2014年7月30日水曜日

あかりん脱退前の2011年2月から震災、そして4月10日 神聖かまってちゃんとの対バン ももいろクローバー無印時代 のラストライブ 集大成 湿っぽくない楽しい第一部 2011年ももクロ☆オールスターズ



2014年7月27日桃神祭に参戦。

その熱がさまず、ライブDVDを見終わった
結局自分用に一曲ずつの感想まとめた。


ももクロ 2011年4月10日 あかりんのラストライブ 第一部 ももクロ☆オールスターズ

あかりんの本当のラストライブである二部は、泣くのでまだ観る事が出来ない。
けれど、一部は明るい、面白い、
いまでいうエンジェルアイズイベントのような緩さがある。
ももクロは、がっつりライブと、こういう楽しみなライブの二つが混じってこそだよ。

自分は2011年のももクリを映像で初めて観て(ももクロを知らない状態で)
ライブ映像を観て、心打たれてしまってその映像から目が離せなくなって、そこからずっとモノノフになった。
だからあかりんの脱退は後から映像での追体験でしか感じられないけれど
殆どの動画を消さないで残してくれるからありがたい。

神聖かまってちゃん 対バンライブ

ももクロ無印時代の最高のライブは2011年2月25日の神聖かまってちゃんとの対バンだと思っている。
http://natalie.mu/music/news/45674
http://live.nicovideo.jp/watch/lv40977726(映像)

オープニング / overture → ももいろクローバー参上!!
01. Chai Maxx
02. ココ☆ナツ
03. キミとセカイ
04. Believe
05. ピンキージョーンズ
06. 最強パレパレード
07. 全力少女
7曲連続で唄い続けて ここでMC
08. ミライボウル
09. words of the mind
10. 行くぜっ!怪盗少女
11. ツヨク ツヨク
12. 走れ!
5曲続けてのエンディング

ももクロはアイドルでありながら、アスリートの感動を与えてくれる特異な存在だったのだ。そして盛り上がりがわからない未知の分野に進出して、その全身全霊の動きでその場を魅了してしまう存在だったことがわかる動画。
いまはいまで好きだけれど、この修業時代、本当に戦闘しているアイドルグループだった。
Chai Max やココ☆ナツ 等 動きの激しいダンスと歌を組み合わせている凄まじいスタートから、どんどんと歌を歌い続ける。
歌は被せてあるけれど(事前に歌っている音声をライブ中に一緒に流している)
そうせざるえないくらい壮絶なパフォーマンス。
7曲連続の最後のほうは、声が擦れて、それでも絞り出すように歌を歌う
これが全力というキャッチフレーズが付いていた頃のももクロだったのかという追体験
人間の限界までの挑戦。あのパフォーマンスは美しいとしか言えないものだった。

中野サンプラザ大会

その後、3.11震災で様々なライブが飛んでしまった中、開催された4.10中野サンプラザ大会
(友人はこれに参加していたのだから羨ましい。その先見の明には驚いた)

ももいろ☆オールスターズ2011年 歌は編集してあり、ライブの音源とは違う。
ライブ自体の音源はその空間でしか聴けたものではないから編集は必要だ。
http://natalie.mu/music/news/47621

. オープニング
プロレスをイメージしたスタート over tureは無く スタート
2. ピンキージョーンズ
覆面マスクをしながらスタート あかりんの低音ボイスが歌を締める。でもみんな歌下手だなあ。でもれにちゃんは荒ぶっている。
3. キミとセカイ
しおりんがロングヘアのポニーテール  ダンスはズレているんだけれど、感情をぶつけてくる歌い方とダンスは凄い。この感情に心が揺れ動かされる。なんでこの女の子たちはこんなに感情を他人に伝染させることができるのだろう。とくに百田夏菜子は顔の表情を観ているだけで楽しさと一生懸命、ここに全力と楽しさを伝えてくれる。
4. Believe
サビの編隊飛行。歌を観客にぶつけてくる。有安杏果は本当歌とダンスが好きなんだ。気張っている。

