2011年5月25日水曜日
親が70歳を過ぎたら読む本 介護生活の道しるべになる一番有用な本
親が70歳を過ぎたら読む本
とても便利です。いい本です。
本全体のテーマは 30代、40代の現役世代が、親の介護、相続に向きあう時、どんな問題が起こるのか
どのような対策方法があるのか、
シニアビジネスを長年携わってきた村田裕之氏が経験と知識をフルに使って法的な面から
介護生活、精神面のケア 遺産相続争いの防止 など を語ってくれています。
シュチエーション毎にどうしたらイイ、という方法が書かれているのでとても便利です。
決して、儲かるとか、シニアビジネスがチャンス とかではなく、 自分たちの生活防衛の為に
書かれたノウハウ本です。
第一部は 親が元気なときにやっておくべき法的処置、 または介護施設の調査などです。
自宅で暮らし、老衰して、入院し、病院で死ぬ
理想ですが、現実そうもなかなか上手くいかない。
それよりも、自宅で暮らし 怪我をしたり病気になり 老人ホームで暮らし その後病状悪化し
寝たきりになり(ここで老人ホームから出なくてはならない可能性があります)、
介護施設に移動になり 最後病院で死ぬ
老人ホームで、最後まで暮らせると想っている人は、この本は本当にオススメです。
老人ホームは介護型、自立型で 全然違うわけですから。
相続トラブル
遺言書がどれだけ遺族のトラブルを減らしてくれるかを細く書いてくれます。
オススメは公正証書遺言です。 任意後見人制度 財産管理等委任契約 等々
第二部は親が認知症になったら
要介護認定の受け方 病気になったあとの介護施設の探し方
元気なうちに締結しておいた財産管理等委任契約をスタートさせる
一番のありがたいことは、亡くなったときに誰に連絡をすればいいかの連絡先をつくっておいて欲しい
第三部は介護最末期
どういった契約を取り結んできたか きちんと親の死に向きあえてきたか。
それで楽さが半端無く違います。 苦しい選択ですね。 親に死んだあとのことをかんがえろ
とは普通は言えません。
第四部は 事前予防
単純に運動や、親族間の仲を良くしておく 病気に気をつける
この本は微に入り細に入り 介護生活について書かれています。ありがたい。
ただ、これをどうやって親と一緒に話し合いまで持っていけるか
親の死を自分たち自身がきちんと受け止められるか
一番は難しさは個人個人のがんばりなんでしょうね。
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