2011年5月28日土曜日

「片思い」道の最高傑作 武者小路実篤さんが百年も前に開拓済みだったとは 「友情」





友情


武者小路実篤の友情という本がこんなに熱く、純粋で、切ない 失恋小説だったとは!

武者小路という苗字から、堅苦しい話をしているのかと思い込んでました。

話の筋は単純

主人公の野島は、うだつの上がらない青年小説家

かれには、恋焦がれている女性がいる。友人の仲田の杉子という女性だ。

この杉子を女神のように崇拝している。彼女は私の妻になるために生まれてきたのだ。

そうでなければ、私がこんなに恋焦がれるわけがない。

といっても彼はうだつのあがらない小説家。 彼の唯一といっていい文学上の理解者

大宮  彼は新進気鋭の小説家なのだ。 そして、野島の小説を心から評価し信頼している。

彼らは親友同士なのだ。本当の心からの。

大宮には、従兄弟がいて、武子という。彼女と杉子が同級生なのだ。

そして、大宮は、野島の恋を成就させるために尽力を尽くす。

野島はうだつの上がらないが、大宮からは心から尊敬し、尊敬されている。

読んでいて、結末は もう見えるのだが、 どうやって その結末まで たどり着かせるのか

その過程が 楽しすぎる。

恋する男で、情けない男として描かれていた野島がいるなかに、 大宮も同じく恋に怯え、愛することに不安を感じていたのだ。

そして、ラストの 野島の激しい慟哭  そして、この深い友情 が どう決別していくのか!

超ハイテンションで進む恋愛小説及び 友情小説。

今年読んだ本で、一番面白かった。 

文章も現代文と同じなので 特に気にしないで読める。 なおかつ362円という超安価

このコストパフォーマンスは凄いです。




“文学少女”と繋がれた愚者がこの本を紹介してくれた。文学少女シリーズは、古典名作を元ネタに

遠子先輩と 井上心葉という男の子が 出てくるライトノベル こちらもビターなラブミステリーで

なかなか面白い。 この本を読み進めるために 友情をよもうと決意したのだったから。

2011年5月27日金曜日

日本人はなぜシュートを打たないのか? 再読読了

日本人はなぜシュートを打たないのか

湯浅健二さんの本

素人ながら彼のサッカーへの思いは正しいと思う。

2011年浦和レッズ対名古屋グランパスエイト  の時点 浦和が圧倒して3対0で圧勝したのだ。

観に行っていたのだが、あまりのショートカウンターの見事さに優勝するんじゃないかと想っていました。


その試合で、湯浅健二さんは、ゼリコペトロビッチのウィングを張らし過ぎる戦術は失敗するだろうと言っていた。

彼の昔の本を読み返して、どういうサッカー理論を持っているのかを探ってみようと思った。

彼の考えは、サッカーはミスの積み重ね 不安定な足でやるスポーツなので ミスをするのが前提

そのミスに落ち込まないで、気持ちを奮い立たせてチャレンジできるかが、勝負の分かれ目なんだ!

だからサッカーは心理ゲームなんだ!!!

でも、チャレンジ 無謀なチャレンジばかりして、自分勝手で戦えるほどサッカーは甘くない。

そこに組織バランスと 個人プレーの 両立をはからなくてはならないものがある。


彼の本は、独時代のコーチライセンスを取ったときの、話がたくさん出てくる。

チーム内の確執や、サボり、モチベーションの上げ方、監督の仕事、サボらないことの大事さ

とかく自分勝手になりがちな人をどれだけチームプレーに組み込めるか 

先進国の独ではどうやって教えていたか それをどう学んだか、 その青春記でもある。


私見だが、、 


サッカーでとかくシュートを打たない日本人はといわれるが、

心理的にビビってシュートを打たないというものではない。

シュートを打たす為の連動性やフォアザチームの精神に欠けている

プラス 

最後の一歩のミスをしてもパスがこないと不貞腐れて再度動きなおすことができない

そのことを日本人はシュートを打てないと表現する。 と自分は理解した。

そして、それは攻撃だけではなく守備でもそういうことだ。

どれだけ頭をフル回転させ、危険な箇所に走り、身体を張り、ボールを奪取するか

その殆どが徒労に終わる。それでも諦めないでやり続ける。

後ろにいる11人の仲間たちがみんなその気持ちになったとき、チームは躍動するのだ。

その精神面をなんども説く。(自分には戦術面はわからないので)

