あの地獄の客先常駐編を終えて、
つまらなくなるかと思ったが、杞憂だった。
この物語のフォーマットは、マンガチックな、スーパーな上司に、新卒一年目で閃きと会社の人脈とゲストヒロインの助けによって、問題を解決して行くという物語
ライトノベルの基本ともいえる物語の形式
このフォーマットに弄りを加えて、ゲストヒロインが、商流のなかにいないプロジェクトルームにいる政治的存在になった7巻
今度のゲストヒロインは、外資系ベンチャーの新卒一年目の女子SE
今までのイケイケで攻めていたスルガシステムが、顧客を奪われる防衛戦が舞台
ライトノベル、漫画の基本の基本、ヒロインは美人であり、主人公に少なからずの好意を持っている。此処だけは外していない。
なかなか、防衛戦線を書くことはないだろう。ビジネス書では、成長していく事を是としていくなかで、
既存顧客をどう守っていくか、ここはあまり書かれることはない。
でも実際のビジネスて、顧客取られたり、顧客取ったりして、ビジネス領域をどんどんと変えていっているもの。
それを描く今回は、出来る限りわかりやすくインターネットシステム業界を説明していく。
読んでいて、最後のあとがきの
陣地の拡大と安定した統治の説明は超絶わかりやすい。
最精鋭の部隊を投入して顧客を確保したあと、その最精鋭は、次の案件に投入されて、その顧客へのサービス、陣地の維持は二軍が行う。最精鋭が新規顧客獲得という戦線の拡大に邁進するなか、サービス維持という防衛戦線が広くなり、行う人員の練度が低く防衛戦線を維持していけなくなり、ライバル企業の最精鋭の部隊の前に散る
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