流星の絆
東野圭吾
最初の導入部分の悲劇さ
特にハヤシライスが有名な洋食屋の子どもたち小学生の功一、泰輔、幼稚園の静奈
の両親が殺された。三兄妹が星空の流星を眺めにいっていて夜2時まで家を抜けだしていた時に。
この三人の青年後のお話。
青年になり、児童福祉施設を出て、詐欺師となったこの三人が、結構魅力的なのだ。
殺人事件の遺族であり、そして詐欺集団の加害者でもある。
100ページ過ぎたときに出てくる登場人物、洋食屋の御曹司 戸神の出現で
洋食屋、ハヤシライス という どう考えても犯人だろうという人間がでてきてしまう。
最悪のエンディングを想像するしかなくなり、読むのを止めてしまった。
この三人の子どもたちは、主人公として、被害者として読者の心に親近感をわかせるし、
東野圭吾の本は犯罪者が繰り出すトラップがとても魅力的に描かれるので
加害者側としての騙しのテクニックの魅力も一緒に感じてしまうふたつの魅力を持っている。
だから、この3人のラストが怖かった。
が、オチについては結構淡々と進み、
動機部分もすごくやるせないどうしようもない感覚が薄いという、不思議な感じ。
聖女の救済や、容疑者Xの献身ほどの苦しさは、ないのがちょっと残念。
今更ながら東野圭吾はじめて読む
http://yasu0312.blogspot.jp/2015/01/blog-post_41.html
でも、魅力的な三兄妹だった。そしてタイトル通りの絆のお話
0 件のコメント:
コメントを投稿