2014年5月28日水曜日

ようやく秒速5cmのコミカライズ版読む 第3部が完璧に補完(映画観た人は嬉しくなる漫画)

http://shinkaimakoto.jp
新海誠監督の代表作 秒速5センチメートル

2007年に渋谷のスペイン坂上にあるシネマライズで上映して、くらくらした作品
http://www.cinemarise.com





映画の新海小説版のコミカライズ

まず70分の映画で語られなかったラストの部分第三部を丁寧に補完

一部桜花抄、二部コスモナウトは映画でもきちんと丁寧に描かれているので
補完する必要はないのだけれども、

映画の三部は、まるで山崎まさよしのPVでとても感傷的な気持ちになるカットを何個も
スピードよく入れていく方法で明里が別の男性と結婚すること、貴樹がSEの仕事を辞めたことまではわかるが、物語としては放り投げられて終わった感があった。
新海監督特有の空に舞い上がる鳥と新宿の風景が映し出され、
最後の明里の姿を踏切で見て振り返って誰もいないというシーンで終わる。
だから、このなかで貴樹への思いは宙ぶらりんに終わる。

だから、小説版で完全補完。貴樹の気持ち、どうしても吹っ切れない明里への思い
待っていた明里の気持ちと新しい生活。そしてコスモナウト編のヒロイン花苗(かなえ)の恋の結末まで完全決着してくれる。そして、ようやく1部のころからほのかに思っていた宇宙関連の仕事への行動。すべての決定からいつも目を逸らしていた人間が決意を持って行動を始めた。
(イケメン風にクールに仕事するから悶え苦しみうまくいかない人間の悩みは共感できないキャラだが)

ともかくも、秒速5cmはこのように完結したのか、それをきちんと補完したコミカライズ版だった。
距離がテーマだった新海3部作はこれでひとまず完結。

ただ、画のクオリティは佐原ミズのほしのこえの方が好きだった


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