MCで自己紹介
5. ミライボウル
しおりん ダンスうまいなあ。キレキレ。一番身体全体使って可愛い。ふわっとしてバレエみたいな妖精みたい。
6. 全力少女
この歌はれにちゃんの全力ダンス、他の5人を置いてけぼりの走り過ぎのダンスが大好き
あーりんもうちに秘めた溜めている感情をダンスと歌で出し、あかりんも感情を全面に出していて、こういう歌は不器用なタイプが得意なのかも。
ここでMCはいる。自己紹介  夏菜子がバカで、天真爛漫で可愛いよ。
ここからソロ 最近はこういうソロは聴けないから嬉しいよ!
7. ありがとうのプレゼント
杏果の可愛さ、女の子らしさが満載すぎ。泣き顔からの笑顔。涙で歌えなくなっちゃうんだよ。どうしよう。それでも笑顔を取り戻す健気さ。
8. …愛ですか?
玉井詩織 プラスエビ中
80年代王道アイドルソング。ポニーテール可愛い。微妙に不安そうな顔をたまに見せる。なんでもできる感じのしおりんだけれども、こんなに顔するんだ。歌い終わったあとの笑顔が最高。
9. 恋は暴れ鬼太鼓
高城れに れにちゃんはさぐりさぐりで歌う。でも自分の世界に入ってくれる。そうすると、目がキラキラしてパフォーマンスがすごく良くなる。グループで歌うと音外すのに、ソロだと歌が良いなあ。
10. 太陽とえくぼ
百田夏菜子プラスエビ中 この頃の百田夏菜子はそんなにソロ得意じゃなかったのか。グループのセンターだと凄い表情なのに。
11. fall into me
早見あかり 歌が得意じゃないなか、頑張って歌ってくれてたのが、いじらしい。そのなかでラップという方向性で頑張っていたのが健気でたまらない。やっぱりあかりんはかっこいいな。この低音ボイスがすごい好き。
12. だって あーりんなんだもーん☆
あーりん 最高傑作のパフォーマンス。あーりんだよぉ14歳。佐々木プロ。でも今のあーりんは大人になったなあ。14歳のあーりんは結構いっぱいいっぱいだったんだなあ。最後の投げキッスはもう心が打たれる。
13. 恋のダイヤル6700
ます寿司三人前 れに、詩織、杏果 の三人組 よくわからない。あまり好きじゃない。
14. デコまゆ 炎の最終決戦
ああ、百田夏菜子 と早見あかり ああ、この友情は永遠であってほしい。このふたりの物語が叶ってくれるように。あかりん脱退の映像が浮かぶ。そのときの表情とか、やるせなさとか、夏菜子の最後の嬉しそうな表情
15. チャイム!
エビ中の歌 今じゃ珍しい妹分の歌をいれる。アグレッシブになる前の中学生アイドル
16. ザ・ティッシュ~とまらない青春~
はじめての大舞台 1200人の観客のまえだと泣いちゃうよね。中学生ですごい経験を積んでいくんだな。

ここから後半戦
寸劇。最近やらなくなったな。しおりんのビンタ観れた!
17. Chai Maxx
いまでも最高に盛り上がる曲 観客のためにある曲。この歌のときは歌聴いてない。踊りまくって観客席みんなで踊って楽しい。神無月(武藤の物まね芸人)登場 この歌のときにぜったいなにか混ぜてくるんだよなあ。いつもいつも。
18. 行くぜっ!怪盗少女
れにかなこあかりしおりあやかももか かなこぉって伸ばさない。ああ、この歌だけは6人の曲 どうしてもあかりんの低音ボイス「狙い撃ち」は撃ち抜かれる。でもこれがラストのライブ。ほんとうにヒャダインが6人の為に作った歌だと感じる。紅白は感動。
19. オレンジノート
このアイドルソング ももクロはやっぱりアイドル この歌の恋は叶ったのかな。後ろを向いて腰を振るシーンが大好き。ももクロ、ああ可愛すぎる。あかりんとあーりんがノリノリ。あかりんのラップだ!れにちゃん疲れているか。遅れる。

