2011年6月25日土曜日

食える数学  仕事にする数学への態度は、実学として。




数学てなぜ挫折するのか? なんで数学だけをやっていると食えなくなるのか?

数学は実学部分と、証明がメインの部分があるから。




アカデミックの世界と企業を両方経験し、食うための数学を提案している本。

序章では、数学を、過度に憧れたり敬遠したりしないで欲しい。

こういう風に実学として役立ってますと紹介している。


数学の理屈はわかる。でも実際に作ってみろといっても出来ない・・・

因数分解はSuicaに 役に立ってる。  
津波解析には非線形の微分方程式が役立っている。
フーリエ解析を使い、油田を探す。
確率で迷惑メールフィルタ 統計で MLBアスレチックスの快進撃

様々な分野で役立っているのに、なんで数学てこんなに勉強するのが大変なの?


数学て 頭のなかに成果物が見えにくい。


なにに役立っているのかわからない。先生に相談すると、数学はそれ自体が美しいといって逃げられる。

数学を分類すると、

数学Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ まで 高校数学があり、 

Ⅳ 大学理系数学 

数学科数学  

の計5種類にわけてみる。 この中で証明がメインなのは、数学科数学。

それ以外は、道具としての(実学)数学が大事になる。数学科数学以外では、証明が完全にわかっている必要はない。


では、数学科数学の特徴は?

厳密性がとても高い。一般化をする。

数学を考え始めると具体的にどう役立っているか、そこまで到達できないで、理解不能で諦めてしまう。

→そういう所でつまずきを減らして勉強を進めるには?

基本から勉強するのではなく、逆に応用問題や実際に社会で役立っていたり、統計で使ったり
しながら覚えていく。
基礎を重ねて応用発展に進むより、具体的に応用されているほうが理論部分は簡単
なにより現実的なイメージが付きやすい。

算数や数学は体育。計算をたくさんして身体化することが大事


今から数学に興味をもったら。

大人になったんだから、好奇心に赴くまま、自分の仕事に役立つままに勉強していこう

数学を使う分野は広い。面白いし、とても深い。共通理解がある。新しい言葉を覚えるのと同じだ。

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