2014年1月17日金曜日

さすが、きづきあきら+サトウナンキ オタク人間の弱さを描かせたら一品





メイド諸君!

きづきあきら+サトウナンキ

この人達の作品は、ゲスい。

心の奥底にあるものや、人間の、特にオタクの酷いところを

これでもかと描いてくる。

人との繋がりを求めているくせに、

自分から動こうとしない人間だったり、

ある役割を演じることでしか、人との接点を見出せない人達

その中で、普通の世界の住人だった主人公のヒロインが紛れ込んだという

それで擦った揉んだやって、

このメイド喫茶というものが、一時の魔法のような居場所だったんだなあ

この鳥かごから抜け出ざるえなくなる。

個人個人はしっかりとした道筋を立てて、万々歳という

円満にはならないところが、リアルっぽくて良い。

人は変われないものだと、


最後の膝枕のシーンだけは、読者がこうあって欲しいと願った、

妄想のような付け加え

少しだけの救いをくれる。

ヨイコノミライが、救われない終わりだったので、

ここでは、救済はしてくれる。

それは、物語としては蛇足だけど、

漫画としてのファンタジーをくれたので、

そのラストシーンは、良かったと思う。

マニアックな漫画なので、万人受けはしないが、良作だと思う。

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