チーム全員の気持ちを持っていくか それが監督の仕事 心理マネージャーと呼ばれる仕事だ

ビジネス書や 起業する 自己啓発 サッカーを観る上での参考本 そんな風に読めるのではないだろうか。


この本で自分の考えと違うところは、リスクを取るところに関するところだ。

リスクを取りに行き、チャレンジするのは悪くない。が、それを許容する環境と

それをサポートする仲間が必要だ。

毎週観ているレッズは リスクを取った行動するとき、

まわりが一切動いてあげない。彼だけのリスクテイクになるのだ。

リスクをとる人をサポートする それができたら  

人種に関係なく ポジションに関係なく チャレンジするだろう

その献身性とモチベーションと根性。そこの部分がレッズには足りないのかもしれない。



で、いつもサッカーで言われる日本人は農耕民族で欧州は狩猟民族 という俗説だが


あれはもうヤメにしようよ。 日本だって結構長い間狩猟してたし、欧州南部及び北アフリカは


大穀倉地帯 中国はどうなんだ! 文明の爆発的な発展の為、農耕民族の系統しか民族は


生き残っていないでしょうに。。。



そして、サッカーは究極の心理ゲームだ!という彼のフレーズ通り

決して一つの形の成功事例はない。そして、成功してもバランスを崩し駄目になってしまう例も

暇がない。

それでも、選手たちをどうやって勝利へ導くのか それぞれの監督のやり方があり

本髄は、選手を戦える集団にしていくか!!!それをどれだけ長く続けられるか

その答えは現場でやっている練習や、本番である試合、その後の全ての時間を使い

全知全能を賭け、人間として立ち向かっていくしかないんだな

だから監督は長く続けることが出来ない仕事なのだ。



サッカー監督を主人公にしたナンバーワン漫画

2011年5月26日木曜日

織豊政権と江戸幕府 日本の歴史15 読了 一番好きな戦国時代の英雄たち



日本の歴史シリーズ第15巻 織豊政権と江戸幕府 読了
扱う時代は永禄16年1568年から 慶長20年 1615年 戦国時代末期 ヒーロー達が
いよいよ天下統一していった頃の話。

この日本の通史は全25巻のうちの15巻 総監修は 網野善彦



中世日本史を 民衆側からの見方を与えたひと。 有名な 逆さ日本地図

いつも見る日本地図


全く印象が違ってくる。 大陸との捉え方など。 この網野善彦が総監修なので、基本的に
戦国時代の権力(織田信長、豊臣秀吉、徳川家康)に対して民衆はどう対応したのかが書かれている。


尚且つ、この巻の著者は池上裕子 戦国時代の経済史が専門としている。




織豊政権と江戸幕府という本よりも 司馬遼太郎の太閤記など、歴史物の英雄譚のほうが絶対に面白い!それを読みつくして

ちょっと飽きたなあ という人への入門書のようなものだ。

織田信長の政治は一言で言えば、武断政治 及び 民衆統治は 最初に従えば所行を認める 

断れば 抹殺する。 特別に新しい世界をつくろうとしていたわけではなかった。

経済に注目し、農村の整備を始めようとするのだが、楽市楽座は 斎藤道三の考え、検地は

後北条氏が100年も前に実施している。 

その頃にまだまだ 半農半武士といった 農村部には足軽 がいて、自治が完璧に治まらない

状況が10年あまり続く。簡単に領土を支配できたわけではないのだ。

美濃、尾張という本国以外で 完璧な自治をして、検地を行えたのは 一向一揆鎮圧後の 柴田勝家の越前

その後、大和などを行っていく。 センゴク という漫画のイメージで描かれている信長像が強く表現されている。



以後、秀吉が山崎の戦いで 勝ち、柴田を倒していく。徳川との長久手の戦いで負けてから

武断政治から 融和政策に切り替わっていく。 信長が達成できなかった天下統一を不完全ながら

完遂した。

そして、その後、国替え 領地替え という方法をとり、大名を封建領主から 大名の官僚へと

変えていく施策を打っていく。

国替えでは、半農半武士だった農村の人間を、武士として領主と共に新しい土地に行くか農民になるかどちらかに身分固定させるようにさせた。

それは尚且つ、配属大名たちの戦闘力を排除することにもつなげる。一つの施策に何重もの効果を持たせて

実施していくのが 豊臣秀吉の政策運営だった。

そして、太閤検地では、実際に耕しているひとがその土地の所有者であり、小作人制度を基本的に認めなかった。

何分にも長年の戦乱で荒れ果てた農地をどうやって回復させるか それに専念していった政権だった。

しかし、当然ながら反対するものも出てくる。

半農半武士であり、その農村部のリーダー格だったものは、土地と収入は奪われ、武士としての栄達もなくなったのだ。

そのタイミングで奥羽一揆が発生する。 

ここで秀吉は 人道的には酷いが、政治的に正しい 反乱者の皆殺し作戦にでた。

これで恐怖と力を削いだ。 


秀吉は、太閤検地を通じて、農村と 間に入っている中世以来の領主群を経済的に殺していこうと

していく。 秀吉の直轄を広めようとするのだ。

反乱はなんども置きながら、農村側も 農村内の自治は農村の庄屋たちで運営していくようになる。

中間業者であった土着領主は 少なくなっていった。

農地を耕す権利、収穫は耕したひとのものである。

その法的根拠、武力的な力を太閤検地は与えたのだった。

それはその後江戸幕府の施策にもつながっていく。


そして、大量に貯めた財力で 朝鮮征伐に乗り出す。

教科書を読んでいると 殆どやらないところだと思う。 これで朝鮮半島が困り、明国の没落を

招いた、くらいなのだ。

この本では、どんな戦いをして、どこで負け、だれとだれが政治的に対立し、ということを

詳細とまではいかなくても説明してくれる。初めて文永慶長の役の意味がわかった。

兵站が伸び過ぎたのと、異国を統治することの難しさ。

有名武将がだいぶ朝鮮半島で戦っていることも驚いた。

そして、敗戦し始めた出兵した大名側と、内地で動いていた三成派との確執が発生していく。

そして、秀吉死去

徳川家康の権力が増大する。

関ヶ原の合戦へ。 両軍とも 秀頼公の名のもとに戦争をしたのは周知のごとく。

ラストは大阪夏の陣 冬の陣 の話となる。

この本は基本線は 権力側の歴史を書きながら、 本当の狙いは 当時の農民の様子

経済構造の説明。商人階層はどう発生して行ったのかの歴史的経緯

そういった経済史を説明してくれる本だった。 民衆側からの歴史本は、網野善彦の真骨頂だ。

頭のいい人脈の作り方 再読まとめ




立石剛さんの2010年の2月、ちょうど1年前にキャリアクレドセミナーがあったので

本のまとめに書いてみた

基本的に人脈本
どうやったら人脈を増やせるか?
それも友となり、厳しい時は助け合い、生きる上で友情を育みたい人間にどう出会えるか

人脈を 縦軸に共感性が高い(気があう) 横軸に必要性(生きる上で必要な相手)

