2012年11月25日日曜日

早起きは三文の得





時間は有限なものだから、一番効率が良い朝、締切りも決まっている朝に仕事をしたら
人生が成功しているという経験談が書かれている本。

本自体は理論が書かれているわけではなく、経験をまとめた本なので、
汎用性はどこまであるか不明

それでも、人生がよくなっていたときは早起きしていたなという思い出が自分のなかにあるので、
早起きがんばろう!!というモチベーション向上には繋がる本。

自己啓発本から貰えるのは、読んでいる時ちょっとドーピング的に気持ちが盛り上がる
くらいだけれど、それでもこの高揚感が好きで同じような本を何度も読んでしまいます。


朝4時起きを習慣にする

すると、どんな良いことがあるのか。

あさ四時に起きる⇒考える時間が増える⇒締切りがあることで段取り力がつく
⇒仕事がスムーズに進む⇒残業せずに定時で帰れる⇒趣味の時間が増える
⇒家族の関係がよくなる⇒早く寝る習慣がつく⇒あさ四時に起きる

正のスパイラルが生まれる!

朝起きるのは辛い。二度寝しても眠いのは眠い!
辛さ、眠さに負けず反射的にガバっと起きちゃう。
朝の辛さを我慢すれば、一日のストレスも減ってくる。
一日の夜にやることリストを設定していて、朝起きる時にグダグダしなくて済むようにしておくと
起きる気力が湧いてくる。
早起きに失敗しても自分を責めない。でもけっしてめげない。

ダメダメな著者が大学受験に失敗して、早起きに挑戦して成功
その後、朝起きの習慣を忘れて、ワタミに就職するも、ダメダメな人生

そこで、就業時間の30分早くきて、段取りをすることをしたら成功するようになって
外資系コンサルに転職。

朝はネガティブになりようがない。夜に考えることは、総じてネガティブになってしまう。
どちらが良いか。朝考えることでしょう。

本は途中から自己啓発本の本領にはいる。こうしたら私は成功した。
こういう経験をつませてもらった。駄目だった自分がこうやって良くなった。

結果としてテーマの早起きからちょっとボヤケてしまった本になったのは残念。

この本を読んで、モチベーションが刺激されたくらいでは、辛い早起き習慣を身に付けることは
難しいそうですが、
早起きにたいしてここまでポジティブに考えている人がいると知れたのは良かったです。

2012年11月6日火曜日

流行はわからないけれど、それぞれの会社のターニングポイントの出来事はわかる



なぜ流行っているのだろう。
そんな根源的な疑問には答えてくれないけれど(そんな本はない)、、会社ドキュメンタリーの読み物としてけっこう楽しかった。


WBSやテレ東のガイアの夜明けやカンブリア宮殿を見ている時と同じ感覚

成功した企業が振り返って、どういう歩みをしているかを書いているから、ターニングポイントが
いつだったか、それが明確にわかるように書かれている。

ケーズデンキでは、二番手戦略だったりがんばらない経営が決め手だったりするというところは
自分の会社や事業には置き換えては読めない。それよりも、北関東での安売り合戦に勝ち残って
東北の(潰れかけていて助けを求めていた)よつば電機を買収をする件は、時代小説を読んでいるよう。胸が踊った。

金の蔵だって、2000年のドミナント戦略で、都心の好立地に複数店舗だしまくるという業界からは反対の戦略をとったところがこの話のクライマックス。そこの選択したこころの動きまでは書いていないが、そのギャンブルに勝ったことがいまの隆盛をもたらしている

JINSは、社長がフラフラと色んなことに手をだしては成功しつつも大成功までいかなかったのが、韓国のメガネと出会って、メガネが安く売れるのだと業態を変更するところが面白かった。

zoffのほうが、原宿http://www.zoff.co.jp/shop/3/ にショップを作って人気が高かったのに、
あっという間に抜き去っていく勢いの良さ ZOFF売上58億円 JINS122億円 (2012年度)

