得する生活読了
2003年の本なので、どのくらい法律が変わったか知らないから
今更読む必要はないと思ったが、マイルの使い方すら知らなかった自分には
第一章のクレジットカードに関する章は参考になった。
また、
貨幣とは一種の信用であって、
ただの紙切れにすぎない。
それをみんな実体のないものに対して価値を認める信仰心が貨幣経済を作っている。
ただの紙切れにすぎない。
それをみんな実体のないものに対して価値を認める信仰心が貨幣経済を作っている。
という考えも基本に忠実でこの一文でこの本の全てを表しているくらいだ。
借金を踏み倒すことで失うものはほとんどない。唯一は信用だけだ。ただ、貨幣経済は信用にこそが最大の資産であり、富を産む源泉である。
40を過ぎて金も地位も家族もなければ社会的な信用を得るのは難しい。
クレジットカードの法則
クレジット会社が得なことはあなたにとって損である
クレジット会社が損なことはあなたにとって得である。
販売店は、クレジットカードの利息分を商品価格に上乗せしている。カード払いの客が得をした分、現金払いの客が埋めているのだ。
一章 クレジットカードは世の中のカラクリを教えてくれた
クレジットカードをなぜあれだけ販売店は作らせたがるのか、そのからくりが書いている。
クレジットカードを選ぶコツは、ポイントの還元率、これが1%越えてくると良い。年会費無料は魅力的だが、還元率の割合と年会費を総合して考える必要がある。
そういうことを書いてあるサイトを貼り付ける。
それにハウスカードを組み合わせたり、金券ショップを組み合わせると、年利数パーセントの利益は得ることができるのだ。ただ、それがめちゃめちゃ手間がかかる。
目から鱗だったのは、海外旅行付帯保険はほとんど役にたたないこと。
医療保険がほとんどないからだ。
だから海外旅行に行く時はきちんと正規の海外旅行保険に入ったほうがよさそうだ。
マイルは第二の通貨
どのマイレージプランにはいるかはライフスタイルによるが、ロイヤリティの獲得のために航空会社はマイレージを積極的にやっているので、きちんと各自でシュミレーションしなくてはならない。
マイルの次は、格安航空券の生まれた歴史だ。それに対応するかのようにうまれたのが、もともと格安航空会社だ。マイルを貯めたかったら、宴会の幹事をやろう。それをカードで支払えばマイルはどんどんとたまり、タダで海外旅行にいくことができる。
世の中にはきちんと知っておかないと、損をするし、こうやって得をするものが生まれてくるのだな。それを痛感した一章だった。
二章借金から経済の秘密が見えてくる
この当時は、2003年当時消費者金融が盛んだったが、同じことを銀行がやり、なおかつ金利を安くしても、消費者金融に勝てなかった。いまではすべてのノンバンクが銀行傘下に入った時代からみれば隔世の感がする。
基本的に借金をすると、踏み倒したらブラックリストとして残るのは知っていたが、ホワイトリストのほうも金融機関相互で共有していたのは知らなかった。そして、いくら借りているかという情報はいまは知らないがこの当時はだれでもアクセスできたのか。それだけ債権者というのは、立場が弱く、返さなかったからといって刑務所に放り込むことができるわけでもなく、債権者は泣き寝入りするしかないのだ。
この借金も信用であり、貨幣経済はすべて信用によってまわっている。
何年も前の延滞によって信用情報が傷つき、ローンが組めなかったりするのだ。
まず借金情報は銀行金融機関以外の調査会社でも借金の個人情報は簡単に調べることができる。借金についてはプライバシーはあったものではない。
金貸しは利息が安い金貸しが良い金貸しだ。
民間金融より公的機関、無担保より担保融資、消費者金融より銀行ローン
この章は、連帯保証人制度の活用法などか書かれている。ただ、なにせ古い本2003年なので、いまがどうなっているのかの知識は得ることはできないというのが残念だ。
借金を踏み倒すことで失うものはほとんどない。唯一は信用だけだ。ただ、貨幣経済は信用にこそが最大の資産であり、富を産む源泉である。
40を過ぎて金も地位も家族もなければ社会的な信用を得るのは難しい。
クレジットカードの法則
クレジット会社が得なことはあなたにとって損である
クレジット会社が損なことはあなたにとって得である。
販売店は、クレジットカードの利息分を商品価格に上乗せしている。カード払いの客が得をした分、現金払いの客が埋めているのだ。
一章 クレジットカードは世の中のカラクリを教えてくれた
クレジットカードをなぜあれだけ販売店は作らせたがるのか、そのからくりが書いている。
