イワンの馬鹿
トルストイの民話風童話
筋は簡単明瞭、手を動かすものが、大事で、
頭などで、上前を掻っ攫う人々には悪魔のささやきで身を滅ぼすというはなし。
このイワンのこころの広さは、聖人君主というのに、匹敵する。
子供がいたら読ませたい。
まだ世界がコマーシャリズムに染まっていなくて、
ロシヤ含め、ヨーロッパの辺境、アメリカでも、奴隷解放、農奴解放令、
自由民権運動の発展、そんな時代に生まれた、その時代の精神をわかりやすく表現している。
そして、人間の正直さ、平等さ、に、価値を置いている理想像を感じる。
19世紀こそが、人権をもっとも推し進めて、世界各地の政策に変更が生まれたというのが、
マクニールの世界史下巻にも書かれていた。
そして、20世紀にはいり、コマーシャリズムの時代に入っていく。
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