一番印象的なのが、ABCクッキングスタジオ 
ここは知らなかったが、面白い会社だ。女の子が料理している姿ほど、華やかなものはない!
たしかに。それ以上のものはない。そんな業態に落ち着くのも行き当たりばったりだったり、
料理教室のしごと自体も行き当たりで決まっていったのが、どういう経緯からこういう業態に
なっていったのかが一番読んでいてイメージできた。大宮ロフトに導入されたところがこの会社の
ターニングポイントだった。そこに導入されてからは、大きく成長していった。そこのポイントまで
苦労の連続だった。この章は一緒に社長と苦労した気分になった。

カーブスはアメリカからフランチャイズを導入するまでがひとつの物語。そこからは優秀な経営者が
うまく切り盛りしていった印象だ。

ABC-MARTは、会社が自主製造企画に乗り出しSPA化に動き出した所がターニングポイント
いまではSPAはどこにでもあるが、靴のSPAに踏み切ったところがルビコンの決断だった。
ファッション業界や小売業界に勤めているのでわかるが、ほんとうに売り場にでないと情報
というのは入ってこない。この会社は、社長以下すべての本社社員も売り場にたつという
稀有な会社。多くの会社で売り場に行け、売り場こそ正解があると言われるけれど、社長が
来てることは見たことがない。そんななか、販売員から社長まで上り詰めて、それでも
売り場に立つABCーMARTは、ベンチマークになるような会社だ。


六社の経営ドキュメンタリーが入った本。一時間もあったら読めるようなさらっとして読みやすい本だった


2012年10月22日月曜日

青年会議所の事業

今日は青年会議所の事業で 数十人の小学生の子供たちと触れ合ってきました。 

自分は子供時代あまり色んな事を経験することができなかったし、引っ込み思案でした。
それが大人になったいまではちょっと悔いになっていたりします。

なので、来てくれたできる限り多くの子供達に人と触れ合う経験をしてもらいたいなという思いで事業に望みました。 

うまくできたかなあ。

かまってしまう子どもとそうでない子供の差がでてしまったりしたし、黙々と片付けをしてくれる子供にお礼をきちんと言えたかな?きちんと見て上げられたかなという反省もありつつも面白かったから今回はこれでよかったなとしておこうとおもいます。


子供たちは、個人個人性格が違っていて、決してまっさらな石版に刻んでいくごとく教育を植えつけていくのではなく、生まれと育ちと両軸をうまく絡ませて伸ばしていくものだと感じました。

こんなに子供たちの性格は違うのに、社会にでていくということは社会性を身に付けることです。ある程度他者と合わせていくことを学ばなくちゃなりません。

いまは伸び伸びと自分の生まれ持った個性だけで生きていけるけれど、

思春期、青年期になり、生まれ変わるくらいものすごい経験をしていかなくちゃ大人になれないことを考えると

「ほんとう頑張れよ、子供たち」

と感じてしまいます。

ももいろクローバーZにハマった

ももいろクローバーZのどこに魅力を感じてるの?と聞かれるからまとめておこうと思います。
まずは女の子として可愛い。

その女の子達が大人達の悪ふざけに真剣に向き合ってくれた。
純粋ぽくて幼児性がやや強い美少女たちの一生懸命さが魅力。
舞台裏をWebTVやUstreamを使ってだいぶ公開している。コミュニケーションがすごく多い。
スタッフの人のようにアイドルグループが育って行くのをみる楽しみがある

歌は前山田健一というニコニコ動画で売れた作曲家の歌がメイン。
音楽的に変わってあまり聴いた事が無くて本当に面白い音楽。

アイドルはファンが物語を共に経験するものだという。

女性アイドルグループのピークは年齢18歳。ピークに達してからだいたい三年間で下火になるという。
本当の青春時代て限られているし、アイドルグループなんて限られている期間しかできないのを、ももクロの五人はそこに青春時代を捧げてくれた。そんな感謝の気持ちがある。

すぐに終わりが来る、見えている限られた時間の中で一生懸命に輝いているのを見る喜び。
そして、女性アイドルグループの限界である三年間という壁を突破できて、SMAPのように長く続く国民的なアイドルグループに初めてなれるのでは無いだろうか?という希望も感じさせてくれる。