本当の人脈って共感性が高くって必要性も高い人じゃない?って提案している本。

人からしか人は チャンスをもらえないし、上に上がるためには引き上げてくれる人が必要という

世の中の原則がある。

引き上げるためには、その人の夢を明確にしておかなくては駄目だ。それをきちんと発信すること

夢があるから、こいつにやらせてみようか と思ってくれる 

引き上げてチャンスをくれる 

その夢の見つけ方、夢マップの描き方 それが マインドマップだ 

そこに書くのに制限はいらない、自由に描くのだ。その夢こそが あなたの夢なのだ。

成功哲学の一個だね。穿ってみてしまう。 でも、 やっぱり まわりで 単なるサラリーマンが本を出版したい

といって出した人も何人も出てきていたわけだ。

「結果を出す人」はノートに何を書いているのか (Nanaブックス) の美崎栄一郎氏 や

20代の自分を取り戻す 理想のカラダのつくり方の阿部貴弘氏のように。





自分の夢かあ。 服の会社で、分析しながら なにが売れてるんだろう?どうしたら売れるんだろう?

とか ずっと考えていたい。。

あとは、旅行だ。 馬を走りまわしたい!

そんなこんな、みんなの自分の夢を馬鹿にしないでマインドマップに描きだしていくことが大事なんだよ。 と立石氏は説く。


引き上げてもらったり、コイツにこれ任せようというには、自分ブランディングが必要

そのへんは類書が沢山ある。 ブランドは制限せよ コイツはこれだという烙印こそがブランドなのだ

こうはんは実務に移っていく。

名刺の作り方 勉強会の開催の仕方 分科会の開催 そのへんはテクニックの部分で

読んでふーんと思う部分。

この本の肝は、 なんにせよ、 自分の夢をきちんと 自分 で 定義しろよ

そして それを 人にきちんと 伝えろよ だ。




自分の夢は 洋服、消費財で なんでこれが売れたのか ずっとその理由を考えて 議論して
答えをだして、再度 実験してみる。


もうひとつは、世界中の地域に友達を作り、 友達の家に泊まりながら 旅行すること

ふむ、恥ずかしいが、夢を明確にひとに伝えるって大事なことですね。

そんな夢を一緒に語れる仲間こそが、この頭のいい人脈の作り方で紹介されていた いい人脈と呼べるものなんだと思うんです。

2011年5月25日水曜日

親が70歳を過ぎたら読む本 介護生活の道しるべになる一番有用な本


親が70歳を過ぎたら読む本

とても便利です。いい本です。



本全体のテーマは 30代、40代の現役世代が、親の介護、相続に向きあう時、どんな問題が起こるのか

どのような対策方法があるのか、 

シニアビジネスを長年携わってきた村田裕之氏が経験と知識をフルに使って法的な面から

介護生活、精神面のケア 遺産相続争いの防止 など を語ってくれています。

シュチエーション毎にどうしたらイイ、という方法が書かれているのでとても便利です。


決して、儲かるとか、シニアビジネスがチャンス とかではなく、 自分たちの生活防衛の為に

書かれたノウハウ本です。



第一部は 親が元気なときにやっておくべき法的処置、 または介護施設の調査などです。


自宅で暮らし、老衰して、入院し、病院で死ぬ

理想ですが、現実そうもなかなか上手くいかない。



それよりも、自宅で暮らし 怪我をしたり病気になり 老人ホームで暮らし その後病状悪化し

寝たきりになり(ここで老人ホームから出なくてはならない可能性があります)、

介護施設に移動になり 最後病院で死ぬ

老人ホームで、最後まで暮らせると想っている人は、この本は本当にオススメです。

老人ホームは介護型、自立型で 全然違うわけですから。


相続トラブル 

遺言書がどれだけ遺族のトラブルを減らしてくれるかを細く書いてくれます。

オススメは公正証書遺言です。 任意後見人制度 財産管理等委任契約 等々


第二部は親が認知症になったら


要介護認定の受け方 病気になったあとの介護施設の探し方

元気なうちに締結しておいた財産管理等委任契約をスタートさせる

一番のありがたいことは、亡くなったときに誰に連絡をすればいいかの連絡先をつくっておいて欲しい

第三部は介護最末期

どういった契約を取り結んできたか きちんと親の死に向きあえてきたか。

それで楽さが半端無く違います。 苦しい選択ですね。 親に死んだあとのことをかんがえろ

とは普通は言えません。

第四部は 事前予防

単純に運動や、親族間の仲を良くしておく 病気に気をつける 



この本は微に入り細に入り 介護生活について書かれています。ありがたい。

ただ、これをどうやって親と一緒に話し合いまで持っていけるか 

親の死を自分たち自身がきちんと受け止められるか


一番は難しさは個人個人のがんばりなんでしょうね。

2011年5月23日月曜日

血液型占いのブーム火付け人 故能見正比古氏

血液型で性格は変わるのか?R25


こちらの記事を読み故能見正比古氏を思い出しました。


血液型占いのブーム仕掛け人

とされている 能見正比古氏の本の後ろに載っている経歴を書きだしてみました。

能見正比古氏1925年大正14年生まれ 出生地 奉天 出身 金沢市出身 旧四高後 東京大学工学部卒
東京大学法学部中退 三木鶏郎文芸部から放送作家 総合雑誌編集長 百科事典編集長 出版社役員 フリーとなり
創作活動に専念 相撲や演劇の評論で活躍する一方 血液型研究の一人者





