2013年4月10日水曜日

プレスリリースはラブレター読了 最良のPR初心者講座




プレスレターはラブレター読了


自分は、こういうプレスの仕事をしたことはないが、プレスリリースというものは、
ここまで相手のことを考え、自分たちのどの部分を伝えると、ネタとして取り上げてもらえるかを考える仕事だと思わなかった。見た目の華やかさとは裏腹にものすごく営業的なセンスが求められる仕事だと思った。

マスコミに自分たちの商品や会社を載せるという営業をしているのが広報なのだ!

プレスリリースを書く。それが取り上げられない。なぜだろう。
プレスリリースが端的に言えば載せられない理由は、つまらないからだ。
プレスリリースを出す側の基準で書いているからだ。
だから面白くもなければ役にも立たない。


お決まりの文句だったものを、相手のことを考えた「企画」として送るように変更した。
そうしたらみるみる採用が決まった。
情報をネタとして提供してあげているからだ。



何度も繰り返されるが、プレスリリースはラブレター
プレスリリースで、テレビマンの心のスイッチを押す方法

マスメディアに送るが、読むのはたった一人の人間だというパーソナルメディアである事を忘れないで欲しい。

写真は有効。文章は写真のどこにつければ良いかなど、詳しい書き方は本書を読むとわかる。この本全体をとおしてものすごくプレスリリースの出し方に対して具体的にかかれており、また受け手側のこともきちんと書かれており、この本一冊あれば
結構ちゃんとしたこころのこもりつつも、技術的にも劣っていないリリースが出せると思う。


繰り返しになるが全てはプレスリリースはラブレターのごとくパーソナルメディアである事を忘れてはダメなのだ。


広報マンとして取り上げて欲しいテレビ業界とはどんな風に番組が決まっていっているのか?

ネタ会議
ここでボツにほとんどなる
構成会議
通ったネタをどのように演出するか決める
リサーチ
企画を練り上げるための調査をする
台本書き
放送作家の仕事
ロケ
撮影
編集
ナレーション入れ
司会者と打ち合わせ
オンエア

このようにものすごい工程があるので、時間に追われる毎日を過ごしている。
そこにネタの形のした企画がくれば忙しい身としては飛びついてしまう。



リリースを書く前にやる事

PRが相手にするのはにんげんです。
その都度最高の方法を考えて行く必要がある。
だから、PRの書き方のマニュアルというものは存在せず、個別個別に合わせてかかなくてはならない。

まずなぜPRするのか?
会社のブランディングなのか、商品の認知をあげるのか?会社のゴールとPRのゴールは揃えなくてはならない。

基本的にはブランディングがPRを通しての会社のゴールだが、きちんとイメージを揃えているか?

プレスリリースを出すタイミングは、流行を利用できるとき、
または新商品がなくとも消費者が求めていると感じるとき

本当にこの本は具体的にどのタイミングでどう出せばよいのかまで書いている、ネタバレ全開の本だ。

PRをやっていない人には役に立たないが、細部までこだわり、相手の状況、こちらの状況を読んで、最適なタイミングで出し、それを連鎖させていくというのは凄い勉強になる。



PRの書き方

会社のネタを100個出す。
とにかく目立つ事
そして、何らかの分野で一位であること
テレビは一位をものすごく好む
というか、世の中の人は一番のものしか覚えていない。

PRの効果測定
広告費に換算するとでる

PRの書き方
メデイア側はプレスリリースにそれほど期待しているわけではないから、力をいれて読まれるプレスリリースを配信しなくてはならない。
読んで面白いもの、楽しいものを作る。
ただ、目的は、会社または商品が取り上げられる事が目標であるのは忘れない事

プレスリリースは夢を乗せた一通

テレビマンがPRに読む時間は一秒
表紙で判断されてしまう世界

本当に愛する人に書くラブレターのように考えて思いを巡らせて書かなくてはならない。

プレスリリースには、お願いではなく提案・企画を書いて欲しい

そして、何から何まで伝えるのはできないから、一番伝えたいことにフォーカスして書くこと。

この本だったらプレスリリースはメデイアにたいするラブレターだという事のように、一言で表せる標題が必要になってくる。


テレビに取り上げられたかったら、そのテレビ番組を研究し、雑誌だったら相手の雑誌を研究する。相手を知る事をできないとラブレターも一方的なものになってしまう。


リリースはだれに、どれ。送って採用されたか不採用だったかきちんと表につけておく必要がある。星取表をつけておくのだ。
そして、分析に役立てるのだ。そして概要欄になんでうまくいかなかったのか、うまくいったのかの分析を書いておくと完璧だ。このネタが将来にわたって役に立っていく。



採用が決まったら

現場に資料と商品を届ける。相手は忙しい。相手の事を考えて行動していかなくてはならない。
せっかく選んでもらったのだから、媒体との関係を築けるまで努力を続ける

そして、紹介してくれたメディアへのお礼のフォローは忘れがちなので気をつけること



ネット戦略も広報の第一の仕事
消費者とコミュニケーションが密になればなるほど会社が得られるフィードバックが増える。



起こってはならないが、どうしてもおこってしまうクライシスサバイバル

危機管理も広報の仕事
とにかく正直になること
お答えできませんは使ってもいいが、わかりませんは使ってはならない。


広報は会社の顔として、なんでも知っていなくてはならない。そんな素晴らしい仕事だ。
最後に理想の広報マンとは
社会人として信頼出来ること
なんでも会社のことは知っている広報マン
頼りになるコンサル的広報マン
マメな広報マン


面白い本だった。こんなにネタバレしていいのかとも思ったが、ネタバレをしているということは新たなステップに進んでいくきっかけにもなるのだろう。
広報に、仮に配属されることがあったらまず第一にこの本を読み返したい、そんな本だった。


テレビで売り上げ100倍にする私の方法


http://yasu0312.blogspot.jp/2010/01/blog-post_1273.html

も読んでいたので、二冊目ということになる。

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