2014年3月30日日曜日

俺ガイル一巻 まだ八幡はクリーンなぼっち



アニメから入って、やはり俺の青春ラブコメは間違っている 1巻読了。

主人公の八幡のひねくれぶりは、最初の高校生活を振り返っての手書きレポートのところに書ききっている。
その腐った目をした人間が、奉仕部という組織に強制的に加えられ、その部活の唯一の部員で、美少女でありながら人と交わらない雪ノ下雪乃、八幡のクラスメートであっちこっち見て顔色伺って動く由比ヶ浜由衣の3人の物語。

たしかに設定は友達が少ないに似ている。
ただ、こちらのほうが、スクールカースト、人気者同士で集まり、そのクラスを主導していくそこに入りたくている人間だったり、そこに関せず人間だったりという風に
登場人物のほとんどが、クラス内の力関係のなかに存在している。

リア充世界の上下関係やパワーバランス これが全体を貫いているのだ。

奉仕部のなかで、淡い感じになっても、その次にはよくある日常のスクールカーストが支配している世界になる。

八幡はその枠で最下位というひとりぼっちの存在で、それ自体にどうこう思っているわけでもなく世の中くだらねえと思っているにすぎない存在。

そんな彼が最下位の世界から、学校のなかで特異な地位を作っていく、
そんなお話。
巻が進んでいく毎にダークヒーローぶりと、自己犠牲の強さと、解決法のえげつなさ
が強くなるのだが、まだ1巻はクリーンな感じ。

ラノベだから、美少女はたくさん出てくる。そして主人公に共感したり、
しなかったり、その辺のバランスが好きなのだ。

去年読んだラノベのなかで、速攻すべて買って読んだ本。
アニメ二期やってほしいが、巻数的に足らないのが難。

学校内での人間関係の上下だったり、クラス内での力関係に鋭敏だったひとには
ぐさりと刺さる作品だと思う。

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