2010年11月23日火曜日

水木しげるの敗走記




思ったよりも重い漫画でした。知らなかったです。こんな漫画を描いていたとは。

水木しげる=ゲゲゲの鬼太郎しかなかった人間でした。

そして、南方戦線の一兵卒の気分がこんなにも過酷だったのか

負け戦の敗走することの過酷さ。生き残ることがどれだけ難しかったのか。

水木しげるがどの時にこれを描いたのかわからないが、これでは描いても売れなかったろうな

とも納得。

生生しすぎて戦争に行った人からしたら思い出したくもないことだろう事が描かれている。

数十年後、戦争から離れたところに暮らしている人間が読んでこそ価値がでてくる。

戦地での原住民との関係で結婚するなど、戦争ものの大きな視点からではぜったいに描かれない

生きた戦場だった。

それにしてもこの漫画は細かい背景は綺麗に描かれているのに、人間がデフォルメされて描かれて

いるのは漫画らしさを出したかったからかな。それか画が下手なのか?

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