その物語を一緒に体験したいから応援している。

そして喪失の物語もある。サブリーダーだった早見あかりが、卒業〈これは解雇〉ではなく、自らの意思で脱退した。
その脱退をメンバーに伝えるシーンもビデオ撮影して後々公開している。感情むき出しのまんまをWebTVで流しているので、心揺さぶられてしまう。むき出しの感情はひとの興味はすごく引く。
精神的支柱でグループのMCを担当していて、ツッコミ役をやってたメンバーが自分の意思から脱退を宣言した事で、残りのメンバーが強制的に成熟させられた。
子供時代は長くは続けられないけど、終わりはこんなにも目に見える形で来る事もない。それをももクロを通じて追体験できるのだ。この懐かしさっていったら半端ない。


ももくろは立ち上げた時に五カ年計画を立てたらしい。何度も軌道修正しながらもそのゴールである紅白歌合戦に出場するという成功物語をファンみんなで体験したいのだ。

いまは昇り竜の如く人が集まってきて、ももクロチャン達のパフォーマンスもどんどんと上手くなっていってる。でもまだ代表曲は、デビューシングル行くぜ、怪盗少女のまんま。
どこかで大ヒットを待ち望んでいたりもする。

そんなアイドルグループにいまハマっております。

2012年8月17日金曜日

人たらしのブラック心理術 初対面で100%好印象えお持たせる方法




人たらしのブラック心理術

初対面で100%好感を持たせる方法

100%は無理にしても、 人たらしが出来れば人間関係は円滑になっていくし、他人から好かれる。

社会人として必須のスキルだ。

まずは、相手の立場に立って考えることが大前提にある。 人が喜ぶのは、相手の話をきちんと聞いてあげる事だったり、空腹時はイライラするから、お腹を満たしておく。または体調を整えておく。

人に好印象を与えるには、魅力的な顔が必要だったりする。でも顔は変えられない。

そこでできることは笑顔を作る それも口角をあげて、大声で笑って相手に楽しんでいることを伝える。

そうすれば、ひとは好印象を持ってくれる。

好印象を持たせる為のテクニックとしては、話はできるかぎり長く続くようにする。会話の量に比例して、相手に好印象を与えるからだ。 あとは相手の目を見て話す、太り過ぎないで標準体型をキープしつづけることも魅力的に見せるコツだ。

それでも人間関係はこじれることも起きてくる。そうしたらすぐに話し合いの場をもち、修復に動く。
待っていて直ることはないのだから。 
それでも一旦嫌われたらもうどうしようもないと諦めることも大事になってくる。
マイナスの評価をプラスに変えるのはなかなかできることではない。
とくに人間の印象や評価は、初回に会った時、多くて三回目までに固まるのでそれまでに魅力を伝え無くてはならない。

人たらしの武器とは会話力である。それを身につけるためには練習しかない。練習を行うときは
複数人数ではなくマンツーマンで行うのがよい。そうすれば話さざるえないし、相手のプライベートも
聞くことができてより親しくなることができる。

