経営はロマンだ! 私の履歴書・小倉昌男
日経新聞の最終面に連載されている私の履歴書をまとめた自伝
小倉昌男氏は2005年に亡くなったんだ。。。
この人の作った宅急便というサービスは散々お世話になってる。
それを作ったひとはもう生きていないのか。
諸行無常。人生はあっという間だ。
運輸省、郵政省と対立までに展開したクロネコヤマトの宅急便、
叩き上げのイメージから反して
生い立ちは結構良い所で育ってきた戦前戦中の日本のエリート教育を受けてきた人。
ジェントルマン教育を受け、けっこう憧れる生き方をしている。
ひねたところがなく純粋に成長された方だったのか。
昔なので労働争議で自宅襲撃されたりする荒っぽさの空気を吸ってもいる。
そして、戦争に駆りだされてもいる。戦争てもんが、この人たちの世代にどんな影響を与えたのかは
わからない。でも、想像するだにきついもんだったんだと思う。
その後、若くして結核に倒れる。恋仲になった女性との関係を父親に引き離されている。
それを自伝3ページしか必要としない人生て。。。
その後、ヤマト運輸で、事業の失敗を淡々と話す。自分のミスを語り、それを挽回した方法を
語る。殆ど文章は熱くならない。
起こった出来事、当時考えていたことを語っていく。
事柄にたいしての自分の評価と 失敗を上げていく。
この落ち着きっぷりは天性のものか。こういう客観視できる人間になりたい。
晩年の障害者支援の団体を創るところが一番熱がこもっているのは、
執筆当時、現在進行形で展開していたことだからだろう。
福祉の分野では若手と自分自身を評されていて少し寂しくなった。
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