやすい成長譚をビジネス書フィールドで書いてくれるからかなあ。

胡散臭くても、話がエキサイティングで、登場人物たちに感情移入せざるえなくなる。

まずは物語のはじまりは意気揚々としていた登場人物に、苦難が訪れる。

悩み苦しむ登場人物のもとに、師匠であるメンターの経営コンサルタントが現れ、

これが貴方のぶつかっている壁なのだ。これを乗り越えたら違う世界が見えてくることを教えてくれる。

でも、最初のうちはその言葉の真意までは到達できない。

そんなこんなしているうちに、状況は悪化していき、生命の危機まで起こって、

そこで物語が新しいフェーズにいく。

そして破滅のギリギリ一歩手前で大逆転勝利で解決してカタルシス。

登場人物と一緒に難関を突破できたことに感動して、

自分も出来るんだ!すごく前向きになって、心のドーピングを打って本の世界から帰って来れる。



自分も転職したばかりで、仕事が失敗続きで毎日怒られまくっていたときに、この本を読んで救われました。

自分がやりたい仕事にようやく就けたけれど、うまくいかなくて本当に正しかったのかと悩んでいて。

仕事とは自分が感動し、相手を感動させ、共感してもらうことに至高の喜びがあるんだ!

ってところに

立ち返ってくることができて、自分のやりたい仕事につけているのだからと、

いまの仕事をできることを楽しもう、

そんな原点に帰らせてくれる本でした。