人たらしは他人と議論はしない。

議論になったらさっさと非を認めて謝ってしまう。相手には絶対に口答えしないほうがよい。

人たらしのテクニックは笑いを取ることだ。それも自分をネタに笑いを取ることが一番だ。

人からからかってもらえるキャラになる=愛されるキャラクターだ。

そのためには、からかわれても①感情的にならない②神経質にならない③相手のこともからかってあげる④どこかドジさをアピールしておく

人が集中して話を聴けるのは3分が限界だという。なので2分から3分に一回は笑いを取りたい。

1時間の話のなかで20回笑いをとるのが目安となっている。


人たらしとは、弱者の戦術だ。ひとに弱みを見せるのをためらわない。むしろ武器にして
相手へ親近感を覚えさせる武器にする。

繰り返しになるが、人たらしとは、相手に好印象を与える方法。

何度も手法を実験してみて、確かめて、再度行なって見ることが大事になってくる。


2作目 ひとたらしのブラック謝罪術

3作目  ひとたらしののブラック交渉術

と1から3作全部読んでしまった。

ものすごい面白いという本ではないのだが、雑学的な情報を得ることができて、

軽いタッチの文章なので、カジュアルにネタを仕入れることができた。

読んでいたら、自分にもうまくできそう。

そのなかで、たったひとつでも使ってみてうまくいったら御の字。

そういう本だった。

you money 知識、注目、評価を集める方法



帰省の飛行機のなかで読了できました。


以下読書メモ

今は様々なメディア(FACBOOK,ツイッター、youtube、Google)がフリーになっている。

フリーのメディアを使って、成功を勝ち取り、この時代を生きていくためには、

知識を集める、注目を集める、評価を集める

それを収益化すること が大事になってくる。

その為の前提として、広い視野を持ち、アイディアは組み合わせて新しいものを生み出し、 

すぐに行動することが大事になってくる。

まずはやりたいことをリスト化することを勧めている。

自分のやりたいことは

1.ディズニーランドへ行く
2.ペーパードライバーを脱して車の運転で小旅行をする
3.いろんなアクティビティを生みだす
4.英語の習得
5.ももいろクローバーZのライブに必ず行き、モノノフとしての練度を上げる
6.海外旅行に行く
7.月3万円の収入アップ
8.雑誌に載る
9.富士山登頂
10.自分の担当している仕事の収益化
11.親友を10人作る
12.仕事分野でイベントを開催する

こんな風に立ててみた。

著者は立てた目標は10個中9個まで叶えることができたという。

それをどう実際に叶えるために知識、注目、評価をどうやって集めていったのかの手法を細かく説明してくれる。

~~知識(情報)を集めるには~~

グーグルですぐに検索して、evernoteに突っ込む。

情報を集めるのは、色んな方法がある。

集めた情報をどう活用するかと部分が秀逸だった。

集めた情報を元に、自分はなんでもできると想定して、お金や能力の限界を考えず、

思いつくかぎり、取りうる限りの手段をリスト化していく。制約をもうけず、情報の幅を広げ

そして集めるだけ集めた情報と手段の一部だけを使う。


~~注目を集めるには~~ 


1.人と違うことをする
2.自分のいる場所とは別の場所に行く

「初」とつくことをやってみる。
ニッチな分野でプチナンバーワンになる。
情報の発信源を増やす
キャッチーなネーミングを考える
全部知っていることは出し惜しみせずに出す
情報発信を定期的に行い、習慣化する

そして、これらのことをPDCAサイクルできちんと検証していく


~~評価を集めるには~~

どれだけ質の高い面白くユニークな情報を出していけるかで決まる

質を高めるためには、まず量がある程度必要になってくる

量を生みだすために、
ツイッターで1000人フォロワーを集める
サイトのページランクを上げる
無料でもいいからメディアに出来るかぎり露出する

質を高めるために、
セミナー講師をやる
著名人と交流をする
身近な能力の高い人を目標にアプローチをして、自身の質を向上させる

著名人にあってもらえるコツは、相手へのメリットを考えつつもマインドは決して「自分なんか」とは思わないこと

評価されると指数関数的に仕事は増えていく。


~~収益化(お金を集める)ためには~~


本の出版
電子ファイルの販売
自分ブランディングからの間接的な収益
いまの自分のビジネスのブースター
広告化による収益
売却による収益



築地朝食会などで、一度だけお会いしたことがあるように思う。

本を購入してから2年余り寝かしていたが、ようやく自分のなかで読む時期が来たのか

すごくタメになった。本は読むべき時期が購入した時期とは限らないから

金はかかっても買っておかなくてはならないと、今回心から思いました。

2012年8月6日月曜日

ももクロライブ初参戦 8月5日西武ドーム

西武ドーム、ももクロライブ初参加。
人生初のアイドルのライブ。
雰囲気は浦和レッズのゴール裏が360度ある感じ。

驚きの元同僚と現地で出会う!