70年代、放送作家として彼が作った血液型占いブームは 四半世紀を超えて残っているわけです。

医者の出身でも科学者でもなく、放送作家 雑誌編集者 という人の心を捉えて、面白いネタを引っ張り出す仕事をしてこられた方だったわけですね。


当時のブームの状況はわからないのですが、放送作家として一流だったんでしょう。


息子の能見俊賢氏


1948年生まれ 東京出身 日本大学史学科卒 サンケイ新聞社をへて亡父のあと、血液型人間学研究所代表 

能見正比古氏の息子さんです。 かれも別に科学的な医学的な素養のある方ではないのですね。

親子二代にわたり、我々日本人を楽しませてもくれ、 いらつかせてもくれた能見親子は

今から思うと素晴らしいエンターテイナーだったと言わざるえない。

自分もずいぶんと血液型占いにハマって、恥ずかしながら血液型性格分類の研究者になりたい なんて思ってたりしてました。

もし、本気で血液型が性格を決定していたとしたら、それをきちんとできるまでに何ステップあるでしょう?



性格自体をきちんと定義しなくてはならない点 

いったいマイペースな性格てなんだ?

人間には根本的なプリインストールされている性格があり、 
遺伝子がきちんと性格を作っている事を説明しなくてはならない点 

人間は生まれ持っての性格が一生涯影響することをきちんと説明しなくてはならないこと

それに加えて、血液型が性格を決めている証拠を見つけなくてはならない点。 

血液型が性格にどう影響を与えているのか 因果関係を きちんと 調べなくてはならないこと

どうやって実験をするのか思いつかない。。。
なおかつ、政治的な問題。生まれながらにして違う血液型で性格が違うという点は差別にならないかを考えなくてはいけないでしょう。

けっこうハードですね。


一人のエンターテイナーが作った占いを25年も何度も盛り上げて使っているこの息の長さは脱帽します。


2011年1月から4月まで リアルタイムではまりまくったアニメ


観てないひとは読まないで欲しいです。


           絵柄は萌えアニメとも、少女向けアニメともいえるが 中身はどぎつい。




一つのアニメ主人公の名前の変遷


まどか→まどっち→まどまど(ほむほむ)→まどかさん→まどか△→
まどか様→まど神樣→まどか様マジGOD→概念化(名前消滅)→因果律の一つになる 



アニメのキャラクター原案者の名前の変遷

蒼樹うめ→うめ先生→うめせんせい→うめせんせー→うめてんてー
→うめ天帝(RKGKMDK発売時:読み方はらくがきまどか)と為られた。

1月スタートからどんどんと名前が変わっていき、すげー変換と言葉遊びに意味が加わる楽しい状況でした。


放送終了したらやはり哀しいものだな。。。




神END作品でした。

ガンダム富野皆殺しENDか、

エヴァ庵野投げっ放しENDか、 


どちらかというよりも、

綺麗に風呂敷をタタミきってハッピーエンドで完結。

天使になった姿で数多のところに飛んでいく所が鳥肌

神の恵みを アーメン 

リアル教会で説教聞いたくらいだと

概念として数多のところに天の恵みと愛があるといわれても理解できなかったんですが、

この作品ですげー理解できた。

神の名はは問うべからず

そこにいるのだから、

神は認識することはできない

ただただ、そこにいるものを信じよ。

とね。 

    2011年5月20日金曜日

    人生初のディベート ディベートほど面白い遊びはないだろう。

    参加者19人いたので 
    三人から四人に分かれて、六組でトーナメント戦。勝ち進めれば3回まで戦えるというディベート会に参加しました。

    ルールは お題に、賛成、反対を述べていく。三分間で、一人20秒の持ち時間。 
    たとえのお題はキャバクラは良いか悪いか? 軍隊は必要かどうか?等々

    これは面白い! 


    初めは、勝ちにこだわりすぎて、論理がテンパってしまって、ダメだった。 
    ディベートは、チーム戦だったので、はじめに作戦タイムに論旨の骨格を作り、 
    適時、相手の攻撃に反論を加えながら論旨に沿って戦うもんだなと。 

    ディベート最中、通常はメモを録っていいのかわからないが、メモが相当に役立った。 
    敵側の発言は全てメモれたので、メモって論旨が分散しないように。
    効果的な反論と、それに加えて自分たちの論旨に持っていく。
     
    ディベートとは、 
    瞬発力と慣れの問題。それと組織力の問題。 
    チームで役割が自動的に出来たから、無駄に論旨が飛ばなくて戦えた。 
    すごく頭の切れる人には、誰が反論するかなど、作戦もたて、 
    相手の誰々の発言には答えやすい人間がいるという相性の問題もあり、 
    そこが楽しかった。 
    個々人のチカラを組み合わせると、ここ迄勝てるようになるとは。 

    個人的には、だいたい物事のはじめはテンパりすぎて発言すらしどろもどろでミスを連発してしまいました。 
    最初の一回は、入れ込みすぎて、勝負事に熱くなり失敗しちゃうんですね。 


      勝つ為には、戦っている時は、勝つことから離れなくてはならない。 
      勝ちたければ、勝ちの執着を捨て、 
      平常心になると勝てるということ。 
      心のこだわりを、 
      一番大事だとおもっているものを捨ててこそ、 
      それが手に入るという人間の因果を感じたディベートでした。


      ディベートはスポーツだし、遊びだ。すげー楽しい遊び

      またやりたいなあ。

        生まれながらにして、貧困 又は ハンデを背負った人々のお話 有島武郎



        父 有島武郎
        子 森雅之


        酔っ払いながら書いている。あまりに くらくらっと読了感が来てしまったので。

        白樺派は読んだ事無かったです。
        武者小路実篤の友情をたまたま読んでそこからハマりました。
        普通に生きていれば学校で武者小路というカッコイイ名前と同人誌白樺という名称を覚えてお終いだと思います。

