2011年1月17日月曜日

考具  アイディアを考え、企画して行動にするまでの方法論

これまで31年、生きて来ていろんな人に会う機会がありましたが、お会いしたことのある人のなかでは

最大級に憧れている方 

ほんの1時間 プラス別の日に5分間お話をさせて頂くことがあっただけですが。





「考具」は

企画の出し方の教本です。


企画を作成するために、どうやってアイディアをだしているか知っているか?

道具を使うんだ。その道具を紹介しよう。 

その名は 工具ならぬ 考具 

様々な考具が紹介されていく。その前にアイディアとはなにかを考えよう!


端的に言えば 既存の考えの組み合わせ方 に過ぎない。 (アイデアのつくり方


アイディアについては作成の為には二つ必要になる

ひとつ目は組み合わせ方をどうするか、

ふたつ目は組み合わせる為のアイディアの数は豊富にあるか。

生煮えアイディアを組み合わせて、実現可能な企画に落としていく。


ポイントとして、アイディアを思いつくときは奔放に広げて広げて考える。 

そして、企画にするとき 絞って絞って

シンプルにしていく。



二章は、アイディアの素になる情報収集の仕方の特集

カラーバス 聞き耳をたてる 気になったらメモる 実際に身体を動かして演じてみる
フォトリーディング? 現場に行き新聞記者のようにしつこく質問しまくる
身近な喩え話に置き換える 

情報収集の考具紹介

三章は、貯めたアイディアを活用する展開・展開・展開の仕方

貯蔵したアイディアは、上手く引っ張り出せなくなっているので、もう一度取り出しやすくしてあげなくてはならない。 この時のアイディアは生煮えで全然構わない。 

その為の考具として

手書きでエッセンスを抜き出したスケッチブック クソなアイディアでも書きだしてみる 30行30案で
ポスト・イット 一案 ひとつのポスト・イット アイディアは行ったり来たりするもので、生煮えのママ
ひとつのアイディアまで持っていく。ちょっとの違いでも良いから形にしておく。
マンダラート マインドマップ 連想ゲーム オズボーンのチェックリスト ブレスト

アイディアをだしまくる時は気持ちに制約はつけるな。数を重視してひとつのアイディアを3行くらいでまとめる
それを一枚に付き一アイディアにする。 これさえ守って数を沢山だし給え

四章は アイディアを企画に収束させる考具

アイディアは三章の考具を使ってできた。これをどう企画に持っていくかに役立つ考具を紹介。
企画の段階に入ったら、自分だけではなく他人に見せる物だから、オリジナリティと共に
相手にうまく伝わるか、心に響くかが大事になってくるぞ。

考えたアイディアで不要なものは捨てることを当然だと思うこと、固執することなかれ

その心構えの上で

5W1Hで条件固め 魅了させるためにはタイトル ビジュアライズ(画にしてみること これこそが企画の最終奥義) マンダラート 

そして最後に清書した 企画書 

読んだ人が頭にビジュアル化できるかどうかの 原稿をつくる 

言葉のチカラを磨くことが大事になってくる


五章は 行き詰まったときのスパイスでコラムになってる

アウトプットし続けること アイディアノートの作成 アイディアは誰かに話す 切り口を変えてみながらどんどんどんどん問いかけていく 


六章は考具紹介

インプット系考具と アウトプット系考具の紹介

終章は心構え

アイディアマンになるには、アイディアマンと宣言すること そして行動すること

行動こそが一番難しいんですよね。これが。でも殆どここが最重要点だと思います。


いい本でした。

自分の分野に生かせるように応用したい本です。日々の忙しさにかまけていると、本当に考えることというのはできなくなりますから。落ち着いて考えるという時間を作ること、その為の道具を揃えなくちゃなりませんね。鉛筆とノートと落ち着いた場所とまとまった時間、そしてやる気、と楽しさ。

なんども読み返して、血肉にできるようにするのがこの本自体が求めているゴールだと思いました。

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