2chのドームの中は相当蒸すという情報を信じて水2L持って行ったが、騙された。
2ちゃんを信じたほうが負けだった。。。





アリーナ席はずいぶんと涼しかった。



初参戦で一番好きなdna狂詩曲が聴けて、走れ、オレンジノート、聴きたかったの殆ど聴けた大満足のセットリスト

ココナツのココナツサークルに混ざろうとしたら、警備員に止められてしまった。





ココナツサークルも止められてた。

労働讃歌の働こう働こう のところが 一体感すごかった。

途中途中MCで繋ぐのではなく、告知VTRで繋ぐのは若干興ざめするところはあったが。。





舞台で踊っているももクロをみると、あんなに頑張っている子達が世の中にいるのだから、夢を叶えている子達がいるのだから、自分も頑張らなくちゃ!











http://natalie.mu/music/news/74162 よりセットリスト


ももいろクローバーZ「ももクロ夏のバカ騒ぎSummer Dive 2012 Tour 〜最終戦〜 8.5 西武ドーム大会」セットリスト

オープニングゲスト:吉田兄弟
01. ワニとシャンプー
02. PUSH
03. Z女戦争
04. DNA狂詩曲
05. CONTRADICTION
06. D'の純情
07. キミノアト
08. ミライボウル
09. もリフだョ!全員集合 / もリフ
10. 天手力男
11. キミとセカイ
12. BIONIC CHERRY
13. ニッポン笑顔百景 / 桃黒亭一門
14. ピンキージョーンズ
15. 労働讃歌
16. Chai Maxx
17. サンタさん
18. 行くぜっ!怪盗少女
19. スターダストセレナーデ
20. ココ☆ナツ
21. ももクロのニッポン万歳!
22. コノウタ
<アンコール>
23. 走れ!
24. 猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」
25. オレンジノート
26. あの空へ向かって

2012年7月24日火曜日

一億人に伝えたい働き方 紹介会社HPリンク集



サトーカメラ
http://www.satocame.com/

非効率、でも真のお客様第一企業がわかる

角上魚類
http://www.kakujoe.com/

超絶新鮮な大型魚屋

コッコファーム
http://cocco-farm.co.jp/

産みたて卵の販売

前田工織
http://www.maedakosen.jp/

繊維から土木へ

ミヤジマ
http://www.miyajima-jp.com/

3代目社長の経営記録

ともえ精工
http://www.joho-nagasaki.or.jp/kigyou_db/kigyou.php?id=426

一点 ピストンのみ製造で世界一

齊藤金型製作所
http://www.saitomold.co.jp/

山形の物作り企業

ハードロック工業
http://www.hardlock.co.jp/index.php

ぜったいに緩まないボルト

望月製紙
http://www.habutae.net/

贈答品になるトイレットペーパーを作るメーカー

日本理化学工業
http://www.rikagaku.co.jp/

全従業員74名中 知的障害者が55名

菓匠 shimizu
http://www.kasho-shimizu.com/

夢ケーキの日

会社を形作るルールに書かれた本




転職したばかりだったので、、、仕事についてのやり方やルールを作る本かと思って買ってみた。

読んでみたら、employeeの自分に対してではなく

employer だった社長さん、会社を作る側へ向けて書かれた本だった。

社労士、行政書士の先生が書いているから当然か。

企業は、法律のルールだったり、 雇用契約だったり、就業規則だったり、 社内ルールだったり 定款だったり

様々なルールを持っている。

「ルール」とは、どう会社を進みたい方向に進ませるか!を決める道しるべ。

実際の企業にコンサルティングしているひとなので、実際の企業で起こった事柄の参考事例が多い。

どうルールを設定していって会社を導いていくのかを考えさせてくれる、

経営者ビギナーには参考になりそうな本だった。 

自分は転職したばっかりだったから、ちょっとまだ必要ないな。

将来はこんな本が必要になるような仕事をしてみたい!

