2011年6月3日金曜日

marginal 日本辺境論 日本属国論 お茶目な人

日本辺境論 読了

初めて内田樹(たつる)の本を買って読んだ本。


日本人及び日本国が東アジアの辺境の地で永久にあり続ける宿命について書かれた本。


日本人て不真面目だよね。知ってるくせに知らないふりするし、ルールは守らないし

場の流れに流されて、自分は本当は反対だったがまわりの流れを止めることができなかったと

かいって責任を回避しようとするし。

なんでそんな国なんだ?

日本は、辺境に存在する国だから。

弱っちくて、でもボロボロにやられるほどには近くなく、

むしろ強さはあるくせに知らんほうが徳だと

思ったら知らない振りをする。

バカな子な振りをする。

ひとつの軸を中心に 内田の雑談が始まる。

日本て地政学的に辺境にあったからね。


中国、アメリカ含め、あまりにまわりの国が強すぎた。自分たちで決められる範囲が限られた民族だった。

他者が動いて、秩序をつくってそれにどう対応していこうかと決めてきた民族史。


やっぱり劣等感がある。日本人とはどういった存在かが気になる

そんな風になんども問うている姿そのものが

回帰性そのものが日本人だ。日本人てなに?て問い 自体が そのまま答えになってしまっている

なんで、そうなっちゃったの?

外からいいものが沢山くるのだもの。

新しい物自体を取り入れるのが上手くいった人間が勝って来た歴史がある。

固有のもの自体が不明瞭。

あっちいけ、こっちいけ そんなふらふらしている振る舞い自体が日本人なんだと。

受身体質の日本人に対して、批判的だけど、自分も日本人だしね。という感覚は忘れない。

受身は、世界にたいしても、学びにたいしても同じで

特に学びにたいしては、絶大な効用をもたらしたと綴る。

その代わりに、ゼロからなにかを立ち上げたという業績には結びつきづらいが。。。

第三章は、 機の論理

これは武道に対する姿勢。天下無敵の意味とはなんぞや。


自分はこの人の本は大好きだ。

世の中をひっくり返して見せてくれるお茶目なおじさんだ。

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