クレジットカードを選ぶコツは、ポイントの還元率、これが1%越えてくると良い。年会費無料は魅力的だが、還元率の割合と年会費を総合して考える必要がある。
そういうことを書いてあるサイトを貼り付ける。
それにハウスカードを組み合わせたり、金券ショップを組み合わせると、年利数パーセントの利益は得ることができるのだ。ただ、それがめちゃめちゃ手間がかかる。
目から鱗だったのは、海外旅行付帯保険はほとんど役にたたないこと。
医療保険がほとんどないからだ。
だから海外旅行に行く時はきちんと正規の海外旅行保険に入ったほうがよさそうだ。
マイルは第二の通貨
どのマイレージプランにはいるかはライフスタイルによるが、ロイヤリティの獲得のために航空会社はマイレージを積極的にやっているので、きちんと各自でシュミレーションしなくてはならない。
マイルの次は、格安航空券の生まれた歴史だ。それに対応するかのようにうまれたのが、もともと格安航空会社だ。マイルを貯めたかったら、宴会の幹事をやろう。それをカードで支払えばマイルはどんどんとたまり、タダで海外旅行にいくことができる。
世の中にはきちんと知っておかないと、損をするし、こうやって得をするものが生まれてくるのだな。それを痛感した一章だった。
二章借金から経済の秘密が見えてくる
この当時は、2003年当時消費者金融が盛んだったが、同じことを銀行がやり、なおかつ金利を安くしても、消費者金融に勝てなかった。いまではすべてのノンバンクが銀行傘下に入った時代からみれば隔世の感がする。
基本的に借金をすると、踏み倒したらブラックリストとして残るのは知っていたが、ホワイトリストのほうも金融機関相互で共有していたのは知らなかった。そして、いくら借りているかという情報はいまは知らないがこの当時はだれでもアクセスできたのか。それだけ債権者というのは、立場が弱く、返さなかったからといって刑務所に放り込むことができるわけでもなく、債権者は泣き寝入りするしかないのだ。
この借金も信用であり、貨幣経済はすべて信用によってまわっている。
何年も前の延滞によって信用情報が傷つき、ローンが組めなかったりするのだ。
まず借金情報は銀行金融機関以外の調査会社でも借金の個人情報は簡単に調べることができる。借金についてはプライバシーはあったものではない。
金貸しは利息が安い金貸しが良い金貸しだ。
民間金融より公的機関、無担保より担保融資、消費者金融より銀行ローン
この章は、連帯保証人制度の活用法などか書かれている。ただ、なにせ古い本2003年なので、いまがどうなっているのかの知識は得ることはできないというのが残念だ。
債権回収は汚れ仕事
人間の醜い姿を繰り返しみることになる
人は借金を返さないように物凄い努力を重ねるものだ。で、会社からは回収して当たり前といあ風に見られる。確かにやってられない仕事。
信用情報を無効にする方法がある。
信用情報は、名前、住所、生年月日
このなかで住所、名前は簡単に変えられる。結果、信用に傷ついた情報を無効にすることができる。
国民マイマイナンバー制が導入が検討されているが、これが出来るようになると、個人情報の部分ではだいぶ厄介だが、いろいろな問題が解決するのだろう。だから導入したがってるともいえる。
世の中には金貸しより賢い人間はいくらでもいる。多少の知恵があれば金融機関を食い物にするのはそれほど難しいことではない。
金のない人間から金を取り立てる有効な方法は連帯保証人のハンコを押させることである。金や地位のある人間を連帯保証人にすることができたらどんな危ない融資だって回収に不安はない。
それに対抗するような方法として、自己破産の手続きがある。なんにせよ、法律につうじていれば、金の返せない弱者だったら借金がチャラになる魔法の方法はあるのだ。
不動産を所有するということは、固定資産税を支払いする、マンションなら管理費を絶対に払わなくてはならない、持ち家を推奨するのは、そこから金を吸い取ることができるからだ。
得する生活
人間が完璧ではない以上、市場は少しだけ歪んでいる。その歪みは利益を求める人々の行動によっていずれ修正される。他人よりいち早く市場の歪みを発見し、賢く利用することが得する生活の第一歩になる。
古い本であり、マニュアル本ではないと著者自身も述べている。それでも、このように市場と法律の少しの歪みを発見し、それを使って儲ける事が出来るのだという解説本としては最適だった。この本から橘玲が好きになった。
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