2012年7月14日土曜日

ビジネスの最期は、自分自身との戦いになるってことを簡単な物語にまとめたビジネス書




3年前に参加した福島正伸の講演会では、講演会とは思えない光景を目の当たりに。

話が面白すぎてあまりの感動で会場のあちこちからすすり泣きが聞こえてくる。

まごうことなく、本物のエンターテナー。

「あきらめなければ夢は叶う」 

ポジティブ成功哲学のメンター

福島正伸さんの本は栄養ドリンク剤のようなもの。

一時的にすぎないかもしれないけれど、ものすごく自分自身を前向きにしてくれた。

わかりやすい成長譚をビジネス書フィールドで書いてくれるからかなあ。

胡散臭くても、話がエキサイティングで、登場人物たちに感情移入せざるえなくなる。

まずは物語のはじまりは意気揚々としていた登場人物に、苦難が訪れる。

悩み苦しむ登場人物のもとに、師匠であるメンターの経営コンサルタントが現れ、

これが貴方のぶつかっている壁なのだ。これを乗り越えたら違う世界が見えてくることを教えてくれる。

でも、最初のうちはその言葉の真意までは到達できない。

そんなこんなしているうちに、状況は悪化していき、生命の危機まで起こって、

そこで物語が新しいフェーズにいく。

そして破滅のギリギリ一歩手前で大逆転勝利で解決してカタルシス。

登場人物と一緒に難関を突破できたことに感動して、

自分も出来るんだ!すごく前向きになって、心のドーピングを打って本の世界から帰って来れる。



自分も転職したばかりで、仕事が失敗続きで毎日怒られまくっていたときに、この本を読んで救われました。

自分がやりたい仕事にようやく就けたけれど、うまくいかなくて本当に正しかったのかと悩んでいて。

仕事とは自分が感動し、相手を感動させ、共感してもらうことに至高の喜びがあるんだ!

ってところに

立ち返ってくることができて、自分のやりたい仕事につけているのだからと、

いまの仕事をできることを楽しもう、

そんな原点に帰らせてくれる本でした。

2012年5月5日土曜日

青年ルターを読み終えて




青年ルター1 難しい本だった。
自分の力量では半分もわからない。
精神医学とルターの宗教改革を理解しないとこの本が言いたいことにはリーチ出来ないのかも。

本自体は宗教改革を行うマルチン・ルターが 少年だった頃、青年だった頃 
彼がどういう精神的な危機に直面し、それがどう作用して偉大な宗教改革者を形作っていったのか、
伝記を紐解いて彼の分析をしていく本。

エリクソンの臨床事例を引用して、マルチン・ルター自体は普通の人間であることを強調している。
かれがどう精神的な危機を乗り越え、偉大な宗教改革者マルチン・ルターになっていったのかを書いている。

自分たちとマルチン・ルターの地平線は繋がっている感覚を読んでいて感じる。できるかぎり神の啓示という言葉を使わず、彼がどうやって宗教改革という大仕事にとりかかったのかを説明しようとする。
おおきな仕事をするひとはどこかしら正常では無い所を持っていて、多くのひとがモラトリアム期間をへて、新しいアイデンティティを確立し、そこに飛び込んでいくのだが。

マルチン・ルターはそのモラトリアム期間をどう過ごしたのか、どうしてあんな大事業を起こせたのか
それを執拗に追っていく。モラトリアムを延長して、何度も決断したことが間違ってしまったりしてやり直しの日々を過ごしている。