        白樺派をちょっと買ってみた。




        この文学少女シリーズに出てくる遠子先輩についていったおかげで、

        未知の本に出会えました。

        そして、古典て昔の大ベストセラーなので、とっつきにくささえ無ければ

        超絶に面白い作品が眠っている金脈です。

        ざっくりした感想として、

        あれだ、頭がクラーク博士のいる札幌の農学校なんだな。

        プロテスタンティズムの新渡戸稲造と、社会主義、人道主義の人たちだったんだな。

        時代は

        花開いた大正ロマン。

        袴にブーツ、学校と軍人と、許嫁やら、華族との恋。

        書生が生きている。恋愛時代。

        家長父制は生きていて、許嫁やら、人を介して求婚。

        楽しいですよ。この時代の作品は。

        そして、文章にでてくる日本中の作家たちは、

        今後の日本を支えなくてはならないというものすごい使命感に溢れていた時代です。


        有島武郎は、そのなかで、華族階級に属していながら、民衆の生活を書いています。

        自己否定から入ってくるひとですね。

        「生まれ出づる悩み」 では

        画の才能が溢れながらも、家庭の事情で漁師になった人間を描く。
        彼は、ここではない場所に行きたかったんだ。
        でも、自分を信じきることは出来なかったし、家族を見殺しにすることができなかった。
        その精神的に健全な部分と、夢を諦めざる得なく、尚且つ夢が本当に自分の道になるのかを
        悩み10年間悩んだひとを主人公にした小説でした。


        視覚的な表現がたまらなく多く、情景はすごい。
        誰ひとりとして単純には救われない。救うのはもっと高次の精神での救済。


        毎日生命との淵にいる人、やりたいことをどうやってもやれなかった人をここれでもかこれでもか と書きます。

        そして、主人公で作家である「私」の妄想が始まる。

        妄想はえらく視覚的。ここは自分も漁船に乗っていたのか?転覆事故のさいの冷静さと起こる出来事がえらくリアリティがある。


        ひとは生まれながらにして不平等に生まれてきた。

        それでも 物語のモデル 木田金次郎は有島武郎の死後 画家になる。

        有島武郎が妻の死後に小説家になったように、木田も有島武郎に生み出された



        「小さき人へ」 は、完璧の直情 檄文とも言っていいほどの、子供たちへの未来の手紙。

        母を亡くした三人の息子にお前たちは不幸だ。

        生まれながらにして、平等ではなかった。

        子供へのはんぱないほどの愛情に溢れている。

        ここまでの愛情をきちんとストレートに書いて明確にしてくれるというのは子供心にどうなんだろう。

        母が死んでいなくなった。それは不幸だ。生まれながらにしてハンデを背負った

        お前たちを不幸だとなってほしくない。お前たちを守るために私は戦い続ける。 

        父親としての意思表示の文章

        自身が10数年たち大人になり
        かりに子供がいたら、この文章はどう思うするのだろう。

        「小さき者へ」、三人子供のひとりは名優森雅之(黒澤の羅生門など)

        この小説がかかれたのは大正2年くらい

        そしてその10年後から20年後に 有島武郎からの血筋がこうやって育っていった

        有島武郎はどう考えても、精神を病んでるひとの文章です。

        あまりに激情家でありながら、描写をする際は丁寧。差し迫ってくる文章は半端ない

        この人の作品は北海道の冬の寒さを知っている。

        自分は下北半島の漁村に少しいたからこの漁村の寂しさは本当に知っている

        凄いと思ったのは北の方言も違和感なく書いてある。

        冬の情景がアリアリと思い浮かぶ。

        北国の海は泳ぐところじゃない。魚の餌であるプランクトンが多い為

        魚を追って 北国にきた人間たち

        この二作はギリギリのところまで、死の縁を歩く。

        そのギリギリのところで戻ってくる。

        作品では、みんな生きて帰ってきた。


        さあ、でも物語と違って現実世界は甘くなかった。

        実際の有島武郎は、45歳の時に自殺をしたんだ。

        精神の問題を一切誠実にこなそうとし、

        そういう大問題に立ち向かいすぎた戦士だったのかも。

        物書きはあまりに精神、人間の深い部分に突っ込むから、命がけの仕事だということを感じさせられる。

        とても繊細な方が書いた激情の文章です。

        オススメしたい。


        2011年5月19日木曜日

        宿輪純一先生が主催している宿輪ゼミ 金融業界の一人者の生の講義は半端なく面白い

        宿輪純一オフィシャルウェブサイト




        金融及び通貨について彼を知らなければモグリだという。

        毎月第二第四水曜日に、ボランティア金融ゼミを開催してくれる。

        そこに参加

        宿輪先生
        今回のテーマは、米国経済 新興国(アジア)新興国(アジア以外) 中国経済 欧州経済 ラストは
        日本経済

        それぞれの現状と見通しを語ってくださいました。

        米国経済は、量的緩和策で、株が上昇し、商品も上昇した。株を持っている上層は豊かになった。

        株を保有していない貧困層は商品があがりインフレに苦しめられている。

        結果としてより貧富の差が開いていく見通し。

        その顕著な例として、ケース・シラー住宅価格 中古住宅販売価格が 南部が目立って下落してきた

        南部はヒスパニックが多く、住宅着工は堅調に推移する地域なのに悪くなってきた。

        困ったぜ。量的緩和策QE2は 市場に三倍ものお金を流したが それも6月末でお終い。



        新興国でも、アジアは輸出型なので、経済成長しつつも通貨価格は下げておきたい。

        インフレになるよりも、輸出に有利になるよう通貨を安くしておきたい。

        だからドル買いの介入を繰り返す。それは外貨準備高をみるとわかる。

        ドル外貨準備高が跳ね上がっている。



        新興国でもブラジルのような資源国はインフレが怖い。

        だから介入するよりも高めの政策金利をしておく。


        中国は、今年は政権が変わる年

        政情不安定に繋がるインフレは押さえ込みたい。

        とった政策は銀行がもっていなくてはならない預金準備率を20%に引き上げることで、

        市中のお金を少なくしてインフレ抑制を目指している。

        なんで、金利をあげてインフレ防止しないの?

