2013年2月6日水曜日

人は全ての本を読めるわけにはいかない



読書の技法読了


人は全ての本を読めるわけにはいかない
くだらない本を読まないですむようにして、必要な本だけを読めるようになる為の技法が書かれている本

先行思想の成果を盛り込んでいないデタラメな本
専門知識が足りなく、誤読したり、読みきれない本は読まない方が時間の得。

すべての本は、自分の力量、興味、目的によって
超速読5分、30分、熟読本の三つのカテゴリーにわけられる
全ての本は読めないのだから、無駄な本を読まない
そこで「先人のあらまほしきものなり」が必要になってくる

特に未知の分野の勉強や本の選択にはよい水先案内人を見つけなければならない。
そのひとはだれか?どこにいるか?
その分野の専門家、読むべき人を知ることができたらその分野の勉強の半分は終了したとも言えるとどこかで読んだこともあったな。

オススメは紀伊国屋、淳久堂のようなでかい本屋の書店員、または専門家、企業の実務家
難しすぎず、役に立つ基本的な本を教えてくれる

その際、三冊、または五冊買うこと
見解が割れている時、多数決を取れば良いから

そして、基礎知識だけで満足すること
応用知識まで手を広げない。そうしないといつまでたっても終わらない。
知識を身に付けるのは、なにかに利用してこそ意味があるのだから。
そして、読書の為の読書に陥らず、学んだ知識を使って現実世界の出来事を説明できるようになる事

まさにサッカー界での言語技術の取得と一緒だな。実践的に知を使い、他人へ説明する技法を身に付けるという点が。サッカー界のエリート育成論


良い本か悪い本か見分けるためには、本の真ん中あたりを読むとわかる。
なぜなら一番最初と最後は、著者が最も言いたいことを書くので面白い、だが中盤は緊張が続かなくなり、ダレる。その時のレベルが本の水準を推し量れるので。

大事な基本書が見つかったらそれを熟読しなくてはならない

熟読の仕方
3回読むことが大事 基本書は3冊または5冊用意しておく

一読目
シャーペンで線を引く

二読目
読書メモ、ノート作成
重要部分の文章に囲みをつける
書き抜き

三読目
目次の構成を頭に入れ、結論部を中心に再度通読

こちらの熟読読書方法では約1ヶ月かける。

知っている内容が多く含まれている分野の本は速読で対応する

速読の仕方

5分速読バージョン
目次と最初のページとゴシック体になっているところを読むのではなく眺める
気に入った部分が多かったら、30分速読、または熟読に昇格

昇格した本は30分速読をする

30分速読バージョン
30分読み、30分読書ノートを作る
心づもりとして完璧に本の内容を理解することを諦める
速読の目的は熟読する本を精査するためにある(ひとはすべての本を読むことはできない)
気に入ったら熟読すれば良い。なにより時間は有限なのだから。
1ページ15秒、大雑把に理解する
重要箇所には線を引く
大雑把に読んで、どこにどの内容が書かれていたかというインデックスを作るような気持ちで読む
基本的には新聞の読み方と同じやり方を本にも応用する

読み終わった際の読書ノートの付け方

すべてを記憶していけるわけでもなく、インデックスを作るように読んだので
本のデータをノートをめくって取り出せるように作っていくことが大事
重要箇所を書き抜きする
書き抜きに対しての意見、コメントを書いておく


読書の目的は、「知のちから」を自らのものにして世界・社会を生き延びていくためにある。

勉強不足などで知識の欠損に対応するには


中学、高校の教科書を読む
とくに高校レベルの知識があれば基礎知識は問題ないとする

ただ、歴史小説は、創作も多数あるのでこれで歴史は絶対に勉強してはいけない

学習参考書と教科書の併用がよい

教科書を読むのが良いと言っていたのは司馬遼太郎もだったな
わからない分野は中学高校の教科書を買って読んでいたと。

オススメは
世界史は「世界史B」、日本史は「日本史B」
近現代史は「日本史A」
国語 「出口現代文講義の実況中継」
政治は「理解しやすい政治.経済」

数学・外国語は特別で体育と同じく体に覚えこませる必要が多分にある
「もう一度高校数学」
「新体系高校数学の教科書」

で復習すると良い


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