ここで一度おしまい。この長い100度くらい身体を傾けたお辞儀が、ももクロの代名詞。
20. 未来へススメ! (encore)
MCで夏菜子だけ、はじめにお辞儀するんだ。感動
サブタイトルの歌(震災への応援歌にもなってる)
歌詞から音楽からダンスまで可愛い。体力少し回復している。でも本当ももクロは体力ついたなあ。この頃はもうへばっていたんだ。
21. 走れ! (encore)
この歌、恋をしているけれど、勇気でなくて声かけられないんだよな。昔からの曲だから観客の一体感がすごくて聞き飽きても、盛り上がりが大好き。笑顔が素敵。この歌はメンバーみんな笑顔になるな。そしてエビぞりジャンプと並ぶ百田夏菜子のウインク 
22. ツヨクツヨク (encore)
れにちゃん走れ、ツヨクツヨクだとセンターに近いポジションになるんだ。タオル桃神祭でもくるくる回したな。。これいつも浦和レッズにいたドイツ人MFウーベ・バインの応援を思い出す。最後の力で激しいダンス プラス かなこのソロパートは本当に心が揺れ動かされる。ライブの最後の曲。桃神祭もツヨクツヨクが最後だったような気がする.


エビ中をみると、ももクロはお姉さん。ノースリーブだとみんな筋肉あるなあ。
あと、マイクを使わないでありがとうございました!

一部はけっこう引っ張らないで終わったのだな。良いライブだった。楽しいライブ
こんなオールスターズ系のライブ、また観たいな。
二部は観ると泣くだろうなあ。

2014年7月24日木曜日

2014年夏クール 最大の発見は月刊少女野崎くん




http://www.nozakikun.tv

月刊少女野崎くん

日曜日深夜1:05から テレビ東京系列で

今クールまったく観ようとも思わなくて知らなかったアニメが一番の楽しみになっている。

ギャグ少女漫画家が、少女漫画のネタを使って、出てくる主要メンバー男子4名、女子3名の学園ギャグ漫画(若干のラブあり)

まずもって、主人公千代ちゃんの表情の豊かさがたまらん。







どんどん顔の変化が変わっていく。
こんな風に顔の表情がころころ変わる人物って大好き。
そして、邪悪な顔や突っ込み顔、無気力顔、恋する乙女顔
なんでもござれ。
でも、基本線は無骨な少年野崎くんが少女漫画家で
その彼に恋をしている少女佐倉千代ってことは変わらない。

もう、可愛くて笑えていい作品です。
漫画を一気に揃えた(5巻まで)
増刷したのかAmazonも復活したので、買いやすくなった・

5巻までいくと、どうしても千代ちゃんの恋の話が進まなくなってきて
もどかしくなってくるのだけれども

そこはサブキャラ男子3人、女子2人のギャグ&ラブで回していく。
性別の役割が男女が逆転しているんだよね

それがいい感じで突っ込みネタになっていい。
めちゃめちゃ明るい作品

夏クールで面白いのは、アルドノア・ゼロだと思うけれど。
そのシリアスさとは真逆のとても明るい作品。

6巻が楽しみ

アドバイス

アニメを楽しみたいなら漫画はアニメ終わってから買った方がいい。
ギャグなので、一度読んじゃうと展開わかって面白さは半減。
漫画買って最高に面白かったけれど、買って読んだ事にはちょっと後悔もある


2014年7月21日月曜日

COREDO室町 アートアクアリウム展 写真

http://h-i-d.co.jp/art/nihonbashi/


 一人で行ってきました
カップルばかりです。ビビるくらいに。
美術館のノリで行ってはいけない。
デートスポットにいる気持ちで。

7割カップル、2割女性同士、1割カメラ好き(男女問わず)
平日でちょうど時間が空いたときにさらっとみようと思ったけれど、ほんとうにさっらと終わってしまいました。
価格は当日券1000円

美術展として観るなら30分?1000円

きゃっきゃ言いながら写真とって水辺で二人で涼をとった気持ちになるとしたら1時間は滞在できそう。
写真好きには、照明のお陰でどんな下手でもそれなりな良さげな写真が撮れるので、時間的には1時間以上はいても飽きないと思った。

それでも、値段は高いけれど内容は良い企画展でした。
写真OKだと、やっぱりみんな写真撮るなあと。
ここは誰かと一緒にきゃっきゃ言いながら写真の撮り合いッするための場所であって
一人でいっちゃっても少ししか楽しめない。

なにげに金魚の歴史などが書かれているところは勉強になります。
それと、世の中にはこんな多くの金魚の種類があったのか!