        アンサー 世界中のホットマネーが中国になだれ込んでしまう。

        これは避けたい。だから、預金準備率で調整をする。

        日本でも使えばいいじゃんというツッコミには、日本の銀行貸し出しは5割だから意味ないよ と

        寂しそういおっしゃってました。 昔は預金獲得競争やってたんですよ!

        ヨーロッパ経済は

        ポルトガル、アイルランドがこけても EUのGDPの2%もない。

        だから、危機だ危機だと煽ってユーロ安に振っておいて輸出で儲ける。

        結果ドイツは最高の貿易黒字をたたき出す。

        ユーロから離脱するぞということは、イコールEUからの離脱になる。これを耐えられる国はありゃしない。


        でも、政治と経済は同じものではない。国家間は助けあう気持ちはあれど、

        一般市民は、遊んで破産した外国人をなぜ助けなくちゃならないんだと不満顔。

        結果として与党メルケル首相は負け続けている。

        来年の選挙までにEUの枠組みで財政権自体をEUがもってしまおうといういうのを画策


        日本は 基本的に地政学的リスクになっている。

        生産は戻ってきているので後半は爆発的にGDPは上昇し、株価もあがる。


        それでも、いい情報てそんなにないよね。GDPという指標だけで考えていたら日本はずっと

        負け続けるまんまだ。

        ほかの満足の基準をひとそれぞれ持つことが生きる上で楽しいことかもしれない

        もう一度自分自身を見つめ直して そんかことを仰られた。


        あと、夜に日記は絶対に書いては駄目。 暗くなりすぎるから 日記は朝つけなさい。


        以上、自分なりの講義録です。もちろん間違っているところあると思いますがご容赦ください。

        載せて駄目でしたらご連絡ください。

        チェーザレ・ボルジアことヴァレンティーノ公があまりに不憫すぎる





        チェーザレ・ボルジア というルネサンス期のスペイン貴族の人生は波乱すぎる。 

        漫画のチェーザレ の主人公なんだが、 

        女司馬遼太郎 塩野七生の30歳の時の恋人だった人 


        (妄想乙だが、その妄想力が半端無く淡々と書き連ねていく魅力がある。ラストに萌え死ぬんだね)


        塩野七生は文章に映像を駆り立てさせることが上手い。


        「P159 じっとものうげに彼らの方を見ているチェーザレの姿と、そのかたわらにかしずく女。この情景は、二人の老獪な外交官に
        いつもの冷静さを失わせた。彼らはそこに、完美と残忍という、官能の二つの鎖を感じ取ったのだ」


        漫画版は






        こんな貴公子おるのか!
        16歳でありながら、父が教皇という最高権力者の一歩手前 当然大金持ちで、美男子。
        無邪気で快活でリーダー気質もあり、反面怜悧な一面もある。


        最高のかっこよさを全部載せしたラーメンみたいな人間です。




        上の画も相当カッコイイのだが漫画版のほうが、ミゲルやその他の敵味方の絡みが想像しやすい。




        なので、チェーザレという漫画をイッキ読みしたあと、そのキャラクター映像で
         塩野七生が描くルネサンス1500年辺りを読むと、半端無く面白くなる。 


        漫画の利点は馴染みのないイタリアのルネサンスの人たちの顔を思い浮かべながら読めるから、親近感が湧くのだ。








        彼くらい日本人に馴染みがあれば、ワザワザ漫画で読む必要はないんだ。


        イタリア歴史漫画を描いてくださったおかげで、めちゃめちゃおもしろく読める。塩野七生もマキャベリも


        漫画自体が画の書き込みが半端ないのもある。




        チェーザレ・ボルジア ヴァレンティーノ公

        全てを持って、計画を立て、時勢にも乗り、腹心にも恵まれ、教皇アレクサンドル6世の子供であり、 

        軍隊がない状態から、フランス傭兵部隊を間借りして 

        ロマーニャ地方を席巻してロマーニャ公国をたった4年で作り上げた人。 

        チェゼーナで、片腕の公国内の内政担当 ラミーロ・デ・ロルカを惨殺 人心をまとめ上げる 

        公国を作りあげた途上で、父である教皇と共に病に倒れ 父の死後、幽閉される。27歳 

        以後人質生活を送り、脱出。義兄のところへ行き、スペインで戦死 31歳 

        2011年5月12日木曜日

        マッチポンプ売りの少女 読了!!




