2011年1月1日土曜日

残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法。橘玲

残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法




読了。 
基本的な思想は、ダーウィニズム。 
進化論の枠組で、物事を語って行く。 

そこに、ベッカー教授の人的資源とか、リカードの比較優位、ここ30年位の流行をごっちゃ煮にして、 

結局は、成功するかしないかは、あたまの出来次第さ。それは、遺伝で決まっているものさ。政治的には不都合な事実だが、科学的には正しいのさ。統計を取るとね。 
どうせなら、頭よくなれないなら、好きな分野でチャレンジしてみたらどうかな。 
セグメントを細かくみてさ。 
マンガなら、少年誌ではなくて青年誌のそれ又、マニアックな一番に一番に好きな分野でやること、そこで一番の評判を重ねること、そのニッチな分野での評判が、仕事に結びつけばラッキーだし、それには仕組みを考えなくちゃいけない。 
でも、仕事に結びつかなくても、評価されること、他人から承認されることはすごく嬉しいよ。生きる糧になる。 
グローバル化して、仕事はマニュアル化して、誰でもできて褒められもしない仕事が増えていくよ。でも、好きな分野で真摯になにかやっていれば、そこは、評価と善意に溢れた場所になるよ。 

この本の全体の印象 
宿輪先生の高校の同級生らしい野村総研に勤めている作家、翻訳家の山形浩生を思い出した。

0 件のコメント:

コメントを投稿

ブログ アーカイブ