残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法
読了。
基本的な思想は、ダーウィニズム。
進化論の枠組で、物事を語って行く。
そこに、ベッカー教授の人的資源とか、リカードの比較優位、ここ30年位の流行をごっちゃ煮にして、
結局は、成功するかしないかは、あたまの出来次第さ。それは、遺伝で決まっているものさ。政治的には不都合な事実だが、科学的には正しいのさ。統計を取るとね。
どうせなら、頭よくなれないなら、好きな分野でチャレンジしてみたらどうかな。
セグメントを細かくみてさ。
マンガなら、少年誌ではなくて青年誌のそれ又、マニアックな一番に一番に好きな分野でやること、そこで一番の評判を重ねること、そのニッチな分野での評判が、仕事に結びつけばラッキーだし、それには仕組みを考えなくちゃいけない。
でも、仕事に結びつかなくても、評価されること、他人から承認されることはすごく嬉しいよ。生きる糧になる。
グローバル化して、仕事はマニュアル化して、誰でもできて褒められもしない仕事が増えていくよ。でも、好きな分野で真摯になにかやっていれば、そこは、評価と善意に溢れた場所になるよ。
この本の全体の印象
宿輪先生の高校の同級生らしい野村総研に勤めている作家、翻訳家の山形浩生を思い出した。
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