きんぎょ注意報!に似た金魚のぬいぐるみ600円くらいで売っていた。 

2014年7月19日土曜日

ふつうの女子高生がロコドルやってみた 地域振興として、より踏み込んだ地域振興策

http://www.tbs.co.jp/anime/locodol/

普通の女子校生が{ろこどる}やってみた ♯3 まで観た




流山市という架空の街(どう考えても千葉県流山市)の地域振興のため
女子校生がロコドル(ローカルアイドル)になって活動するお話

ロコドルも、ゆるキャラもブームが去り、くまもん、ふなっしー位しか認知度がなく
http://iso-labo.com/labo/mascot/Chiba_Nagareyama-shi_character.html

そんななか2013年ゆるキャラグランプリには1580体のゆるキャラ参加
もう有名になるのは無理な状況(先行者利益)

ゆるキャラ作るのにも着ぐるみ作るのにも安くて30万からかかり、なかに入ってくれるバイトを考えたりすると100万以上かかってしまう結構なコストがかかる政策でもある。

で、上位10体くらいしか(ひこにゃん、くまモン、ふなっしー、せんとくん等)自分は知らない。

そんななか、財政危機に危機を持っている総務省がこの無駄なゆるキャラ乱立を辞めさせるため、安易なゆるキャラ作成や効果が全くないゆるキャラの作成を止めるように指導始めたらしい。そこまで総務省は細かく自治体の財政を監査しているのは驚き。

また、地域振興を狙っている自治体や商工会などは、アニメの背景や舞台を地方に設定したアニメがヒットしたことで(成功例は、らき☆すた、大洗のガールズ&パンツァーなど)その二匹目のドジョウを狙いにいったが、ヒットの下に死屍累々の屍が眠っている。。。

そんな中、成功しているのかわからないが、千葉県流山市の取り組みは挑戦的

映画百瀬、こっちをむいて 映画感想http://yasu0312.blogspot.jp/2014/06/blog-post.html

の恋届http://www.huffingtonpost.jp/2014/03/09/koitodoke_n_4932419.html だったり

まんま舞台を流山市の地域振興を舞台にしたアニメを作ったりと

より踏み込んだ施策を打ってきた。

それは恋届のときは鼻についたけれど、その第二弾として、ロコドルあにめ作るくらいまでなってくると、この突き抜け具合に応援したくなる。

アニメ自体は、ゆるいアニメ 女子高生が可愛くドジしながらも、ちょっとづつ成長していく話。超王道で、かわいい絵柄、重苦しくない作品、

昨今のロボットアニメやファンタジーアニメは設定が難しくて、観るまで気合いいれないと話はわからないなか、こっちは登場人物少なくて、めちゃめちゃ簡単に入れるアニメ

おれこのアニメ好きだな。単純で、、規模は違うけれどアイドルもの、成長ものとしてはラブライブ難民になった自分の引き受け先になった。

がんばれ、アニメ、そして流山市地域振興課! ラブライブが蟹(Klab)を救ったように流山市にも発展のチャンスを手にしてほしい!



2014年7月16日水曜日

アルスラーン戦記 漫画版(荒川弘) と 小説原作(田中芳樹) このタッグは凄い





原作者 小説田中芳樹のアルスラーン戦記(初出1986年)を鋼の錬金術士、銀の匙の荒川弘が、コミカライズ。

ただのコミカライズではなく、漫画として、原作に弱かった人と人の繋がりの部分を、オリジナルストーリーで補完していく。ただのコミカライズというレベルではなく、本当に別の作品に仕上がっている。
文章だけではイメージしきれない王都エクスバーナの繁栄ぶり、ハガレンを思い出させるような洗練された登場人物たち、さながら映画版を観て、面白くて原作に手を出したかのような気分だ。

昔からの原作ファン以外なら、漫画版から入った方が良い。何故なら登場人物がまずもって多く、それもペルシャの偉人たちの名前を借用しているので、小説から入ると混乱してしまう。その分、文章を読みながら登場人物を想像するような楽しみはなくなるが。漫画は自分にとってこの超大河ヒロイックファンタジーを読む上での水先案内人になってくれた。

