2011年5月19日木曜日

宿輪純一先生が主催している宿輪ゼミ 金融業界の一人者の生の講義は半端なく面白い

宿輪純一オフィシャルウェブサイト




金融及び通貨について彼を知らなければモグリだという。

毎月第二第四水曜日に、ボランティア金融ゼミを開催してくれる。

そこに参加

宿輪先生
今回のテーマは、米国経済 新興国(アジア)新興国(アジア以外) 中国経済 欧州経済 ラストは
日本経済

それぞれの現状と見通しを語ってくださいました。

米国経済は、量的緩和策で、株が上昇し、商品も上昇した。株を持っている上層は豊かになった。

株を保有していない貧困層は商品があがりインフレに苦しめられている。

結果としてより貧富の差が開いていく見通し。

その顕著な例として、ケース・シラー住宅価格 中古住宅販売価格が 南部が目立って下落してきた

南部はヒスパニックが多く、住宅着工は堅調に推移する地域なのに悪くなってきた。

困ったぜ。量的緩和策QE2は 市場に三倍ものお金を流したが それも6月末でお終い。



新興国でも、アジアは輸出型なので、経済成長しつつも通貨価格は下げておきたい。

インフレになるよりも、輸出に有利になるよう通貨を安くしておきたい。

だからドル買いの介入を繰り返す。それは外貨準備高をみるとわかる。

ドル外貨準備高が跳ね上がっている。



新興国でもブラジルのような資源国はインフレが怖い。

だから介入するよりも高めの政策金利をしておく。


中国は、今年は政権が変わる年

政情不安定に繋がるインフレは押さえ込みたい。

とった政策は銀行がもっていなくてはならない預金準備率を20%に引き上げることで、

市中のお金を少なくしてインフレ抑制を目指している。

なんで、金利をあげてインフレ防止しないの?

アンサー 世界中のホットマネーが中国になだれ込んでしまう。

これは避けたい。だから、預金準備率で調整をする。

日本でも使えばいいじゃんというツッコミには、日本の銀行貸し出しは5割だから意味ないよ と

寂しそういおっしゃってました。 昔は預金獲得競争やってたんですよ!

ヨーロッパ経済は

ポルトガル、アイルランドがこけても EUのGDPの2%もない。

だから、危機だ危機だと煽ってユーロ安に振っておいて輸出で儲ける。

結果ドイツは最高の貿易黒字をたたき出す。

ユーロから離脱するぞということは、イコールEUからの離脱になる。これを耐えられる国はありゃしない。


でも、政治と経済は同じものではない。国家間は助けあう気持ちはあれど、

一般市民は、遊んで破産した外国人をなぜ助けなくちゃならないんだと不満顔。

結果として与党メルケル首相は負け続けている。

来年の選挙までにEUの枠組みで財政権自体をEUがもってしまおうといういうのを画策


日本は 基本的に地政学的リスクになっている。

生産は戻ってきているので後半は爆発的にGDPは上昇し、株価もあがる。


それでも、いい情報てそんなにないよね。GDPという指標だけで考えていたら日本はずっと

負け続けるまんまだ。

ほかの満足の基準をひとそれぞれ持つことが生きる上で楽しいことかもしれない

もう一度自分自身を見つめ直して そんかことを仰られた。


あと、夜に日記は絶対に書いては駄目。 暗くなりすぎるから 日記は朝つけなさい。


以上、自分なりの講義録です。もちろん間違っているところあると思いますがご容赦ください。

載せて駄目でしたらご連絡ください。

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