そんなマルチン・ルターのサイコヒストリードキュメンタリーだった。

さあ、二巻に取り掛かろう。

2012年3月14日水曜日

遊牧国家の誕生 読了



紀元前1000年ちかくのスキタイと 紀元前2世紀の匈奴のお話がメイン

文字も文献もない世界

発掘された美術品で、どこの影響下にあったのかを推測するしかないのですね。

ロシアのエルミタージュ美術館所蔵のものが多く、ロシアはヨーロッパでありつつも、

やはりモンゴルなど遊牧民国家の後継国家だったというのがよくわかります。

高校の世界教師の副読本として、マニアックな分野をどんどんと本にしてくれるのはありがたいです。

2012年3月5日月曜日

あなたが子どもだったころ 河合隼雄 読了




2007年に死去した河合隼雄の本

1991年に出版された本なのでおよそ20年前の本でした。

おおくの著名人の子供のころ、どうだったかをインタビュー形式で拾っています。

鶴見俊輔 谷川俊太郎 武満徹 井上ひさし等 もう鬼籍した方もでてきたり

生きていらしても、もう社会になにかを発表することを止めていらしたりするかたがいたりと

平成初期の文化人が多数出てきます。

いまから20年前に生きていた人々というのは 昭和初期に子供時代をすごしていた方々がおおいわけで

やはり戦争体験とその後の民主化を思春期という時代に過ごした方が多い。

思春期というのはとかく危うい時期で、すべてのことが混乱するだろうに、権威となる国家や父親まで

混乱していた時期というのは大変な時代だったのだなあと思いを馳せるしかありませんでした。

それでも、いまは大人になった子供たちの小さいころは、思春期特有の生き死にを体験し

危機を乗り越えて大きくなられたことがわかり、 社会の混乱よりも人間が大人になるほうが

強いことなんだとも感じ取ることが出来ました。

いま読み返すと、平成初期から昭和初期を振り返るというなかなかない経験ができて

新書にはない魅力があった本でした。

「結果を出す人」の仕事のすすめ方 読了





自己投資の読書とは仕事の道具である。

書籍の価値とは先人の知恵の結集

それをたった1500円で読めることは、まるで知のハイウェイに乗るかの如く。

それを活かしましょう。どう活かしていったのか実演してくれる本。

本を読んで1つだけでも読んだことを活かしましょうというのは、よく言われることですが、

なかなか実践しつづけることってのは難しいです。


たった一冊でもそうなのに、それを200冊分の本を読み、その内容を実際の行動にどう活かしたのかを公表する内容です。

ちょっと文章が断片的にはなるので読みやすくはないのですが、

小説のように文章を読まれる本ではなく、でてきたアイデアをどう使ったを報告する本なので、そのうち慣れてきます。

「書籍を書き起こす人は読者よりもその分野では長けているひとなので、

先人にどれだけ近づけれるか、それはどれだけ愚直に真似ることができるか」

200冊の本を著者の方が読み込んで、何度も何度も教えてくれます。

この本で学ぶことは、読んだ本を実践することは大事で、行動しなければ結果は残せないということでした。

わかりきっていることなのに、実践するのは難しい内容です。

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一瞬の風になれ 読了










高校陸上がテーマの青春小説

本屋大賞は 現代ものの青春ものが多いっすね。

2007年の小説で、文体はものすごく口語表現。本の厚さの割には会話文がおおいのですんなり読めました。

陸上のなかでも花形種目、100m200m400mリレー、ショートスプリントの空気がすごい伝わります。

最後のエンディングがちょっとばかり好きじゃなかったのが残念でしたが、

青春小説として、こんな風に高校時代過ごしたかったと思わせてくれる小説でした。

2012年2月22日水曜日

古書店が舞台のライトノベル風小説





古本屋を舞台にしている点では金魚屋古書店という漫画に近い




あとライトノベル「文学少女」と同じように本のなかで本を紹介し、それが物語とリンクしている。



どこかで読んだことのある設定が続く。

それでもライトノベルらしくヒロインは主人公とちょっとだけいい雰囲気になりながらも、付き合うなどのように先には一切進まない。主人公の視点にたって可愛いヒロインの手助けをできる楽しさと、ヒロインが古本一冊から広げていく謎解きの面白さが混在している。スイスイと読める本だった。

2012年2月10日金曜日

美の破滅 金閣寺 読了。




かれはなんでここまで金閣寺に振り回されたのだろう?

