きづきあきら+サトウナンキ
この人達の作品は、ゲスい。
心の奥底にあるものや、人間の、特にオタクの酷いところを
これでもかと描いてくる。
人との繋がりを求めているくせに、
自分から動こうとしない人間だったり、
ある役割を演じることでしか、人との接点を見出せない人達
その中で、普通の世界の住人だった主人公のヒロインが紛れ込んだという
それで擦った揉んだやって、
このメイド喫茶というものが、一時の魔法のような居場所だったんだなあ
この鳥かごから抜け出ざるえなくなる。
個人個人はしっかりとした道筋を立てて、万々歳という
円満にはならないところが、リアルっぽくて良い。
人は変われないものだと、
最後の膝枕のシーンだけは、読者がこうあって欲しいと願った、
妄想のような付け加え
少しだけの救いをくれる。
ヨイコノミライが、救われない終わりだったので、
ここでは、救済はしてくれる。
それは、物語としては蛇足だけど、
漫画としてのファンタジーをくれたので、
そのラストシーンは、良かったと思う。
マニアックな漫画なので、万人受けはしないが、良作だと思う。
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