        マネー・ヘッタ・チャン 二作目

        2chのネタをきちんと取材して、それに童話風味に混ぜ込む手法は前作と同じく。

        読後感は、ニヤニヤしつつも ちょっと落ち込む。。。

        今作は、かげろう やら ユニセフ協会 マンション購入 婚活ビジネス 等々 時事ネタ満載


        みにくい天下りの子 という章が一番好きでした。


        一生懸命頑張ったらうまくいくわけじゃなく、世の中の世知辛い部分をこれでもか!と

        可愛らしい童話風味に描いてくれるのでとてもライトでありながら毒々しいネタを取り扱っている面白い本でした。

        2011年5月5日木曜日

        疲れすぎて眠れぬ夜のために 

        内田樹の意義は、競争が高まって疲れてしまったときに、別の見方を示してくれるところにあるとおもう。

        倫理観の本。

        テーマは「無理しちゃいけないよ」「我慢しゃちゃ駄目だ」

        関西人ぽく、現実的で、身体性が大事だと言って、合気道にハマったり、
        成功なんてクソだよ。もっと楽しい事は沢山あるしね。

        と言って、逆説的な物言いで人々を煙に巻いてくれる。

        なんにせよ、とても優しさに溢れている本でした。

        視野狭窄に陥りがちの現在を生きる人々(特に自分)に対して、一歩引いてみると、頑張れば頑張るほどドツボにハマる話をなんどもしてくれる。

        大学の先生、お坊さん、牧師さん、恩師、生きて行く上で欠かせない精神的な部分を充足する役割を意識的にこなしているように思う。

        痛んで傷付いているときはとても有り難い。失敗して逃げ帰ったとき、現在の中心的な価値観を否定してくれるから。

        そこで休んで、再び考えることのできる精神的な空間をくれる。

        人は簡単に壊れますよ。だから、無理しないでね。
        頑張っても限界はあるから、充足する部分を細かく設定しておこう。
        無理できるけれど、無理し過ぎると壊れます。

        人間には有限の可能性、限界があるから、自分が持っているものは、きちんと意識的に配分してあげなくちゃだめですよ。
        そこを、努力と根性で乗り切ろうと、毎回していたら無理が祟って壊れちゃいます。
        特攻精神ではなく、クールに現状を見れる勇気をもちましょう。
        自分のなかの自分に不寛容であることで、生じる摩擦や苦悩は、いったいその人をどうしてしまうのでしょうか。
        我慢は身体に悪いよ

        レイバーとビジネスは違うよ。ビジネスは創意工夫ができて、それにリスクを取れる人を言います。
        決められた仕事を決められたようにやるだけだったら精神的に疲れるのは当然だよ、と言ってくれます。

        正直、この言葉だけで有り難い。もっと頑張れ、ヌルイ、甘えるな の言葉のなかで育った人間からするとなんて優しい人なんだ!

        人間において一番辛いのが、評価も査定もされないこと やりとりがあること

        個性的であることは、他人からの承認を求めない、認められない、愛されない ということ という。

        「「個性的であること」を否定するのは常で、否定しても否定しきれないところにある」のが個性という表現はたくさんみるけれど、「個性は愛されません。」と言い切ってしまうところが好きです。

        らしくふるまうこと、キャラチェンジは しゅごキャラを思い浮かんでしまいました。
        一枚自分の間に入れて、こういう風に振舞うと決めてしまうところなんかは良い。