舞台はまるでイスラムに征服される前のイラン(ペルシア)にそっくりな異世界の物語。
多神教文化が栄え、シルクロード(大陸行路)という交通の要所を押さえた超大国がルシタニアという一神教宗教国家に対し一度の大敗で崩壊してしまった。
そして、なんとか生き延びたアルスラーンは、騎士の中の騎士 最強騎士ダリューンと戦場を離脱した。目的地は宮廷の重臣だが、王の怒りを買い、森のなかで隠棲生活をしていたパルス一の軍師ナルサスの元へ向かった、そして、王都攻防戦から敗戦で王都が占領され虐殺が行われるところから物語が本格的にスタートする。


戦争に壊滅的な敗北したパルス軍の王太子アルスラーン14歳が、敵国ルシタニア(イメージはキリスト教の十字軍)に占領されている王都を奪回するために、たった6人で、東国境の城壁ペシャワール城へ再起をかけて旅をしていくのが小説版のこの巻のメインになっていく。

ここまでで漫画2巻は終了。以後は小説版で読み進めた。ペルシアの史実を用いたファンタジー大河ドラマ、そしてイメージしやすい旅路、因縁がどうもあるパルス人で敵方(ルシタニア)についている銀仮面卿が執拗に追ってくる。旅路のごとく襲いかかる災難と敵軍。

主人公側の登場人物はチートの強さを誇り東国境ペシャワール城へ旅路を続けていくのだが、その戦いが、人数差が400人対1人か2人だったりに囲まれたなか、生き延びるしまう部分は昨今のチート主人公が出てくる作品に近い。でも、男だったら最強の騎士、最高の軍師(諸葛孔明のような)に憧れるだろう。

でも、この作品の最大の魅力は、各諸外国やパルス側の領主がパルス弱体の元、様々な思惑をもって戦争や政治闘争をしていくところ。そのために歴史大河ドラマをみているように感じるのだ。そこがめちゃ楽しい。ルシタニア内での一神教の大司教の専行や王弟殿下との対立、そして銀仮面卿との危うい共闘関係、銀仮面卿が通じている地下深くにいる蛇王(悪の化身)を蘇らせようとする魔術師たちとの関係。様々な勢力がそれぞれ自己の利益のために政争で争うのだ。大河歴史ドラマが大好きな人間なのでからこういう政治的思惑が絡み合うのは大好物だ。とても人間らしい。

そのなか、一人王家を復活を願い、その心の優しさで多くの人を味方にする王太子アルスラーン そこだけがこの戦乱の世に異端として存在している。その掲げる正義のもとに人が集まってくる。当然ながらその掲げる正義が万人の正義ではなく、パルス側でも既得権益を喪うものにとっては味方にならず中立となる。

そんなヒロイックファンタジー小説。あまりに面白くがんがん読み進めた。ちょっと前までAmazon欠品だったが、増版したのかほぼ全巻復活している。値段も一冊900円強。盛り上がっているいま、おすすめしたい小説。今回読んだのは1巻2巻 現在もまだ連載中で14巻まで発売。 それにしても初出が1986年で2014年で完結していない作家の遅筆には困ったものだな。