そこがわからない。

金閣は美の結晶であり、悪の権化でもあり、

世間と自分を隔てる壁でもあったのだが、

なんでここまで。。。

破滅を目指しているようで、

理解されたいという救いを求めていて

相反するものを共有したがっているようだ。

金閣寺は美しいゆえに永遠を誇っていて、それを蹂躙する暗い喜びと救いを描いている。

それがまるで青春の暗さを描いてあるから、怖くなって読めないのかも。

人間の淵をみるような怖い小説ではある。


金閣寺が燃える瞬間、金閣の美の本質が連続した虚無だとわかり、

死のうとするのだが、金閣寺から拒否されて、逃げてタバコを吸って生きようとするシーンは心打つ。

宮本亜門のミュージカルで、金閣寺が人間として表現されていたが、小説の最後の金閣寺は確かに人格をもっていた。

MISHIMA という映画での石岡瑛子のぱかっと開く金閣寺の絢爛さとは違ったものがある。こちらは不安にさせ金閣に飲み込まれるさまを明確に表現していた。

金閣寺 宮本亜門演出 舞台では人間が金閣を表現している。



石岡瑛子映画Mishima 芸術監督時 金閣寺 金閣が真ん中から二つに割れる 




ポケットに名言を 寺山修司



名言集

アメトークの読書芸人でスピードワゴンの小沢さんが20冊~30冊配るって言っていた本です。



文脈から切り離された言葉そのものを、それを愛でることで、いっとき陶酔できます。

これで人生は変わるような本ではないけれど、名言集の心地よさは半端ない。


そして、数々の名言を読み、原本を読んでいない自分に焦ったりする。

そんな心地よい教養を貰えました。

2012年1月19日木曜日

人が人を好きになるメカニズム

単純接触効果  たくさん触れていると好意をもつ
熟知接触効果  深くふれると好意を持つ
初頭接触の心理効果 最初に好印象を与えなくては 単純接触効果は発動しない
生理的興奮 ドキドキしている時、悲しいから泣くのではなく、泣くから悲しい。
類似意識の効果 似ているひとを好きになる
同調ダンス 相手の仕草を真似ると好意をもつ
親和欲求 不安時には人といたくなる
自己評価 自己評価が下がっている時、相手に好意をもつ
住居近接 住む場所が近いと好意をもつ
対人距離 そばにいるから好意を持つ
凝視 視線は距離を縮める
密接距離 物理的距離が近いと相手に好意を持つ
特定化 相手だからと特定させると好意を持つ
自己開示の心理効果 秘密の打ち明けで心理的距離を縮める
好意の返報性 好意を示せば相手も好意を返してくれる
自我関与 私は〇〇です。私が〇〇だ。私が、どれだけ入っているか
マイナスからプラスへ評価を変更>ずっとプラス評価>終始マイナス評価>プラスからマイナス評価
フットインザドアテクニック ささやかなお願いをしてから面倒なお願いをする
フェイスインザドアテクニック 大きな要求を拒否させておいて、罪悪感から小さな要求を通す
スマイル、スキンシップ、視線
緊張緩和 ものを食べている時は気持ちが受け入れやすくなっている
感覚遮断の心理効果 感覚遮断時は錯覚を起こしやすい






こんな風にどうしたら相手に好意を持たせるかのテクニックがふんだんに書いていました。

感情というのは、身体やまわりの環境によってどんなふうにでも左右されてしまう存在であると心理学では考えられているのだなと改めて感じました。

頭で考えてから身体が動くのではない。 
身体が置かれているまわりの環境に従って、
最適な感情の答えを探しだして当てはめているかのようです。

脳みそは自分自身のオーナーではなく、身体の奴隷だったんですね。

恋愛という最もメジャーな行為を例にして、

心理学の基本的考えかたを学ぶことの出来る本でした。

受験脳の作り方 読了



これいい本でした。

2010年までの脳科学や記憶に関する知見で、こう勉強したら脳にとって有益だということを教えてくれる、ものすごいライトな本でした。

ライトすぎて、多くの雑多な脳科学本に埋もれてしまいそうなんですが、記憶という観点から文章を書いているので、読んでいて迷子にならなくてすみました。

本書のテーマはどうやって勉強した内容を記憶していけるか?

そもそも有限な脳は覚えるよりも覚えないないようにできているので、そこをどうこじ開けて覚えさせるかということをテーマにしています。

どうやって脳みそを騙すか?

答えはなんども反復すること 反復すると、脳がこれは重要だなと騙され覚えてくれる。

脳みそにシータ波の波が出ているときに覚えこませてしまう。

シータ波がでるのは、感情が高ぶっている時、初めてのものに出会ったり未知のものに出会ったりしたときにでるそうです。

また、感情は記憶されやすいので、感情をこめて記憶していくこと。

夕食前の空腹時には記憶しやすい。

もろもろのやり方が書いてあるライトな本でした。脳科学本を期待するとちょっと違うけれども、

池谷裕二の軽快な文章は楽しめました。

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