        式神を入れて、合わなかったら捨ててしまえ 人格なんて作り話なんだから。

        だからこそ、物語をつむぐことは、多くの人間の感情をダイレクトに刺激することができる

        幻想の物語を必要としていると纏めてくれます。

        幻想なのかもしれないけれど、日本が明治時代に創り上げた物語がどうやって今に影響を与えたのかを最後の章で披露してくれます。

        この人の本は、疲れ果て考える余裕がなかった自分にとって考える事を優しく教えてくれました。

        2011年5月4日水曜日

        仙台 名勝松島 に遊びにいってきた。 4月29日 4月30日


        ベガルタ仙台ユアテックスタジアム

        色が変わっているところまで津波がきた。

        観瀾亭より


        松島の復興取材中のカメラクルー

        松島遊覧船のかもめ達

        円通院庭園

        円通院

        松島 瑞巌寺 庫裡

        五大堂
                        
        透かし橋

         
        はやぶさ
        4月29日30日 仙台へ遊びにいってきました。
        仙台の名勝松島は、国道45号を通じて、石巻への拠点となっていた。 

        松島のホテルが基本的に復興の業者の泊まる所になっている。 

        津波は怖いと思ったのは、海沿いのお土産屋さんは一階は全て壊滅している事。 

        泣けるのは、張り紙に頑張ろう宮城、頑張ろう松島、 
        が至る所に貼ってある事。頑張ろうという言葉が痛々しかった。 

        松島の橋は一つは流されて、一つは通行止め、一つは無傷。 

        瑞巌寺は無傷。さすが政宗のお寺。悪運が強い。 

        東北最大の独眼竜、秀吉の奥州再仕置きで、本拠地の米沢から、仙台へ追いやられた伊達家は、どんな気分だったのだろうか。 


        瑞巌寺には伊達政宗の鎧があり、木像もあるので、あの三日月の鎧兜を見る事ができる。 


        松島の人は、松島に高いプライドを持っている。
         
        だから、決して大変ですね、とかは言えなかった。 

        地震の見物として行くには余りにも酷い有様だった。 


        ホテルは、まあそこそこやってる感じ。 

        最大の楽しみは、遊覧船で、カモメが間近すぎるほどに見れる 
        カッパえびせんを上げるとうまい具合にかぱえびせんだけをクチバシで取っていく。

        とても近くで見れて怖い位。 

        復興翌日だった為、カメラクルーが三組乗っていてました。

        レポーターの人と遊覧船のガイドさんが 

        「松島は、負けません。

        皆が戻ってくる八月までに、お迎えできるようにしたい」


        といっていたのが印象的でした。

        震災一ヶ月以上のときは、松島はなんとか回復に漕ぎ着けた

        5月の半ばにいった友人は 一階部分はお土産屋さんけっこうやってたよと言っていました。

        着実に復興していっているのを聞き、少し嬉しくなります。

        ただ、まだまだ道のりは長く、メインである夏休みまで頑張っていかれるのでしょう。

        2011年5月3日火曜日

        私は黒人奴隷だった フレデリックダグラスの物語 を読み終えて



        人間が人間を奴隷として支配していた時代があったことを痛烈に思い出させる。

        言葉を選びながら、そこの部分はけっこう残酷に書かれている。


        フレデリックこと フレディー が 人生を切り開いていったのは、文字を学んだ、学んだことにはじまった

        勉強することがどれだけ彼の人生を開拓し、広げって行ったのか

        この伝記を読むと幸せな気持ちになる。

        1987年に書かれた本で 1960年代の公民権運動、キング牧師を引用して

        いまだに達成されていない自由と平等についても見解が述べられている。

        2011年から振り返って、黒人が大統領になっているアメリカという国は、問題はあっても着々と解決するために動いている。


        このフレデリックダグラスという一人の元黒人奴隷の生涯を通じて

        南北戦争がアメリカにどんな影響を及ぼしたのかを知ることもできる。

        勉強することの意義を見出す為に読むのも可能

        一人の徒手空拳、逃げ出した黒人奴隷(つまりは犯罪人)だった人間がどうやって

        自分の意志を社会で成し遂げて行ったのか

        社会に訴えることの意義、その方法、最大の恩師との決別、誕生日も親も確かなことはわからない人がどうやって自分のアイデンティティを確立していったか。折れそうになる心と救いの手、幸運。

        アメリカ合衆国の為という大義をどうやって自分の元に引き寄せたか

        命をかけての旅路など、、、最高の物語として読むことも可能だった。

        読んでいてワクワクし、生きることの問題を考えさせられる伝記物語。

        2011年4月21日木曜日

        予防接種は「効く」のか? ワクチン嫌いを考える  予防接種の有用性と薬禍




        自分が子供の頃、20年前はインフルエンザ予防接種の副作用が問題視されていた頃だった。

        そして、自分もインフルエンザ予防接種二回目で体調を崩し、二ヶ月の入院を体験した。


        原因不明。直近で受けたインフルエンザ予防接種が疑われていたが、結局は不明のままに退院。

        半年間の自宅療養の末に小学校に復帰したのだったなあ。


        それから20年経って、予防接種がどれだけ有用かをこの本で学ぶ。

        とても腑に落ちる本だ。

        ワクチン禍に巻き込まれた側は、苦しかったが、これは乗り越えるべき壁のように感じて

        いまでは、積極的にワクチンを擁護する気持ちになっている。

        知れば知る程、仕方なかったことだったのだなあと納得できる。残念ながら運がなかった。

        そもそも病気自体が、なにが原因でそうなるのか完璧にはわからないのだし。

        その中でワクチンは、打っておくと保険にはなる。

        ゼロリスクは有り得ないが、リスクは減らすことができる。ベターなものだったのだ。



        あとこの本はアメリカの失敗のカタチ、日本の失敗のカタチを提示してくれる。

        1976年、アメリカは豚インフルエンザの大流行を恐すぎて、

        恐怖で過剰に予防をやり過ぎて失敗した例


        日本は、ワクチンに関して、

        投与するときでも、投与しないときでも、片側のリスクを無視して、

        仮初めのノーリスクを想定するというところがとてもおもしろい。(それか自己責任で押し付けちゃう)

        日本の失敗パターンは、原発に近いものがあるな。

        2011年4月7日木曜日

        新渡戸稲造「武士道」は 100年前の日本人の倫理観をビシビシ伝えてくれた

        再読




        武士道は楽しかった。 
        日本人なら特別に難しいことを言っているわけでもないです。納得出来るかできないかはともかくこういう倫理観あるよね。
        でてくる事例は、伊達政宗や忠臣蔵、江戸時代の武士たち、 あたまにすっと浮かびます。外国の本なんかより何倍もすっと入ってきます。


        この本自体がひとつの物語になっていました。
        武士道というものが、どういうものか、 どういうものを大事にするか、どうやって日本人の倫理観に刷り込まれていって
        今後どうなるだろうか。 章と章の繋ぎが つながりを楽しみながら読むことに意味がある本です。



        ラスト二章が秀逸。 
        武士道は封建主義という母胎を失った。 
        桜のように散っていくだろう。 


        いずれかから香りが漂っている。 
        どこからか漂っているかわからないが、、、 
        その地に昔栄えていた文明の残り香なのかもしれない。 


        倫理体系としての武士道は滅んでしまったけれど、土のなか、ひとのなかに染みこんで残っている
        百年前の新渡戸稲造は、頑張って日本の無意識の倫理観を言葉に書き起こそうと努力されてきたのだな。 

        この本は、えらく情景が思い浮かべることができます。

        伊達政宗が言った言葉、忠臣蔵のシーン、等々
        殆どの海外の本ではないので、自分たちと地続きの倫理観をたっぷりと堪能できます。

        12章の切腹シーンの描写(引用)は、ちょっとばかり鳥肌もん。 

        基本的に道徳書。自己啓発本も大類なら道徳本になるんだろうから、近代の日本の自己啓発書。


        あまり文字に残されなかった日本封建社会が培ってきた倫理観の残滓を掻き集めてまとめ上げ、


        そこに、新渡戸稲造の理想が乗っかり、武士道が陥った限界を見せて、桜のように滅んでいくさまを描いていってました。 


        ラストがね、FF7の最後のシーンを思い浮かびながら、しんみりしつつも、どこかで心が温まる終わり方をした本でした。


        桜が咲いているこの2weekの間に読んだほうが何倍も面白い。


        オススメしたい本でした。