2011年6月21日火曜日

CGC 大手スーパーに対抗するために出来た中小企業の共同仕入れシステム

http://www.cgcjapan.co.jp/

カンブリア宮殿2011年6月16日分で拝見
http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/list/list20110616.html
CGCグループ代表の堀内淳弘氏

テレビで取り上げられる方にしては珍しく印象が暗い。CMをうつ業界やテレビとは対極にいる世界の人々だと思う。
でも消費者を直接相手にしているわけではないBtoB会社てこういうもんだよね。
前回放送のP&Gの華やかなイメージとは対極するものがあって印象的だった。


卸会社とは違う点は、こちらは加盟店227社の80%の合意形成のもとで行動を決めるところだ。
年間のトップ会議は280回、そこに分科会などが相当数含まれる。
合意形成にはえらく時間がかかるが、決めるまでの情報交換や話し合うことで結論へのコミットメントを高める。
またインフォーマルなやり取りができたりする。


カンブリア宮殿の商売にはCGCグループのような互助組織を取り上げてもメリットにならない。
むしろこうやって取り上げると、CMを沢山流してくれるイオンや大手消費財企業にあまり良い印象を与えないと思うのに。

村上龍はエライと思った。W村上と言われていた村上春樹がカタルーニャで「非現実的な夢想者」という講演をやったようにふたりとも社会の前線で意思表明している点がカッコ良い。



facebookやmixiなどのソーシャル・ネットワークでグラフ理論で繋がりの研究がより進化した。
そして、近代から現代にかけて、昔ながらのしがらみをつくってきたムラ社会から 会社組織へ発展した。
今度は会社組織が機能しなくなってきたり、大規模化しすぎて社会が上手くいかなくなってきたところを
今度は 新しい小さい繋がりが 埋めていくように出来ていく。

人間が作る社会システムとはとても柔軟にしぶとく出来ていて一つの理屈だけじゃできていないな。

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