2011年1月3日月曜日

カラフルを読んで


カラフル (フォア文庫) 森絵都 (もり えと)

映画 Colorful 公式ホームページ アニメ映画にもなった作品

少年少女向けの青春ストーリー
それも、商業ベースに乗っているライトノベルとは違う児童文学。

なんというか、切なくなるし、あたまを 殴られるような衝撃が走る作品。

プロの業が詰まっていて感動作 プラス 児童文学のライトさも失っていない。

子供時分に出会っていても、大人になってからでも、両方から読める作品。



あらすじは、

死んだはずの 「ぼく」が 当選しました プラプラという名前の天使の言葉で、

罪を償うため 現世に舞い戻らされた。本当はこのまま寝ていたかったのに。


ゴールは「失った記憶を思い出し、「「ぼく」」が犯した罪を「「ぼく」」が自覚したとき」

別の自殺した少年「小林真」のなかに仮にホームステイして修行して

「ぼく」が前世で犯した罪を思い出せ という修行を積むという お話。

その「ぼく」がホームステイしている真は本当に冴えない人間で。

好きな女の子が「援助交際」しているところを見ちゃうし、家族関係はめちゃめちゃだし。

学校でも浮いている。

「ぼく」は ホームステイしている「小林真」の人生が嫌いで。

でも、

その人生が好きになっちゃったら。ふたつの人生を生きることに。

本当の自分てどこ? 

そんな内容でした。いい話だなあ

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