2014年7月14日月曜日

もやしもんの樹ゼミの仲間意識は理想像


もやしもん 完結13巻にて

無事に読み終えた。

読んでいて、こういう大学時代を送りたかった理想だね。

やっぱね、漫画は、こういう仲間との友情物語に、

ほんのり恋愛模様を加えた物語という王道は外せない。

そこに、もう一つの菌の世界、発酵の世界のような

知らなかったことをわかりやすく知ることができ、

知的好奇心も満たせるという本の魅力も詰まってる。

自分の大好物二つを組み合わせたこの作品は本当に良かった。


そして、やっぱり友達じゃない仲間という存在

偶然に同じゼミに入って、過ごす一年間で

みんながどんどんと仲良くなり、信頼し合うところは

人間にとって一番の幸福だと思う。


そして、最後の巻にて全部自分で抱え込んで、失敗してた忠保が

こんな幸せな仲間に巡り合えて一番の秘密を開示していく勇気

幸福を描いてくれる作品そのものだった。

読んでた時

スモールビジネスセミナーにちょうど参加して

自分の提出した事業計画書にぼろくその評価と
9名中の発表会で7位という成果で

先生からは色々と、計画が甘い、自分の足で
立っていないと、怒られたからかなあ。

そんな中で、抱え込むなよ、

周りを信頼しろというもやしもんは元気になった。

そんな仲間を増やしていきたい、そんな風に生きるのが

一番の自分の求めている幸福だなということを気が付かせてくれた作品

二部やってくれるの、めちゃくちゃ希望している。
いいね!

1ポンドの福音 高橋留美子大好き!! 10年の歳月の元、無事に完結してくれた!!



高橋留美子

メゾン一刻のような響子さんのようなヤキモチシスターと

おちゃらけボクサーのラブコメディ

ラブコメは、くっつきそうでくっつかない、

響子さんの場合、昔のご主人が忘れられなく

シスターは、神にお使えする身として恋に踏み出せない。

そんな恋に制約があるなか、

そんななかで五代くんもおちゃらけボクサーも、何度も純粋に

愛を告白していく。

そして、それがそれぞれのヒロインの心を溶かしていくなんて、

もう最高のハッピーエンドとしか言いようがない。


絵柄もめぞん一刻の後期のうまい頃なので

線が細くなり、紙面の情報量が減ったのでとても読みやすい。

そして、主人公には、その恋のためにカッコつける場面がある。

男性の理想的な憧れのような恋をなんで女の人が描けるんだ!!

高橋留美子だからなんだろうけど。

高橋留美子のラブにジョークとシリアスが混ざった名作だった。

2014年7月10日木曜日

経験を語り継いでいくことの大事さ

ブラジル、あの信じられない大敗
2014W杯準決勝ブラジル1:ドイツ7
という訳のわからない、現実感のないスコアで驚いてます。

ベスト16のチリ戦の涙をみて、ベスト8のコロンビア戦で負けるかも
と思っていたけれど、無事に勝ち進んで安心していたなか、
この大敗。

ジュリオセザールが言うようにチームが若かったのかもしれない。
どんなに歴史を積んだチームでも、勝ち慣れていなかったのだろうか。

ちょうど今シーズンのリバプールの状況を振り返るに、
優勝を意識したマンチェスターシティとの勝利で、ジェラードキャプテンが泣いたあと、
http://matome.naver.jp/odai/2139760500389639301

一般的と言うには二例しか知らないが
天王山で勝利でのうれし涙のあとは勝てなくなる気がする。

ドーハの韓国戦の勝利のカズの涙、
レッズ福田の残り試合「負けないよ」
2002年セカンドステージ9節名古屋グランパス戦の宣言から一勝も出来なくなった姿やら
http://www.geocities.jp/j1koramu/02koramu/makenaiyo.html

なかでもカズは何度も語り継いでくれる。
ここ最近はテレビに出る度にドーハの韓国戦、泣いちゃいけないのはわかってる。
でも自然に涙がでてきちゃったんだと語ってくれる。

それが嬉しい。決着つくまで、涙は流しちゃいけないというのを
何度も語ってくれて、それが、自分たちの経験に落とし込まれていく。

スポーツなんて観るだけで自分が勝利したように勘違いさせるだけ、
他人が頑張っている姿をみて、自分が勝手に偉くなったように思っているだけで、
そんなの観る暇あったら自分頑張れ、は正論だけれども、

カズは、こうやって自分の失敗の経験を語ってくれて、
自分たちに知恵をくれる。そこもスポーツの魅力じゃないだろうか。

というのを9分で0-3から3-3にされたクリスタルパレス対リバプール の スコアみて思ったこと

http://www.jsports.co.jp/football/premier/team/Liverpool.html

自分はこういうことをスポーツ選手が身をもって短期間(1年ターム)
で勝ち負けの妙を見せてくれる
これこそが、じぶんたちの生きる知恵になっていってくれる。
だから、それも自分の失敗を語り継いでくれるカズには感謝と尊敬をもつ。

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